FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~
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ウェンディvs.エゼル
前書き
今月マガポケでRAVEが無料で読めるということで、某サイヤの方が気になったらどうぞ的なことを前に言ってたから読んでみてる今日この頃。
FAIRYTAILとRAVEのコラボOVAのお話を書こうか迷った末にやらなかったけど、ダメ元でやってみるべきだったかな?全部読んだ訳じゃないからわかってないとこが多々あるけども。
「「「カミューニさん(くん、カミュ)!!」」」
攻撃を受け、出血している目を押さえその場にしゃがみこむカミューニさん。それを見下ろすように立ち上がったノーランは、彼の腹部を蹴り上げる。
「ぐっ!!」
思わず尻餅をつくカミューニさん。目の前がまっくらであろう彼に、ノーランは情け容赦なく攻撃を仕掛けようとする。
「まずい!!」
カミューニさんは相手がどういう行動に出ているのかわからない!!どちらに避ければいいのか、どれだけピンチなのかもさっぱりなはずだ。
「シリル!!援護してくれ!!」
「ラクサスさん!?」
「何する気~!?」
大剣を作り出し、降り下ろそうとしているノーラン。それを見たラクサスさんは、言うことを聞かない体にムチを打ち、カミューニさんの救出に動き出す。
「やるしかないか!!」
タイミングもギリギリだし、今の威力やコントロールではどうなるかわからない。けど・・・カミューニさんを助けるためには、一か八かやるしかないでしょ!!
「水竜の・・・」
空気を吸い込みながら、大きく頬を膨らませていく。狙うは、ノーランの右腕!!
「咆哮!!」
尻餅をついているカミューニさんの頭上、ノーランの剣を持つ腕めがけてブレスを放つ。きっちりと狙いを定め、範囲を絞ったことにより、水のブレスは一直線に敵の腕へと向かっていく。
「なっ・・・」
剣を降り下ろしかけたその瞬間、彼の目の前にたった今放たれたばかりの魔法が現れる。彼は回避しようとしたが、すでに攻撃をしている状態だったため、そのブレスに剣を弾かれてしまう。
「ナイスシリル!!」
そう言ったのは雷の竜。彼は全身に雷を纏わせ猛スピードでカミューニさんの元に行くと、彼の首もとを掴みすぐさま戻ってくる。
「っやろ!!」
一歩引いたところでノーランが蹴りを放つ。しかし、それよりもラクサスさんの速度が早く、ギリギリではあるが俺たちの前まで戻ってくることができた。
「すごいよラクサスくん~!!」
「さすがです!!」
「まぁな」
カミューニさんを片手で掴んできた彼に声をかける。ただ、相当無理をしたようで、肩が大きく上下し、息が上がっているのは明らかだった。
「すまねぇ・・・助かった、シリル、ラクサス・・・一応セシリーも」
「僕何もしてないよ~」
目から血の涙を流しながら謝罪するカミューニさん。彼は目を開けようと何度も瞬きをするが、痛みが走り、それをできるようにはとても見えない。
「シリル、治せないか?」
「やってみます!!」
ラクサスさんに言われ、治癒魔法を開始する。しかし、その傷が治る気配が一切ない。
「無駄だ。今のお前ではその傷さえも治せまい」
「何・・・?」
魔力を全開にして治癒をしている俺を嘲笑うかのような声でそう言ったのは冥府の門。彼の言葉を聞き、思わず俺は睨み付けていた。
「お前が力を発揮できていない理由。それは、俺たちが施した実験による副作用だ」
「実験・・・?」
そう言われ、自分の腕に視線を落とす。そこに薄く浮き出ている謎の模様。さっきこれを俺が眠っている最中に現れるような実験をしていたと聞いたけど、これが何なのか、それすら全くわかっていない。
「何なんだ、この模様は!?」
「最近手に入れた資料に乗っていた魔法、『天空の滅悪魔法』」
「天空の・・・」
「滅悪魔法・・・だと?」
「何それ~?」
ノーランから聞かされた魔法、それに聞き覚えのないカミューニさん、ラクサスさん、セシリーは驚いたように声を出している。だけど、俺にはアトラスフレイムのある言葉が頭に浮かんできていた。
『あの男は・・・我を悪魔と思っていた。我を消すために村中を凍らせた。
悪魔払いの魔導士・・・滅悪魔導士』
滅竜魔導士の俺でも、話だとドラゴンよりもパワーがあるらしいレオンでも倒すことができなかった相手、アトラスフレイム。しかし、氷の滅悪魔導士という奴は、彼どころか周囲に人々も氷付けにしたと聞いている。
ノーランが言っていた天空の滅悪魔法・・・それも、もしかしたらその魔法と同じような悪魔を倒すための魔法ということなのだろうか?
「天空属性を持っているお前で、滅竜と体内に混ざったときの反応を見てみようと思ったが、ミラジェーンが途中で助けやがったからなぁ。まぁ、その結果滅竜魔法も使えなくなってる訳なんだ」
やっぱり調子が悪かったのは、この模様が原因だったのか・・・これさえなんとかできればノーランと戦えるんだろうけど、それができないから困ってるんだよなぁ・・・
「魔障粒子で動けないラクサス、魔法の融合の失敗で満足に使えないシリル、目を潰されたカミューニに戦力外の猫。おまけにもう十分もすればフェイスが発動して大陸中の魔力が失われる」
「あと・・・」
「たったの十分!?」
「そんな~!!」
残された猶予もなく、戦える人員も残されていない。もしここでフェイスが発動したら、間違いなく俺たちは全員殺されてしまう。
「ウェンディ・・・」
「シャルル~・・・」
フェイスの元にたった二人で向かった二人の少女。彼女たちの顔を思い浮かべ、小さい頃からずっと一緒だった俺とセシリーは名前を呟く。
「「頑張って」」
大切な仲間を守るため、劣勢のこの状況を打破するため、そして・・・彼女たちと笑顔で喜び合うためには魔法が必要だ。
それをなんとかできるのは、ウェンディとシャルルしかいない。ウェンディとシャルルに、願いを込めて両手を握り合わせた。
ウェンディside
冥府の門の本拠地から抜け出して数分、草も木も見当たらない広大な荒れ地の上空を進む私とシャルル。その視界に、大きな穴が見えてきました。
「ドクゼリ渓谷の大空洞。あれだ!!」
フェイスのあるその場所にようやく着いた私たちは、さらに速度を上げてその穴の中に飛び込んでいきます。
「深いね」
「フェイスはどこにあるのかしら」
まるで地球の中心に届くのではないかというほど深い大空洞。シャルルは今ある力をフルに使い、一番下の地面へと私を連れていってくれました。
「ウェンディごめんなさい。魔力を使いすぎたみたい」
「ううん。ありがとう」
疲労でその場に横たわるシャルル。普段は出さないような速度でずっと飛んでたんだもん。疲れてしまうのは当然のことだよね。
「横穴があるわ。行ってみよう」
動けないシャルルを抱え、ずっと奥に続いている洞窟を進んでいきます。その際、フェイスを見落とさないようにと周囲を見回しながら、ゆっくりと転ばないように歩いていきます。
「暗くなってきたね。地上の光が届かないんだ」
先に進んでいくと、次第に周りが暗くなっていくのを感じます。まるで夜道を歩いているかのような、そんな印象を受けました。
「足元もよく見えない」
暗くて歩いているところがどうなっているのかわかりません。もし石や段差があったら、転んでしまいそうです。
「ん・・・」
「シャルル、大丈夫?」
一人で不安な気持ちになっていると、疲れて眠っていたシャルルが目を覚ましました。
「平気・・・疲れただけ・・・」
顔色が悪く、口を開くのも辛そうなシャルル。だけど、気がついてくれてよかった。無理させちゃったから、すごく心配だったんだもん。
「それより、早くフェイスを見つけないと」
「でも、形も大きさもわからないのに、どうやって探せばいいのか・・・」
大陸中の魔力を消滅させる魔導パルス爆弾フェイス。知っているのはそれだけ。どんな形のものなのか、どれくらいの大きさなのか、わかってないのにどうやって探せばいいのかな?
「シリルなら、こんなときどうするのかな?」
「あの子は特殊な目もあるし、見つけるのは得意そうよね」
大好きな少年の名前を出して、彼ならこんな時にどうするか考えてみました。シリルは天狼島で戦ったカミューニさんから、滅竜魔法を使えるようにする魔水晶をもらいました。それの効果により、遠くにあるものや壁で隠れているものも簡単に探し出すことができるようになりました。彼なら、フェイスがどんなのかわからなくても、なんとか見つけ出すことができるんだろうなぁ。
「私にも、もっと大きな力があれば・・・」
「しっかりして。あんたには、あんたのできることがある。集中して、魔力を感じるの」
シリルやナツさんみたいに、大きな力があれば、フェイスを破壊することもできるんだろうと思っていると、シャルルがそう言って励ましてくれます。彼女のおかげで、元気が出てきました。
「わかった!!やってみる」
目を閉じ、洞窟内の魔力や音に意識を傾けます。
「ん?」
すると、ふくらはぎのところに何かが触れている感触があるように感じます。一度集中を解いて目を開くと、ニーソをカサカサと登ってくる虫がいることに気づきました。
「うわあああああああ!!」
びっくりして悲鳴をあげると、地面からたくさんの虫が私の周囲にやって来ていることに気付きました。
「きゃあああああああ!!」
羽根を広げて私に飛びかかってきたように見えた虫たち。それを見て驚いた私は、その場から全速力で逃げ出しました。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
乱れた呼吸を整えるのと、走ったことで疲労した足を休ませるために両膝をついて休息します。あんなに虫がいるなんて、全然気付かなかったよ・・・
ポタンッ
「うわあああああああ!!」
休んでいたところ、突然首もとに水滴が落ちてきます。でも、それが一瞬何なのかわからず、さっきの虫なのかと勘違いした私は、またしても悲鳴を上げてその場から走り出しました。
「もうどこをどう走ったかわかんなくなっちゃったよ」
やっと落ち着いてきたのでもう一度休息をすることにしました。自分が走ってきた道を振り返りますが、びっくりして何も考えずにはしってしまったこともあり、どこからやってきたのかさっぱりわかりません。
「冷静に。深呼吸するのよ、ウェンディ」
「深呼吸・・・」
シャルルにそう言われ、数回大きく深呼吸します。すると、あることに気がつきました。
「ここ、空気がおいしい!!」
「低温高湿度、だからかしらね?」
この洞窟の空気が、森の中で深呼吸しているような、それぐらいおいしい空気なんです。低温高湿度の空気だからおいしいとシャルルは言いましたけど・・・
「なんだか、それだけじゃないような気がする」
普通のおいしい空気とはどこか違う・・・でも、何が違うのかまではわからない。
「待ってウェンディ。何か・・・何か大事なことがわかりそう」
「え?」
突然悩ましげな表情を浮かべるシャルル。一体どうしたのかな?
「う~ん・・・疲れてて考えが纏まらない。すごく大切なことのような気がするんだけど・・・」
翼を長時間使い、なおかつ高速移動していたシャルルはまだ疲れが取れず、万全じゃない状態で頭をフル回転させています。
「なんだこの小せぇのは」
「「!!」」
すると、私たちの頭上・・・洞窟の天井部分から誰かの声が聞こえてきます。
「ふざけんなキョウカの奴、これじゃあ腹は膨れねぇ!!」
見上げた先にいたのは、四本の腕を持った、人間とは似ても似つかぬ姿をした巨大な何かがいました。
「俺にこんな仕事を押し付けやがって!!」
天井にぶら下がっていたそれはこちらに飛んでくると、いきなり私たちを殴り付けようとします。それを受け、私はすぐさま後方に飛んで回避しました。
「冥府の門!?こいつがフェイスを起動させたのね!?」
「おおよ!!フェイスを止めに来るバカがいるかも知れねぇから、そしたら食っちまっていいってな!!
だが!!こんなちっこいのじゃ・・・期待外れだぜ!!」
彼はそう言うと太く鍛えられた腕で攻撃を繰り出します。それもギリギリで避けた私は、彼から逃げるために全速力で走り出します。
「どうしよう!!こんなのと戦ってる場合じゃないのに」
「待ちやがれ!!」
時間が迫るフェイスの起動までのリミット。今はこいつから逃げて、なんとかしてフェイスを止めないと。
「逃げた方がいいわ。あんた一人で敵う相手じゃない!!」
シャルルのいう通り、ここは逃げるのが一番だと思う。だけど、迫ってくる悪魔さんは私に次々に攻撃を仕掛けてきて、それを避けるので精一杯。とても逃げ切れそうな気がしません。
「逃げ切れない。やるしかないよ!!」
「ダメよウェンディ!!」
動けないシャルルを近くの岩に立て掛けるように置くと、すぐに後ろを振り向き戦闘態勢に入ります。
「全属性耐性上昇、神の王冠!!全身体能力上昇、神の騎士!!」
覚えたての魔法で全身を光に包ませる。これだけでもすごい効果があるけど、まだまだこれだけじゃ終わりません!!
「攻撃力倍化!!防御力倍化!!速度倍化!!付加!!」
「付加魔導士か」
すべての能力を倍化させて準備万端。ここから一気に攻めさせてもらいます!!
「天竜の・・・咆哮!!」
風のブレスで敵を飲み込みます。これでどれだけ効果があるかはわからないけど、大きなダメージは与えられたはず。
「バハッ!!」
「!!」
砂煙の中から現れた悪魔は、なんと全くの無傷でこちらに迫ってきます。それを見て私は思わずビクッとしました。
「暴れていいのかよ!?あぁ!?こんなチビなのに、暴れていいのか!?」
よくわからないことを叫びながら向かってくる敵。でも、隙だらけですよ!!
「天竜の鉤爪!!」
ほとんどロスタイムなく繰り出すことができた蹴り。それは、こちらに飛んでくる敵の顔を見事に捉えました。
「ハハッ」
「え?効いてない?」
まともに入ったはずの鉤爪。それなのに、敵は余裕の笑みを浮かべ、両手を体の前でクロスさせます。
「天下五剣・・・」
「ウェンディ!!避けて!!」
「鬼丸!!」
腕を広げると、それと同時にすごい勢いで斬撃が私の脇をすり抜けていきます。それは、後ろの壁を真っ二つにするほどの威力がありました。
「ハハハハハッ!!」
あまりの一撃に動揺していると、立て続けに攻撃に出てくる悪魔。彼のその攻撃は、私のツインテールの片方を切り飛ばしました。
ブンッ
「はっ・・・」
その斬撃の直後、今度は触手のような足が私の腹部を打ち付け、それにより吹き飛ばされてしまい、壁に激突します。
「数珠丸!!」
「ウェンディ!!」
壁に叩きつけられた私にまたしても新たな攻撃が向かってきます。次々に攻められているせいで避けることができず、体の前で腕を交差させ、なんとか凌ごうとしてみますが・・・
「防御魔法を重ねがけしてるのに・・・なんで・・・」
迫ってくる波動の前に耐えきることができません。やがて、彼の力で大きな爆発が起き、吹き飛ばされてしまいました。
「きゃあああああああ!!」
地面を滑るように飛ばされた私。その痛みで起き上がれずにいると、上から冥府の門が動けないように押さえつけてきました。
「うっ!!」
すごい力で押さえつけてくる冥府の門。体格差がありすぎて、全然動けない・・・
「見ろ」
「??・・・!!」
力を入れようと目を閉じている私にそんな指示を出して来るので、訳もわからないまま目を開けると、強い光が入ってきます。
その光の正体は、巨大な塔のような姿をした、真っ白い人間の顔が先についているものでした。
「これがフェイスだ」
「これが・・・」
初めて見るフェイス。それは人間である私たちの十倍・・・いえ、もっとあるのが確実なほど巨大な塔でした。
「発動まであと五分。さすがにこんなに近づくと、すげぇエーテルナノ濃度だ。臭くていけねぇ」
「エーテルナノ・・・」
彼の言葉にシャルルは四つん這いになりながら、何かを考えているように見えます。
「だがそのエーテルナノが魔法を滅ぼす。大陸中の魔力を奪い、俺たちの呪法が世界を支配する」
「くっ・・・うぅっ・・・」
こんなに近くにフェイスがある。それなのに、相手の押さえ付ける力に勝てず、破壊することができないなんて・・・
「お前はその前に粉々に砕いてやるよ!!」
「うっ!!あぁ・・・」
体を押さえ付ける足に力を入れ、押し潰そうとして来る。その痛みに声すら出すことができず、ただただされるがまま。
「ウェンディを離しなさい!!このこの!!」
腕が折れそうなほどに圧迫されていたのに、この声と一緒に力が一瞬緩んだのを感じました。目を開けると、そこには敵の顔を引っ掻くシャルルがいます。
「シャルル・・・」
「ウェンディを離しなさいよ!!」
「ダメ・・・逃げて・・・」
「ウェンディを離して!!」
涙を浮かべながら、強大な敵に向かっていく彼女の姿に、私も涙を流しそうになります。でも、そんなシャルルの体を、大きな手で鷲掴みにしました。
「シャルル!!逃げて!!」
「んだぁ、この猫は?食っていいのかよ」
シャルルを顔を握り潰す勢いで持っている悪魔。彼のその言葉に思わず声を張り上げました。
「やめて!!お願い!!」
懇願する私。でも、彼はそれを聞き入れず、大きく開けた口にシャルルを頭から入れようとしていきます。
「いやあああああああ!!」
大切な友達が食べられる。その光景を見ていることが耐えきれない。助けたいのに助けることができないなんて・・・
「ウェンディ・・・空気・・・」
「!!」
飲み込まれる直前、目があったシャルルが小さく呟きます。それを聞いた時、頭の中に彼女がさっき話していたことが甦ってきました。
(空気・・・おいしい空気・・・フェイスの周りに漂う、高濃度エーテルナノ・・・空気がおいしい理由はこれだったんだ)
深呼吸をした時、おいしいと感じた空気。その理由がわかった。そして、この空気が私に大きな理をもたらすことも。
(これが混ざって私の体内に入れば・・・もしかして・・・私もシリルみたいに・・・)
大きく空気を吸い込んでいく。すると、次第に体に力がみなぎってくるのを感じました。
「ハアアアアアアアッ!!」
雄叫びと共に魔力を解放します。すると、さっきまでびくともしなかった敵の体が、押し出されるように宙に浮きました。
「な・・・なんだ!?」
突然のことに何がなんだかわからない彼は、食べようとしていたシャルルを地面に落っことしています。
全身に風を感じ、溢れる力を用いてその場に起き上がります。
「やっと追い付けたよ、シリル」
足や腕に羽根が生えていて、髪の毛もピンク色になっている。天狼島でシリルが私を助けるために見せてくれた、滅竜魔導士の最終形態。
(あんなに臆病で、弱々しかったウェンディが・・・ついに、竜の力を手に入れたんだ!!)
今度は私が皆さんを守る番!!ついに手に入れたドラゴンフォースで、目の前の敵を倒すんだ!!
後書き
いかがだったでしょうか。
ウェンディもドラゴンフォースを手に入れましたね。凛々しくて可愛いです、はい。
次は二人の対決決着編です。
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