ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第五千五百六十七話 多作と遅筆
第五千五百六十七話 多作と遅筆
シェークスピアさんは多くの作品を残しています、その作品を実際に読んでから日本はイギリスに言いました。
「作品の数も多いですね」
「ああ、案外な」
「多作でもあるのですね」
「そのことも凄いな」
「全くです、私のところに恐ろしく遅筆の人がいまして」
「それ俺の病気のすすめとか書いてた作家さんだろ」
イギリスも心当たりのある人です。
「御前の国の人なのに御前の悪口ばかり書いててな」
「アマゾン等での評価が壮絶なことになっています」
「それあれじゃないのか?」
イギリスはかなり疑わしげな顔で日本に言いました。
「作品の出来があまりにも酷くて続編出してもらえないんじゃないのかよ」
「十三巻以降出ていないですし」
もう十数年です。
「キャリア女性警官のお話も」
「あれで続編出せないかもな」
「あの評価ですと」
読者さんは正直です、売れない作品は続編も出ません。幾ら過去の名作があっても今があまりにも駄作だとです。
第五千五百六十七話 完
2016・4・28
ページ上へ戻る