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アンジュリーゼ物語

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番外編1 アンジュリーゼ暗殺計画

 
前書き
これは、アンジュリーゼ達ダイヤモンドローズ騎士団がドラゴンの世界に行く前の物語である。
アンジュリーゼはノーマとして隔離されるも、ジュリオ艦隊との戦いを経て皇国に戻る。
彼女が皇国に戻ってきたことにより、ミスルギ皇国は祝賀ムードに包まれた。
彼女がノーマであろうとお構いなしになっていたのだ。
だが、ノーマの愛娘のセーラを助けなかった彼女に恨みを抱く女がいた。
その女はマリアという名前の女である。 

 
マリアは、セーラが連行されて以来、ずっとアンジュリーゼを憎んでいた。
洗礼の偽にて、アンジュリーゼがノーマであることが暴かれ国民から罵声を浴びせられるシーンを見た時には、「ざまあみろ」と言って一時の快楽を味わっていた。
しかしその後も彼女に対する恨みは消えなかった。
アンジュリーゼは今どこにいるのか、生きていたら殺してほしいと思っていたのだ。


・アンジュリーゼがアルゼナルにいる時の話
マリアは、1人目の刺客を利用した。
彼女の名前は、サクラ・東雲(しののめ)である。
彼女は、マリアを常連客とする酒場に派遣されているメイドである。
しかしメイドに見合わぬほど運動神経は抜群。
暗殺のプロにもなりえるほどであった。
しかしモモカとは犬猿の仲。
モモカと同じ、鳳凰院高校に通っているが、最終学年(高3)であり18歳。
モモカの先輩である。

マリアから依頼された暗殺の手口はこうである。
モモカに化け、アンジュリーゼのいる所に行き、「アンジュリーゼ様」と言って彼女に接近した瞬間に刃物で彼女の急所を刺すというもの。
そのため、サクラはマリアからナイフとカツラを授かったのだ。

成功した時の報酬は、マナの光の宝石である。
マナの世界は貨幣経済ではないので、お金というものは存在しないのだ。

まずサクラは、仕事がない日にてノーマ連行車の走行ルートを探る。
その為に病院に行き、生まれたばかりの赤ん坊を検疫しに行く検疫官を尾行。
検疫官は、赤ん坊を1人ずつ検疫する。
そして5人目の赤ん坊は、マナの光を破壊。
検疫官「この者を、第1203-78号ノーマと認定。」
ノーマ認定を受けた赤ん坊を連行する検疫官を、サクラは尾行する。
サクラ「(ノーマはやっぱり利用しがいがある…。)」
その赤ん坊を護送するパトカーを、サクラはバイクで尾行した。
サクラは高1でバイクの運転免許を取っている。
そしてサクラは、ノーマ護送機の飛行場に来た後ノーマ護送機に侵入しようとする。
しかし関係者にバレて、身柄を拘束される。
だが、アルゼナルの機密情報(ノーマ達がドラゴンと戦っていること)を知られなかったようなので、極刑に処されることはなかった。

マリアは、サクラが拘留されたことを知った後、2人目の刺客を誰にするか考えた。


・アンジュリーゼがアルゼナルからミスルギ皇国に帰ってきた後の話
マリアは、2人目の刺客を決めた。
その刺客の名前は、ユウゾウ・毒島(ぶすじま)。
料理のプロであり、マリアの叔父である。

マリアから依頼された暗殺の手口はこうである。
皇宮の料理人に化けて、アンジュリーゼの料理に毒を混ぜるというもの。
その為毒島は、マリアから毒物を授かったのだ。
その毒物は、マナの光でも中和できないほど強烈である。

ユウゾウは、どのようにして皇宮に侵入するかを考えた。

しかしその間、エルシャはセーラが入っている籠をマリアの家の前に置いた。
マリアは、その籠を見つけ、セーラを籠から出した。
マリア「きっとアンジュリーゼ様が、セーラを取り返してくれたんだわ。」
マリアは、ユウゾウにアンジュリーゼを殺さないよう命じた。 
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