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ヘタリア学園

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第五千六百八十八話  怪奇小説か

第五千六百八十八話  怪奇小説か
 魯迅の作品について日本は思うことがありました、それで中国に対してその思うことを言ってみました。
「怪奇小説作家だったのですか?」
「読んでいたら怖いあるな」
「妖怪変化の類は出ないですが」
「聊斎志異ではないある、しかしある」
「聊斎志異よりもです」
 日本は言いました。
「遥かに怖いですが」
「それは僕も思っていたことある」
「多くの作品がそうですね」
「人間を書くとそうなるあるか」
 中国はこのことは真剣に思いました。
「その内面を書くと」
「それは私のところでもそうですね」
「手塚治虫先生の作品あるな」
「はい、漫画ですが」
 この人の作品でもあります。
「人間の闇こそが」
「一番怖いあるかも知れないあるな」 
 魯迅はそれを書いていました、中国の旧態依然としたものと共に。だから怖かったのです。


第五千六百八十八話   完


                          2016・6・29 
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