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並木道

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9部分:第九章


第九章

25.寂しい響き
 寂しい朝にギターを鳴らす

 御前がいなくなったから仕方なく

 昨日までは二人笑顔で聴いていたギター

 今じゃ鳴らしている俺も聴いちゃいない

 あの日御前に贈った曲を今

 一人だけで鳴らしているよ

 昨日の朝は天国で  夜は地獄になっていた

 御前はもう帰らない  何があっても

 そのことを噛み締めながら今は

 ギターを一人かき鳴らすよ

 SAD SUNDAY MORNING

 
 悲しい朝のギターの音色

 御前に今それを捧げたいんだ

 あの日御前に贈った薔薇と一緒に

 行ってしまった御前に捧げたい

 二人笑ったあの日々はもう

 帰って来ないから

 御前だけが行って  俺だけが残されて

 俺は部屋で一人  ギターを手にし

 悲しい心を抱いたまま今は

 ギターを鳴らすだけさ

 SAD LONLEY SUNDAY


 昨日の朝は天国で  夜は地獄になっていた

 御前はもう帰らない  何があっても

 そのことを噛み締めながら今は

 ギターを一人かき鳴らすよ

 SAD SUNDAY MORNING


26.ラブコール
 愛してる愛してない

 その些細な言葉が人を変えてしまう

 たった一言だけれどそれでも

 人の言葉はそれだけ心に残ってしまう

 彼女の愛しているという言葉を

 昨日聞いてまるで天国にいるような気持ちになれた

 僕が彼女に愛されている  そのことを知って

 僕は夢の中にいるようだった

 だから僕も彼女に伝えたいものがある

 それがラブコール  愛してるって言うよ

 
 愛してるとの言葉が

 人の心を幸せの仲に誘っていく

 簡単な言葉だから余計に

 全てのものを幸せにしていく

 彼女は今僕をそうさせた

 彼女から言われて僕は信じられなかったけど

 彼女の口から直接に  愛してるって

 僕の幸せは今決まって

 今度は僕が彼女に伝える番になった

 それはラブコール  愛を誓う言葉さ


 僕が彼女に愛されている  そのことを知って

 僕は夢の中にいるようだった

 だから僕も彼女に伝えたいものがある

 それがラブコール  愛してるって言うよ


27.悪口
 簡単なことが一つだけあるよ

 自分の国の悪口を言うこと

 嘘でもいいよ  それを言うだけでいいんだ

 馬鹿の一つ覚えで言えばそれでいいよ

 他の国に出向いて子供の前で叫べばいい

 それで昔はいい人だと思われたから

 けれどそれは恥ずかしいことで

 自分で自分を貶めることだから

 やがては自分の首を絞めることになるから

 悪口は止めておきたい  しかも自分の家のことは


 やってはいけないことは一つ

 嘘までついて自分の国を

 貶めてまで  自分をいい人間に見せる

 それは人としては凄く卑しいことだよ

 若しそんなことをしたら君の心はきっと

 この上なく卑しいものになるから

 恥を知り真実を語ることが

 それこそがやるべきことだよ

 自分も自分の国も等しく大切

 だから恥を知ったうえ  自分の国を愛そうよ


 けれどそれは恥ずかしいことで

 自分で自分を貶めることだから

 やがては自分の首を絞めることになるから

 悪口は止めておきたい  しかも自分の家のことは
 
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