ヘタリア学園
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第五千五百七十六話 プロフェッサー
第五千五百七十六話 プロフェッサー
トールキンさんは小説を書き残しましたが本職は小説家ではありませんでした。それでは本職は何だったかといいますと。
「教授さんでしたね」
「オックスフォードのな」
まさにそうだったのです。
「あそこの教授さんだったんだよ」
「そうでしたね」
「だから文章も確かでね」
「創作にもそれが生かされてますね」
「学識が半端じゃなくてな」
それこそです。
「完璧主義だったんだよ」
「それで執筆にあたってもでしたね」
「作品世界を練り上げていってな」
本当に細かいところまで考えてです。
「やっていった人だよ」
「職業意識の強い人だったのですね」
「それも相当にな」
「だからこその名作ですね」
教授という職業が見事なまでに活きている、そうした作品を残してくれたのです。これこそ本当の意味でのプロフェッサーでしょう。
第五千五百七十六話 完
2016・5・2
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