英雄伝説~焔の軌跡~ リメイク
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第99話
~根源区画・奥~
「みんな、行くわよ!」
「刃に宿れ、更なる力よ―――アグリゲットシャープ!!」
「力がみなぎる……剛招来!!」
「スゥゥゥゥ……ハアッ!!」
「せいっ!ラ・クレスト!!」
「ハッ!A-クレスト!!」
決戦を開始したエステルは掛け声で、アリエッタは譜術で、レーヴェとヨシュアはアーツで仲間達の様々な能力を上昇させ、ルークとレンはそれぞれの気功のクラフトで自分達の身体能力を上昇させた。
「風雷神剣!!」
「喰らいやがれ!!」
仲間達のクラフトやアーツで様々な能力を強化されたレイスとアガットは同時に攻撃を仕掛けて敵にダメージを与え
「そこっ!エアリアル!!」
「やあっ!スパイラルフレア!!」
「我が火は爆ぜる魔炎! バーンストライク!!」
アーツの駆動や譜術の詠唱を終えたアーシアとカリン、イオンが後方からアーツや譜術を放って追撃した。
「翔舞煌爆破!!」
「双連撃!!」
「二の型―――大雪斬!!」
「空破――――絶掌撃!!」
「旋風斬!!」
3人の魔法攻撃が命中するとエステル、ヨシュア、ルーク、レン、レーヴェはそれぞれ敵に近づいてクラフトを叩き込み
「――――来て、光の鉄槌!リミテッド!!」
アリエッタは短い詠唱で発動させることができる初級譜術で追撃した。
「――――――」
一方ダメージを受けた敵は巨大な腕を振るって自分に近づいたエステル達にダメージを与えると共に吹き飛ばし
「―――――」
後方にいるアーシア達には光の槍を放つクラフト―――神槍イナンナを命中させてダメージを与えた。
「回復してあげる♪ミラクルバレット!!」
「エイドスよ、我らにお慈悲を――――セイクリッドブレス!!」
「祝福の羽よ、踊れ!―――ナース!!」
味方がダメージを受けるとレンとアーシア、アリエッタはそれぞれ回復のクラフトや譜術で自分や仲間達の傷を回復した。
「烈震天衝!!」
「朧!!」
「爪竜連牙斬!!」
傷が治癒されるとエステルとヨシュア、レイスは再び敵に近づいて攻撃を加え
「駆けろ、地の牙―――魔王地顎陣!!」
3人に続くようにルークは強烈な一撃を敵に叩き込んだ。
「―――――」
再び近づいて攻撃してきたエステル達に敵は片腕を振るって吹き飛ばそうとしたが
「ふおらああぁっ!!」
「断臥昇天!くらえ!」
「させない!そこっ!!」
跳躍したアガットとレーヴェが放ったクラフト、地上からはアーシアが法剣を放ったクラフト―――アークフェンサーによってダメージを受けると共にエステル達への攻撃が妨害された。
「魔法を早くお願い♪マジックドライブ!!」
「裁きのとき来たれり、還れ! 虚無の彼方!――――エクセキューション!!」
「狂気と強欲の水流、旋嵐の如く逆巻く――――タイダルウェーブ!!」
「聖なる祈り、永久に紡がれん、光あれ!―――グランドクロス!!」
その時レンが放ったクラフトによって詠唱時間を加速させられると共に魔法攻撃力が上昇したイオンとアリエッタ、ステラがそれぞれ高火力の譜術を敵に命中させた。
「――――――」
ダメージを受け続けた敵は自身を強化する為に霊力を溜め込み始めた。
「ハァァァァァ……金剛撃!!」
「重裂破!!」
「そこだぁっ!!」
「レイトラスト!!」
「無駄だ!」
しかしエステルとヨシュア、アガットとカリン、レーヴェのアーツや溜め込みを妨害するクラフトを受けると溜め込んでいた霊力は霧散してしまい
「貫く閃光!翔破!裂光閃!!」
「二の型・改―――裏疾風!双牙!!」
「烈空刃!!」
その隙にルークとレン、レイスはそれぞれの剣技で敵のダメージを蓄積し
「聖なる槍よ、敵を貫け!―――ホーリーランス!!」
「黒曜の輝き、快速の槍となり、敵を討つ――――デモンズランス!!」
「―――――!?」
イオンとアリエッタが放った光と闇、相反する属性の譜術によって発生した槍でコアと思われる部分を攻撃された敵は大きくのけぞった。
「―――――!!」
大きくのけぞった敵だったが、反撃に駆動時間ゼロでアーツ――――グランストリームを発動してエステル達全員にダメージを与え
「―――――」
巨体と融合している尾の部分をカリンの背後へと向けた。
「!カリン!」
一方敵の行動にいち早く気づいたレーヴェは凄まじいスピードでカリンに詰め寄ると同時にカリンを抱き上げてその場から離脱した。すると尾の部分からは光が放たれ、光が消えると敵の攻撃が命中した場所はなんと床ごと消滅していた!
「あ、あぶな~………」
「……今のはできる限り撃たせない方がいいわ。このまま床を消滅させ続けられると追いつめられてしまうわ。」
現界から追放する敵の攻撃――――滅界ノウアバによって床が消滅した事にエステルは冷や汗をかき、アーシアは仲間達に忠告した。
「だが、なりふり構わない戦い方をしている所を見ると恐らく向こうもかなり追い詰められているのだろう。決して攻撃の手を休めず、攻め続けるぞ……!」
「ああ……!」
そしてレイスの指摘に頷いたルークは仲間達と共に戦闘を再開し、ワイスマンとの激しい攻防を繰り広げ続けた。
「―――――――――」
エステル達の攻防によってダメージが重なって行き、ついに追い詰められた敵は今までとは比べものにならない膨大な霊力を溜め込み始めた。
「!オーブメント駆動……我が右手に有りし星の杯よ、天より授かりし輝きをもって我らが盾となれ………」
敵の行動を見て大技をすると判断したアーシアは大技を防ぐ為にオーブメントを駆動させた後”星杯”が刻み込まれたロケットを掲げて祈りを捧げた。
「グラールスフィア!!―――ガイアシールド!!」
アーシアが祈りを終え、更にアーツを発動させると二重の結界がエステル達を包み込んだ。
「――――――!!」
その時霊力を溜め終えた敵は空属性の大爆発を起こすSクラフト―――爆輝アダンテを発動してエステル達に攻撃した。全てを破壊するかのような凄まじい大爆発はエステル達に襲い掛かったが、アーシアが予め譜発動した結界によって守られ、爆発が終わると無事な様子のエステル達が現れた。
「今よ――――!」
そしてアーシアの言葉を合図にエステル達はそれぞれSクラフトや協力技を一斉にワイスマンに叩き込み始めた!
「とっておきを見せてあげるっ!はっ!とりゃあぁぁぁぁ!せいっ!まだまだぁっ!はぁぁぁぁ!奥義、太・極・輪!!」
「もう、僕は逃げない………はぁぁぁぁ!せやっ!秘技・幻影奇襲!!」
「風巻く光よ、レンが綺麗に咲かせてあげる!ヤァァァァァァァ………!咲き誇れ―――風神烈華!!」
「真の極光の剣、受けるがいい!我が内なる力を知れ!!己が無力を知れ!!極光剣――――――ッ!!」
「これで決まりだ!!らあぁぁぁぁぁぁ!ふおらぁ!うおぉぉぉぉぉぉっ!だぁぁぁぁっ!行くぜっ!ドラゴンダ――――イブ!!」
「アリエッタとイオン様の敵……みんな、裁いちゃうんだから!インディグネイト・ジャッジメント!!」
「行くぜ、イオン!」
「はい、ルーク!」
「ユリアと!」
「ローレライの力!」
「この刹那!」
「天に合する!」
「これが!」
「俺達の!」
「「虎牙破斬・咢!!」」
「―――――――!!??」
エステル達がそれぞれSクラフトや協力技を叩き込むとワイスマンが悲鳴を上げて怯んだその時、まだ攻撃に参加していなかったレーヴェとカリンがワイスマンに攻撃を仕掛けた!
「行くわよ、レーヴェ!」
「ああ!その身に刻め―――絶火の剣!!」
カリンの呼びかけに頷いたレーヴェは闘気によって発生した凄まじい炎を剣に宿してワイスマンに斬撃を叩き込み
「審判の剣!!」
レーヴェに続くようにカリンは強き祈りによってワイスマンの頭上に光の剣を発生させて、ワイスマンの頭上から光の剣を落下させて追撃した。
「「奥義!エクス・キャリバー―――――ッ!!」」
そして最後にカリンが再び祈った事により、聖なる魔力が宿った事で刀身が数倍大きくなった魔剣をレーヴェは両手持ちで振り下ろすと光の大爆発が起こった!
「~~~~~~~!!??」
女神への祈りによって聖剣を具現化させて、邪悪なる者達を斬るカリンとレーヴェの協力技――――エクス・キャリバーを受けた事によるダメージでワイスマンが暴れていると巨大な光の球がワイスマンから離れた!するとワイスマンは元の人間の姿に戻った…………!
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