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杉本鈴美の救済ルート

作者:カラカタ
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原作開始前
  第2話

 
前書き
少しランキングを見たら日間ランキング一位!?

本当に評価ありがとうございます!!! 

 
 「失礼します」


 「いらっしゃい」



 .........今日は吉良の襲撃の日だ。
 早めに鈴美の家に来たが準備は出来ていたようだ。鈴美の服が制服から私服に変わっている。

 鈴美だけ俺の家に避難させる事も考えたが、それは応急処置にすぎない。
 他の人が吉良の餌食になるだけ。もしかすると物語の主要キャラが襲われるかもしれない。
 ここで上手く痛い目に合わせて原作まで休んで貰わないと......だが、どうすれば ?


 SPW財団に頼もうと思いもしたが吉良はまだ唯の殺人鬼。いくら親戚の頼みでも小さな町のいち殺人鬼に手間をかけるほど暇じゃないはず  
 

  「いや、悩んでも仕方無い。俺がやらなきゃ鈴美が死んでしまう....」


 




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 鈴美の家で夕食を食べた後...


 
 「そういえば鈴美」

 「何かしら ?」

 「俺の部屋は何処になるんだ ?」

 「ああ、言ってなかったかしら。
  私と同じ階の一階に向かう階段の横の部屋よ」

 「.........そうか」


 「それよりもまだ寝るまで時間があるから少しトランプとかしないかしら ?」


 「OK」






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 「ふぁぁぁ......私、眠いからもう部屋に帰るわ。おやすみなさい」



 「ああ、おやすみ」


  鈴美が部屋に帰った事を確認すると俺は覚悟を決め、部屋から出た





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「奴は、必ずここの階段から上がってくるはずだ....」


 今、俺は階段の影に身を潜めナイフを片手に吉良を待ち伏せていた。

 

 原作では吉良は鈴美を襲う前に親を襲い、それからやつは鈴美の下のベッドに潜り込んだ
 鈴美の両親の部屋は階段を挟んで隣にある。もし吉良が窓から侵入したとしても窓の横は鈴美の部屋が一番近いからまず窓からとは考えにくい。

 
 残るは玄関だ。そこからここの階に来るためには階段を使わなければならない。
 奴が上がってきたその瞬間、奴をナイフで襲う。
 

 「よし、この作戦でいこう......」




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(.......おかしい。待ち伏せていても一向に現れる気配がない....)


 階段から上がってくる気配がないことをおかしいと思い始めたとき、階段の横の鈴美の両親の部屋から何かが滴り落ちる音が聞こえた



(.... まさかもう入られていたのか!? 一体何処からッ!!?)


 不味い、と思い鈴美の部屋へ駆け出し、部屋のドアを開けた。
 すると寝ている鈴美のベッドの前に男が立っていた。その男の片手には光るナイフのようなものがあった


 吉良は俺の方を振り向いた

 「.....君はだれだ? 杉本家の人間じゃないな ?
........この部屋は暗い。顔は見られていないが現場を見られてしまった。きみにはわるいが君を始末させてもらう..... 」


 そういいながらこちらへナイフを向けながら向かってきた
 応戦をしたがナイフを弾かれ、壁に突き飛ばされてしまった。
  
 「グッ......」


 「フフフフ...........」


 


ま.....まずい。この....ま..までは....





















 








 
















 
 

 
後書き
次回完結 
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