サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
51
PM13:00
ラポールタマムシにて
サトシ:「お疲れ様ですっ」
部長:「お前ら急げっ、、それはこっちだ!
その五箇条もはずせっ!」
サトシが出勤すると、社員が一斉に
掃除や片付けをしていた。
サトシ:「、、あの、何かあったんですか?」
サトシは近くにいた社員Aに問いかけた。
社員A:「今日は本社から視察団が来るんですっ」
サトシ:「あっ、そうなんですか」
サトシ(ブラック企業だってばれないように
部長が指示して隠蔽工作してるのか、、
このままバレればいいのにっ)
サトシは自分の机に荷物を置き、
気が進まないまま他の社員の手伝いをした。
サトシ(本社からの視察団か、、っていうか、
本社ってどんな人いるんだろう)
サトシは入社して、一度も本社の
人間と会った事がなく、以前から
少し気になっていた。
部長:「よし、片付いたなっ、全員仕事に戻れっ」
部長の指示で、社員は各自
それぞれの仕事についたっ。
サトシ:「それじゃあ、外回り行ってきます」
サトシが仕事で外回りに行こうとすると、、
部長:「待てサトシ」
サトシ:「はい?」
部長:「、、お前、健康診断にしては
随分遅いじゃねぇか。」
この日、サトシは健康診断の為
午前中は休みをとっており
1時出勤のはずであったが、部長の機嫌が
悪いため八つ当たりの対象となった。
サトシ:「でも自分、今日は午後出勤の、、」
部長:「口答えすんじゃねぇ!午後出勤だろうが
何出勤だろうが終わったら早くこいや!」
サトシ:「えっ!、、あ、すいません、、」
部長:「罰として減給だっ!」
サトシ:「そ、そんなっ!」
サトシは部長の八つ当たりで
減給になってしまった。
サトシ(くっそ〜、ポケモンがいたら
こんな奴コテンパンに出来たのにっ)
サトシは納得がいかないまま
外回りに向かった。
ページ上へ戻る