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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)

作者:あちゃ
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第1章:メルキド編
  9:二度手間は冒険の必須事項。ざけんなよ!

(メルキド)
リュカSIDE

ピリンのお願い『みんな臭くて堪らないから、着替えさせる為の衣装部屋を造って』を実行し、全員の着替えが完了した。
そうだよね、みんな一度も着替えてなかったし、一緒に居ると臭いよね。
そんな連中と一緒の部屋なんて嫌だろうし、部屋を作る様にお願いするのも当然だよね。

さて……これでピリンとの運動会も盛り上がるぞ、とウキウキして拠点内を歩いてると、ヒゲ(ロロンド)とケッパーが何かを言いたそうに近付いてくる。
ヒゲ(ロロンド)は『ピリンの部屋を造っておいて我が輩の部屋がないのは納得いかん!』等と言って、ヒゲ部屋制作を言い付けてきそうだから、ケッパーに話しかけることにする。

「リュカさん。実は耳寄りな情報があるのです」
「何かなぁケッパー君」
“お前とは話さん!”って感じのオーラをヒゲ(ロロンド)にぶつけ、ケッパーとの会話を進める。

「おおきづちの里の奥に、特殊な戦い方をするモンスターが居るんです。今後も竜王軍を撃退する為に、リュカさんにはそのモンスターの所に行って貰い、敵の技を覚えてきて貰いたいのです!」
「イヤです」

若返った俺は今のままでも十分に戦える。
何でそんな面倒な事をしなきゃならんのだ?
お前が行けアホ!
……って言おうと思ったんだけどね。

「だけど行こう! ケッパー君からの情報じゃ行かないわけにはいかないよね!」
と、本音の真逆を言う俺。
何でかというとね、ヒゲ(ロロンド)がね……

『ケッパーとの話が終わったのなら、次は我が輩とお話しする番だゾ』って感じのオーラを放ってるんだよ。
だからケッパーからの依頼を立前にして、旅の扉・青に逃げ込む必要があるんだ。
こんな事なら、気取って拠点内を散策してないで、ピリンの部屋に直行すれば良かった。



(おおきづちの里奥地)

ケッパーが言ってた場所に到着すると、そこには1匹の大サソリと数匹のキメラが徘徊していた。
俺の存在に気付いた大サソリが、凄い勢いで俺に近付いてきて身体を回転させながら攻撃する。
もしかして……これか?

ケッパーが言ってた『特殊な戦い方』とは、回転攻撃のことか?
この技をワザワザ敵から盗ませようと提案してきたのか?
アイツはアホだな。戦闘以外で会話するのは止めることにしよう。

本心から如何でも良い敵の技……
もうさっさと帰りたかったんだけど、俺の事を敵認定してる大サソリ共が、しつこく襲ってくるので撃退せざるを得ない。

撃退することはしたけど、このまま帰るのが癪に障るし、何よりヒゲ(ロロンド)の話を聞かされそうで、もう少し周辺散策をしようと思う。
何か役立つアイテムを手に入れるかもしれないしね。





暫く進み山を1つ越えると、緑豊かな森林地帯に迷い込む。
そこには2匹のおおきづちが居り、何やらガーデニングの実力を競い合って居るみたいだ。
だがその差は歴然。

片方のおおきづちの庭園は凄く立派なのだが、もう片方の庭はお世辞にも良いとは言えない。
殺気は感じない2匹なので、取り敢えず冴えないガーデニングテクのおおきづちに話しかける。
すると……

「くやしい。オレ、チョウロウからテイエンづくりのイライされてるのに、トナリのヤツのほうがウマイ。どうやったらあんなリッパなニワがつくれる? オマエきいてこい」
と突然命令された。

ぶん殴ろうかとも思ったんだけど、俺も立派な庭造りの極意を聞きたかったから、黙って従う事にした。
するとテクニシャンおおきづちが教えてくれた。
「草花スコップを持ってれば、色々な草花を採取出来、それらをセンス良く植える事が出来る」との事。

だからダメ夫(テクニックの無いおおきづち)に、その事を伝えると……
「クサバナスコップってなんだ!?」と更なる質問
俺だって知りたいよ。

もう面倒になってきたので、帰ろうと思います。

リュカSIDE END



(メルキド)
ロロンドSIDE

新顔のケッパーを立ててやり、先にリュカを譲ってやった我が輩は、人の上に立つ男である。
そしてケッパーの用事を済ませてきたリュカは、当人へ報告をして我が輩と目がった。
あからさまに嫌そうな顔をしたが、今後の事を考えて見なかった事にしてやろう。

「戻ったなリュカ。おヌシに行ってもらいたい場所があるのだ」
「はぁ? 行くだけで良いのか、なら行ってやる。何処だ、場所は何処だ!」
「い、いや……行くだけではダメだ。行って“石の守り”の造り方を習得してきて欲しい」
「何だよ……パシリかよ」

「パシリではない。ビルダーとして重要な役割を託して居るのだ!」
「知るかアホ。大体何だ“石の守り”ってのは?」
言葉遣いは無礼だが、石の守りに興味を持ったので我が輩はメルキド録に書いてあった事を披露する。



「……つまり何か。おおきづちの里の奥地にある、森林地帯に建っているメルキド城塞シェルターに行ってこいと言うのだな?」
「流石リュカ。我が輩の言いたい事を理解してくれる!」
我が輩は嬉しくなり、リュカの肩を叩いて労ってやる。すると……

「ふざけんなこの野郎! 先刻(さっき)までその場所周辺に居たんだよ、俺は! 何でもっと早くに言わねーんだよ? これからまた行くんじゃ二度手間じゃねーかよ!」
「随分な因縁の付け様だな。ケッパーの用事を行う前に、我が輩もお前に話そうとしたが、我が輩の事を無視して行ってしまっただろ……だから今言う事になったのだ」

「テメーが本読むの遅いから、俺が二度手間被害を被ってるんだろ! もっと早く読み進め……ってーか、何でお前だけが読むのを独占してるんだよ? 寄こせ、自分で読む!」
「あ、よさんかリュカ! この本は難解な文字で書かれてるから、我が輩の様な選ばれた者にしか読み解けぬのだ」
我が輩からメルキド録を奪うリュカに、難解さを説明しようとしたが……

「馬鹿野郎、自分だけが特別だと思うな傲慢ヒゲが! 僕だって読み書きは出来るんだよ。見た目若いが、もう100歳を超えてるんだぞ」
100歳を超えてる!? それは驚きだ……し、しかしメルキド録が難解なのは、そう言う意味ではないのだ。

「え~っと……“Xノレ‡卜''S<”……読めん!」
「だから言っただろう。メルキド録は難解な文字で書かれて居ると」
「難解な文字って……字が汚いだけだろー! 何だこのミミズがのたくった字は!?」
「我が輩の御先祖様の字だ。子孫である我が輩しか解読出来ぬだろう」

「黙れアホ! 後世に書物を残すなら、誰もが読める字で書きやがれ」
読めない事を悟ったリュカは、我が輩にメルキド録を投げ返すと、大股で旅の扉・青へ向かいメルキド城塞跡へ赴いた。

やれやれ……有能な人間を操るのは大変だな。

ロロンドSIDE END



(メルキド城塞跡地周辺)
リュカSIDE

二度手間させられてる事にも、汚い字の書物にも、ヒゲ(ロロンド)の偉そうな態度にも……頭にきていた俺は、一休みする事無く旅の扉・青に飛び込んでしまった。
そして苛つきが収まらない俺は、半日前に通過した場所を凄い勢いで再度通過し、目的の場所らへんまで辿り着く。

でも既に辺りは暗く似た様な岩山に囲まれている為に、自分が何処に居るのか判らなくなっていた。
そうです、迷子のイケメン誕生です。
イケメンは何をやっても絵になるが、それを見る者が居ないので意味が無い。

目的の場所と自分の位置を確認する為、小高い岩山に登る事に……
でも暗いから足下が不安定で登りづらい。
仕方ないから迂回でも緩やかな斜面を行く事にする。

すると辺り一面に小麦が自生してるのを発見。
何らかの料理に使える事は必然なので、ここぞとばかりに収穫作業に勤しむ。
小麦だしパンが作れる様になれば良いなぁ……なんて考えながら、暗い小麦畑で檜の棒を振るってると、何やら柔らかい物を踏ん付け転倒する。

何だ何だ……何か踏み憶えがある物だったぞ?
俺は踏んだ物を確認する為、視線を足下に移すが……
そこには怒り心頭のドラゴンが1匹。

あれ……デジャビュかな?

リュカSIDE END



 
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