| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千六百三十八話  長いからこそ

第五千六百三十八話  長いからこそ
 フランスと同じと言うべきか長編作品を文学に沢山持っているロシアですが日本にこんなことを言いました。
「長いとそれだけ読めるね」
「楽しめるというのですね」
「その間ずっと考えられるしね」
 つまり思索に耽けることが出来るというのです。
「寒いお家の中でね」
「だからですね」
「うん、長い作品がいいんだよ」
 ロシアの冬の長さがここで影響したのです。
「時間を潰せるからね」
「このことは非常に大きいですか」
「お酒を飲みながら読むのもいいよね」
「ウォッカですね」
「うん、そうしたのもいいから」
「長編作品はお酒の友達にもなるのですね」
「それにずっとお家の中にいないといけない状況で書いてると」
 書く方もというのです。
 どうもロシア文学の長編が途方もなく長いのには理由があるみたいです、ロシア独特の気候雪と氷のです。


第五千六百三十八話   完


                      2016・6・3 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧