ヘタリア学園
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第五千七百十七話 アメリカ文学じゃない
第五千七百十七話 アメリカ文学じゃない
カナダは日本に彼にとっての切り札を出しました、その切り札は一体何かといいますと。
「赤毛のアン知ってるよね」
「名作中の名作ですね」
まさにと答えた日本でした。
「シリーズになっていて娘さんも登場されますね」
「うん、カナダ文学の代表作だけれど」
「そうですね、ただ」
「ただ?」
「アメリカさんの文学と思っている方がおられますが」
「そうした人多いよね」
カナダは悲しいお顔で応えました。
「そうだよね」
「それはそうなるでしょうか」
このことは曖昧に答えた日本でした。
「特に子供の方々は」
「僕の文学だからね」
このことを強調した日本でした。
「覚えておいてね」
「私はわかっていますので」
実は日本も間違えかけることがあったりします、この辺りはどうにもカナダにとってはよくないことであります。
第五千七百十七話 完
2016・7・15
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