サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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卑劣!!花組VSレニ&フェイト前編
太正14年9月
あの戦いから半月が経っていた。
だが依然、フェイトの居場所を突き止められずにいた。
「お兄ちゃんフェイトちゃん無事かな?」
「大丈夫だよなのは、今月組がフェイトちゃんを探してるし、はやてちゃんだって、協力してくれているんだ、なのはがそんな顔をしてると、フェイトちゃんが出て来れないと思うぞ」
「そうかな?」
「ああ、そうだよ」
「ありがとうお兄ちゃん」
なのはは、そう言うと直哉の元を離れた。
「さてフェイトちゃんの件より、厄介な状況だよな、今の状況。先輩任せましたよ。
そのころレニは・・・
「僕一体どうしたんだろう、こんな事初めてだ」
あ、レニーーー」
アイリスがレニに声をかけた。
「あ、アイリス」
「レニどうしたの?元気がないけど」
「・・・アイリス」
「あ、もしかして、今日の舞台稽古の時の失敗を気にしてるの?」
「・・・うん」
「レニ余り考えすぎない方がいい時もあるよ」
「確かに、そうだねアイリス」
「そうだよ、今はそんなに考えてたら、本番が悪い結果になるよ」
「そうだ一緒に中庭に行こうレニ」
「ちょっアイリス危ないから」
レニとアイリスは、中庭に向かった。
「ふふ、レニ待ってなさい、貴女を迎えに行くわね、そして大神一郎貴方は必ず五行衆の水弧が殺してあげる」
黒鬼会の水弧が、帝国華撃団を倒す為に考えれた作戦は、相手が帝国華撃団だからこそ、有効な作戦だった。
そのころ管理局も、捕獲したフェイトを使い、帝国華撃団の絆を破壊するための作戦を実行しようとしていた
中庭でアイリスとレニは、花飾りを互いに、作っていた。
「うわあレニの花飾りとても綺麗だね」
「そういうアイリスのも、綺麗にできてるよ」
「えへへ、そうかな?」
そして、アイリスとレニの楽しい時間は過ぎていった。
その夜・・・
「可愛いレニ」
「だれだ」
「私は貴女を迎えに来たのよ」
「サキさん」
「さあ、レニ私と行きましょう?」
「貴女は、ここにいても、何も変えられないわ」
「そんなことはない」
本当に、そうなのかしらね」
「どういう意味だ?」
レニがサキに聞く。
「だって貴女は、ずっと一人なのだから、今のこの瞬間さえもね」
!!
「だけど、私は貴女の渇きを満たす事ができる、だから私と行きましょう。レニ」
そしてついにレニの精神は、影山サキのマインドコントロールの影響下に入ってしまった。
そのころ藤枝かえでは、直哉の代わりにフェイトの居場所についてと影山サキについての調査を月組隊長の、加山から聞いていた。
「そう、フェイトさんについては、進展はないのね」
「ええ異世界の勢力なので情報得るにも、時間がかかります。しかしサキさんについては、司令と副司令の考え通りです」
「やはりね・・・しまったわサキが水弧ならレニが危ないわ」
その直後、劇場内に緊急サイレンがなり、花組は地下司令室に、集合した。
「一体何が起きたのですか?かえでさん」
「大神君、皆も落ち着いて聞いてね、レニが、影山サキによって誘拐されたわ」
「何ですって!!何故サキ君がそんなことを?」
「それは・・・」
かえでは、言いにくそうに、口ごもる。
「それはですね、大神さん。影山サキが黒鬼会五行衆の一人水弧の正体だからですよ」
「それは本当なの?直哉君?」
「ええ事実です。そして大神さん貴方はいざと言う時、レニを殺せますか?」
!!
紫藤直哉の言葉を聞いた隊員全員に衝撃が走った。
「直哉それはどういう事だ?」
「何簡単ですよ、水弧が影山サキなら僕達帝国華撃団の弱点を必ず突こうとするはずですし」
「皆さんこれから行く戦場では覚悟を持って、自分達の戦いをすれば道は開けると思います」
「大神さん出撃命令を出してください」
「ああ、帝国華撃団出撃せよ!!」
そして、花組は品川に出撃した。
果たして、帝国華撃団はこの卑劣な作戦を破りレニとフェイトを救出できるのか?」
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