| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

NIGHT ANGEL

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

6部分:第六章


第六章

16.冬の花
 冬に咲く花一輪  貴女にあげたい

 こんな寒い季節に咲く花  それを貴女へ

 寒くても花は咲く  それを貴女に知って欲しいから

 白くて澄んだ花  見ているだけで落ち着いてくる

 だから貴女にも見て欲しい  そっとあげたい

 花は何も言わないけれど  何も囁かないけれど

 それを貴女に見て欲しい  それだけでいいんだ

 冬の花は貴女にあげる為のもの

 だから今ここに一輪  そっと贈るよ

 静かに


 冬に咲く白い花  貴女の小さな胸に

 どんな時でも命があることを  貴女に伝えたい

 どんな時においても  命はあるということを知って欲しい

 だからこの白い花を  貴女に受け取って欲しいんだ

 そして花を見てもらいたい  少しでいいから

 花は貴女に心で囁いてくれる  その奇麗な息吹を

 それを感じて欲しい  僕が願うのはそれ

 冬の花は貴女にきっと教えてくれる

 だから今それを貴女に  そっとその手に

 奇麗に


 冬の花は貴女にあげる為のもの

 だから今ここに一輪  そっと贈るよ

 静かに


17.WINTER LOVE
 急に幕がひらいた舞台

 君と僕の恋が今はじまったんだ

 冬の街で偶然出会っただけなのに

 それではじまった恋  WINTER LOVE

 寒い冬は一瞬で終わって  熱い恋がはじまったよ

 もう他のことは目に入らない  君だけしか見えない

 そんな僕達の冬の恋  今から楽しもうよ

 これからどうなるかはわからないけれど

 それでも今はじまったんだ  僕達の舞台が

 その舞台の中央で  二人で踊ろう

 WINTER LOVE


 恋はいつも突然に

 はじまってそれで続くものだから

 雪の街ではじまった熱い恋は

 それだけで舞台になるよ  WINTER LOVE

 君と一緒なら何時だって  寒くなんかはないんだ

 君がいたらそれだけでいい  もうそれで充分だ

 そうして僕達は楽しんでいく  真冬の恋を

 二人で綴っていく僕達だけの舞台

 今幕を開けたんだよさあ二人で  一緒に踊ろう

 他には何もいらない  君と僕だけで


 これからどうなるかはわからないけれど

 それでも今はじまったんだ  僕達の舞台が

 その舞台の中央で  二人で踊ろう

 WINTER LOVE


18.眩い夜
 夜道にふと気付いたんだ  今日の夜は明るい

 眩いまでの月明かり  それが照らしてくれているから

 その月明かりの中を一人歩く

 楽しさがこみあげてくる  月の光が楽しいんだ

 ただ光り輝いているだけなのに楽しくなるんだ

 たまには一人もいいものだと  誰かに言われたけれど

 それが今わかったよ  一人でもいい時があるんだって

 それを味わいながら歩いていく

 落ち着いた気持ちの静かな夜  

 月明かりだけで他には何もない夜

 そんな夜を味わって一人楽しむ  眩い夜を

 
 夜なのに凄く明るいんだ  今日の月明かりは

 白い光が街を路を  奇麗に照らし出してくれている

 その月明かりは幻想か

 そうも思ってしまうよ  そこまで美しいから

 冷たくて澄んだ光が全てを照らしているのだから

 一人でそれを見ていると  その光を独占したくなる

 この光は僕のもの  僕だけが持っているもの

 独り占めしたくなってくるよ

 それだけ奇麗な光だから
 
 その光を集めて一つしたらそう

 宝石にして何処かに飾りたい  この夜に


 落ち着いた気持ちの静かな夜  

 月明かりだけで他には何もない夜

 そんな夜を味わって一人楽しむ  眩い夜を
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧