混沌の魔術師と天空の巫女
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第7章 大魔闘演武編
リュウゼツランド
「プールだと?」
「わぁ♡」
「近くにあるの?」
「フィオーレ有数のサマーレジャースポット、リュウゼツランド。」
エルザさん、ウェンディ、ルーシィさんに向かってそう言ったのは、
レビィさんだった。
「行くしかねーだろーーーーっ!!」
「暑ぃもんな。」
「楽しそうですしね。」
「行きたい!行きたい!!」
「あいさー!!」
ナツさん、グレイさん、俺、シャンディーハッピーがそう言う。
「リュウゼツランドか、いいねぇ!」
「せっかくだから皆でいこうぜ!!」
「プールってことは水着だよね?」
「そりゃそうでしょ。下着で行く人なんている?」
他の人達も行くつもりみたいだ。
「でもマスターに断らなくて大丈夫かな?」
「マスターならラクサスに連れ出されていったぞ。」
「ラクサスとマスターが2人で?」
「珍しいこともあるんですね。」
「何をしているんだろうな。」
「・・・・・・。」
ウェンディ達の会話に俺は闇分身からのあの話を思い出す。
「(ルーメン・イストワール・・・妖精の尻尾の闇・・・。)」
俺はそれを思い出すが、
初代は光と言っていたが・・・・・・
「(・・・ん?)」
俺は・・・何かを感じた・・・・・・
今日感じた魔力に似ていたようだが、非常に小さく感じる・・・。
「(・・・気のせいか・・・?
ま・・・考えてもしょうがないな。)」
俺達はリュウゼツランドへと行く事となった。
リュウゼツランドにて・・・
「やれやれ・・・ようやく着いた・・・。」
俺は黒色の海パンとラッシュガードに着替えた。
途中で係員が俺を女と勘違いして色々と大変だった・・・・・・。
「まったく・・・。」
「お兄ちゃん!」
「おや?」
「着いたー!!」
「広いねー、シャルル!」
「そうね。コージもちゃんと更衣室に行けたわね。」
後ろからウェンディ達がやってきた。
「んーーー、気持ちいいな。」
後から、エルザさんがやってきた。
「すごい!!夜なのにたくさん来てるのね。」
「フィオーレでも有名らしいな、ここは。」
「7年の間にこんな所が出来たんだ~。」
「中々いいわね。」
ルーシィさん達がそんな会話をする。
「お兄ちゃん。」
「ん?」
「これ・・・・・・似合っている・・・?」
ウェンディの着ている水着は緑のチェック柄のビキニだった。
「・・・似合ってる・・・そして可愛い。」
俺の正直な言葉である。
「そ、そう・・・良かった/////」
顔を赤くして・・・可愛い奴・・・。
「見ろよ~!!水上機関車だーーーー!!」
ナツさんは、プールの上を走る機関車に乗っていた・・・・・・。
「うぷ・・・うぶぶ・・・。」
「やっぱり・・・。」
「だよね・・・。」
案の定、乗り物酔いした・・・。
「なぜ乗った!!?」
「そして頼むからキラキラをプールにぶちまけないでくれ(汗)」
「相変わらず後先考えねぇ奴だな、ったく。」
ドロイさんとジェットさん、グレイさんがそう言う。
「わざわざ露出度の高い水着で肌を危険に晒し、
その上金銭まで取られ、人々というのは何を考えているのやら。」
「そう言うラキ、それ勝負水着じゃない?」
「男子を次々と捕獲し血の雨を降らせる優れものよ!!」
「訳わかんない・・・。」
・・・あっちの会話はわからないから無視をしよう・・・。
「・・・ん?」
「どうしたの?」
「あれ。」
グレイさんがジュビアさんと何か話をしている・・・
「ジュビア、この水着・・・」
「は・・・はい/////」
「値札付いてんぞ?」
「えぇ!?」
あ、本当だ・・・。
「ジュビアは修行が足りない・・・・・・。」
ジュビアさんは泣きながらそう言う。
「ジュビアさん可哀想・・・。」
「あ、ああ・・・。」
「「「「「キャーー!!?」」」」」
女性の悲鳴が聞こえた・・・グレイさんんんん!!!
「何海パン脱いでるんですか!!!」
「うおっ!?いつの間に!!」
この人は・・・!!!!
「まったく・・・・・・ところで、シャルルとミントはどうした?」
2人の姿が見えない事に気づき、俺はウェンディに尋ねた。
「さっき、ハッピーとリリーと一緒に水族館に行ったよ。
あ、レビィさんとガジルさんも行ったよ。」
「そうか。」
もしかして、気を遣わせてくれたのかな・・・?
「おーい!お前もここに来てたのか。」
声のした方を振り向く。
「ニスイさん。」
「よう。」
ニスイさんはそう言う。
ニスイさん藍色のラッシュガードを着ていた。
「蛇姫の鱗の人達も来ているのですか?」
「ああ・・・あ、あそこにいるぞ。」
ニスイさんの指をさす方を見た。
グレイさんとジュビアさん、そしてリオンさんの姿が見えた。
何かリオンさんがジュビアさんをお姫様抱っこさせてるが、
ジュビアさんはグレイさんを捕まえ、そのままどこかへ行ってしまった。
「ウェンディーーーーっ!!!」
ウェンディの名前を言う声が聞こえた。
「シェリアも来てたの。」
「うん!」
シェリアだった。
「今日はいい戦いだったね。ケガ大丈夫?」
「はい!!おかげさまで。」
「また敬語になってる。」
「あ・・・癖でつい・・・。」
ウェンディとシェリアはそんな会話をする。
「オメエとも、ちゃんとケリをつけねえとな。」
「はい・・・そうですね。」
俺とニスイさんはそう言う。
「「お兄ちゃん。」」
「何だ、ウェンディ?」
「何だ、シェリア?」
「向こうで遊んでいい?」
「一緒に、ね?」
「「いいぜ。」」
「やった!行こうー!」
「うん!」
ウェンディとシェリアは小さなプールへ行った。
「うふ、あはは。」
「待ってよ、シェリアー!」
「「(俺の妹・・・可愛い・・・。)」」
今にニスイさんとと思った事が一緒だった気がする。
「何だありゃ、天使か!?」
「「・・・・・・。」」
ウォーレンさんの声に俺とニスイさんは反応した。
今のあの人の目・・・・・・許せるわけがない・・・!!!!
「・・・おい。」
「はい・・・わかっています。」
今、俺達の心は1つとなった・・・!!
「ウォーレンさん、ちょっと来てもらいましょうか。」
「え?」
俺はウォーレンさんの右手首を握り、そう言う。
「オメェには話さねえといけねえ事があるんだよぉ・・・。」
「え、ええ?」
ニスイさんはウォーレンさんの左肩を握る。
「こっちへ・・・」
「来な。」
俺とニスイさんはそう言い、ウォーレンさんは引っ張る。
「ちょ、ちょっと・・・何をするんだ!?
おいコージ!!!俺、何か悪い事したのかよ!!なぁ!!?」
「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
その後・・・ウォーレンがどうなったのかは、
知る者は・・・・・・いなかった・・・・。
「勝手に死んだような扱いにすんなよ!!!!」
「まだ終わっていませんよ?」
「覚悟しろよ・・・!!!!」
「ひええええええええ!!!!!」
「ふぅ・・・悪は消えた。」
俺はそう言う。
「ちいと、俺は飲みモン、買ってくるぜ。」
「わかりました。俺も少し歩いて行きます。
他にそう言った人がいないかを・・・・・・。」
「OK、頼んだぜ。」
俺の妹に手を出す奴は許さないからな・・・!
「ん?あれは・・・」
俺はある光景を目にした。
「こいつ等、邪魔なんだが。」
「あたしに言われても・・・。」
「やや!!何やら美しい香りがすると思えば!!」
「今日は一段と綺麗だよ、エルザさん。」
「お前・・・ふざけんな。何だよそのスタイルの良さ。」
「僕で良かったら、君のペットになるよ。」
「2人共、最高に美しいです!薔薇をどうぞ!!」
足を伸ばせれる程の椅子に休んでいるエルザさんとルーシィさんに、
青い天馬の人達がいた。
内、2人、イヴさんとシンさんは包帯だらけであるが・・・。
「今日のMPFの数字は何だ!気合が足りん!!」
「う。」
「お前にはシェリーがいるだろ!!」
「く・・・。」
「そんな大怪我で遊びに来るな!!」
「あう。」
「うぅ。」
エルザさんは怒鳴ってそう言う。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・行こう、ルーシィ。」
「私もなじってください!!」
「では、代わりに私を!!」
「「「!!?」」」
俺達は目の前の人物に驚いた。
「(あれって・・・一夜さんそっくりのエクシード!?)」
エドラス世界出身で、今この世界に住んでいる。
一夜さんそっくりのエクシード、確かニチヤであった。
「何でコイツがいるの・・・・・・。」
「・・・・・・。」
ああ、エルザさんの顔色が・・・・・・。
「あー!こんな所にいた!!!もう、何してるんですか!!!」
そこに、ケイさんがやって来た。
「もう、そういう事はやめた方・・・が・・・あぁ・・・。」
「「?」」
ケイさんが、エルザさんとルーシィさんを見て、
何か様子がおかしかった。
「っ!!!!」
バッ
「???」
突然、2人を見ないように、別の方向を向く。
「め、迷惑をかけては・・・い、いけません、よ・・・。」
何か本当に様子がおかしい・・・。
「おい、ちゃんと見て話せ。」
「や、やめてください!!!」
エルザさんが右手でケイさんの顔を自分の方へ向けようとするが、
ケイさんはそれを拒否している。
「ケイ、こういう事も慣れておけ、メェーン。」
「いや・・・しかし・・・。」
一夜さんの言葉にも、ケイさんは戸惑っている。
「・・・どういう事・・・?」
「実はケイ・・・」
「女性に免疫がないんだ。」
「「はぁ?」」
「(え?)」
その言葉に、エルザさんとルーシィさん、俺は驚く。
「ギルドに入る前なんか、女の人と話すことするら無理だったんだ。」
「ギルドに入ってからは、慣れてきたはいいけど・・・」
「水着とはまだ無理があるみたいなんだよ。」
「その通りだ。」
「後から入った者とはいえ、それはどうかと思うぞ、メェーン!」
一夜さん達に色々と言われている。
「勘弁してください・・・・・・。」
「(大変だな・・・・・・。)」
俺は心の中でそう思うのだった。
あ、今のうちにエルザさんとルーシィさんは逃げた。
「ん?」
次の光景を見た。
「初代・・・!?」
初代がプールで泳いでいた。
近くにはマスターとラクサスさんがいた。
「(ああ・・・何となくわかった・・・。)」
まだあの時の事が・・・
それでこのプールであやしているんですね・・・。
「んっ!?」
次の光景に驚いていた。
「お前も、そこで何をしている。」
エルザさんが近くにおり、
ある自分物に向かってそう言った。それは・・・
「スマン・・・魔力を追っていたらここに・・・」
「目立つからやめた方がいいぞ、ジェ・・・ミストガン。」
ジェラールだった。
ジェラールも水着に着替えてるが・・・
顔のマスクを取らずに・・・・・・怪し過ぎる・・・(汗)
「・・・ん?」
俺は一瞬、ジェラールと同じように顔にマスクした人を見た気がした。
「(・・・・・・気のせいか?)」
俺はそう思い、別の所へ行った。
「(・・・くそ、聞こえねえのは不便だぜ・・・。)」
コージが一瞬見た人物、実はコブラであった。
「(キナナがここにいるって聞いたが・・・
あんま目立つのはやべえな・・・。)」
キナナに会いに来ていたのだった。
「ん!?いたぜ!!!」
コブラはキナナを見つけ出した。
「・・・あ?」
だが、ある光景を目にした。
「やあ。プール日和だね。」
「今、夜だけど・・・。」
「水着に眼鏡とか、似合いすぎだろ。」
「あんたの鼻血で、そこのプール真っ赤に染めるわよ。
この勝負水着が。」
「やっぱり、勝負水着。」
「雪でも降らそうか?ほら?美しい2人にぴったり。」
「イヴ先輩、ここはプールですよ?
寒いモノはまずいです。俺の薔薇でも・・・」
「行こう行こう!」
「「「「待ってー!!!」」」」
「・・・・・・・・。」
コブラは今にも怒り出す寸前であった。
「はーい、先輩達とシン!迷惑をかけてはいけません!!!」
「「「「どわー!?」」」」
ケイが粘土魔法で4人を止めた。
「はい、どうも・・・・・・すみませんでした・・・。」
ケイは2人に謝ろうとするが、
水着姿を一瞬だけ見て、すぐに4人の方を向いてそう言った。
「何でこっちに首を持ってこないのよ?」
「何ですか・・・それ・・・。」
「ラキ、それじゃ、わかりずらいよ・・・。」
ラキの言葉にケイとキナナはそう言う。
「「「「僕達と一緒に!!」」」」
「この状態でそれ言いますか・・・(汗)」
4人の言葉にシンはそう言う。
「おい。」
「・・・え。」
ここで、コブラが出てくる。
「コイツに、用がある。」
コブラはそう言い、キナナの手首を握る。
「・・・もしかして・・・!」
「・・・来てくれ。」
「ちょっとあんた何・・・。」
「大丈夫よラキ。ちょっと行ってくる。」
「・・・そう。じゃあ、私は、この人と相手するわ。」
ラキは、ケイの方を見てそう言う。
ケイは顔を見ないようにしていた。
「見ているだけで、興味をそそられて、心が引かれる。」
「・・・何ですか・・・それ・・・?」
「要するに、面白いって事だね。」
「俺も相手しろよ。」
「羨ましいよ。」
「ずるいぞケイ!俺達をこんなにして!!!」
「いや、俺としてはどうかと・・・・・・。」
4人の言葉にケイはそう言う。
「ね、ねぇ・・・。」
人気のいない場所に、2人はいた。
「・・・・・・エリック・・・だよね?」
「・・・・・・ああ。」
コブラはそう言い、マスクを取った。
「エリック・・・!!!!」
キナナはコブラを抱きしめ、
そのコブラはキナナの腰と頭に手を置く。
「また・・・会えた・・・。」
「・・・ああ。」
キナナは喜んでいるが、コブラは少し戸惑っていた。
「・・・どうかしたの?」
「いや・・・別に・・・。
(くそ・・・まだ聞こえねえのかよ・・・。)」
「・・・本当に・・・?」
「・・・・・・・・・。」
「エリック・・・。」
「・・・実はな・・・聞こえねえんだよ・・・心が・・・。
数日前に、宝探しで、罠にかかっちまってな。
声が・・・心が・・・聞こえねえんだ・・・・・・。」
「・・・・・・だから?」
「その・・・俺としては・・・色々と不便なんだ。」
「そう・・・なんだ・・・。」
「ああ・・・・・・。」
「私には、それがどう不安かはわからないけど・・・
会えただけでも・・・すごく嬉しいの。」
「・・・・・・そうか。」
キナナの言葉にコブラは笑う。
「あははは!」
「うふふふ!」
「それぇ!!」
「きゃっ!」
一方、ウェンディとシェリアは2人でバナナボートに乗って遊んでいた。
「楽しいね、シェリア。」
「そうそう、その調子!」
「え?」
「こ・と・ば!」
「ああっ!」
シェリアの言葉にウェンディは理解する。
「・・・ねえ、ウェンディとコージって、苗字が違うけど、
兄妹なの?義理の・・・。」
「うん・・・・・・そうだよ・・・。
でも私にとって・・・大切な、お兄ちゃん・・・。」
ウェンディにとって、コージはとても大切で大きな存在である。
「・・・好きなんだね?」
「えっ?」
「コージの事、好きなんでしょ?1人の男性として。」
「っ////////////////」
「やっぱり!愛だね~。それに今のウェンディ可愛いー!!
・・・・・・・同じみたいだね。」
「え?」
「私も・・・・・・お兄ちゃんが・・・好き。」
「ええっ!?」
シェリアの言葉に驚くウェンディ。
「・・・私達も・・・本当の兄妹じゃないの。」
「えぇっ!?」
再び、シェリアの言葉に驚くウェンディ。
「昔ね・・・お兄ちゃんは自分の持っていた魔法のせいで、
たくさんの人から恐れられて、酷い事があったの。
でも・・・私を崖から助けた時、私は、
どんな姿でも、私を助けてくれて人を恐れないし、怖くもない。
むしろ、助けてくれた時、私、天使様に助けられたって思ったの!」
「そうなんだ。」
「それから、私の両親がお兄ちゃんを引き取って、
一緒に住んで、ギルドに入って・・・・・・
1人の男性として、好きになったの。」
「・・・そうなんだ。」
「・・・同じだね、私達!」
「・・・うん!」
シェリアの言葉にウェンディは頷く。
その後、シャルル達が戻ってくるが、
何やら様子がおかしかったとかなんとか・・・・・・。
「いっやっほぉーーーーーーーーーーーー!!!!」
「うわっ!?」
シャンディーの奴、プールで思いっきり波を起こしてやがる!?
「最高ーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「(止めるべきか・・・でも、子供達と楽しんでいるな・・・。)」
波に飲まれないようにコントロールしているのだろうか、
子供達は波で楽しんでいる。
「しっかし、色んな人がいるな。」
俺はそう言うのだった。
途中で、四つ首の仔犬や人魚の踵の
人達がいた事に気づきました。
「お兄ちゃーん!」
「ん?」
ウェンディが呼んできたので俺は振り向く。
「ビーチバレーやろうー!」
「今日のバトルで決まってねぇから、こいつでやるぜ!!」
シェリルとニスイさんがそう言う。
「・・・いいですね、ん?」
俺はある人物の光景を目にした。ルーシィさんとジュビアさんだった。
「どうしたの?」
「ルーシィさんとジュビアさん・・・何か様子が変じゃないか?」
「え?」
俺の言葉に3人はその方向に向く。
「どうしたんですかー?」
俺達は2人に近寄ろうとした。
「あ、ま、待って!!今は危ないわよ!!!」
「へ・・・・・・んっ!?」
ズドーン!!
「「うわあああっ!?」」
「「きゃあああっ!?」」
ルーシィさんがそう言ったが、すでに遅かった。
俺達はピンク色のモノにぶつかった。
「な、何だこりゃ!?」
「ええっ!?」
俺とウェンディは抱き付いた状態で、
長いウォータースライダーを滑らされていた。
「ねえ、これって・・・!?」
「リオンの奴が言っていた、ラブラブスライダーじゃねえか!」
「ん?」
「ラブラブ・・・」
その名前を聞いて・・・つまりこれって・・・
恋人同士で・・・この状態で滑るって事・・・・・・。
「//////////////////////」
ウェンディの顔が真っ赤になっている。やべ、可愛すぎる・・・。
「(・・・あれ?)」
俺は遠くで、他にも俺達と同じ事になって、
これに滑っている人たちが見えた。
エルフマンさんとエバーグリーンさん。あの2人いつの間に・・・
それに、エルザさんとジェラールも!?
あ、ガジルさんにレビィさんもいた。
・・・で、何でかリリーとシャルルが一緒になっている。
これ、ハッピーショックを受けているな・・・うん・・・。
「お・・・お兄ちゃん・・・。」
そう言ったのは・・・シェリアであった。
「もっと・・・ギュッと・・・して・・・//////」
「お・・・おう!しゃーねえな・・・。妹で、彼女の頼みだしな。」
ん!?彼女!!?
「あの2人・・・兄弟で恋人同士・・・。」
「う、うん・・・そうだよ・・・。
お兄ちゃんとニスイさんがいなかった時に
シェリアが、ニスイさんと義兄妹で恋人って教えてくれたの。
私達と同じだね。」
「・・・そうだったんだ・・・・・・。」
「うん・・・。」
「確かにな・・・俺達兄は妹に恋をした・・・。」
「うん・・・。」
「妹達も、兄に恋をした。」
「シェリアも、似たような事、言っていたよ。」
「・・・そうか。」
「くそ!?何だこりゃ!?」
一方、コブラとキナナは、
コージ達と同じく、このウォータースライダーに乗ってしまったのだった。
「え・・・エリック・・・離さないでね・・・//////////」
キナナは顔を赤くなって、そう言った。
「わかってるぜ。心配するなよ。」
コブラはそう言い、キナナを強く抱きしめる。
「・・・・・・・・・・・・長いな・・・。」
「うん・・・そうだね・・・/////////////////」
このスライダー、かなり長いようだ。
「ん?何か・・・寒くないか・・・?」
「そう言えば・・・。」
「おい大変だ!!!リオンとグレイって奴がプール凍らしてるぞ!!!」
「「!!!??」」
何してんの、あの2人!!!!
「飛ぶぞ!!!」
「はい!!!」
俺は翼を出し、ニスイさんは接収し、
それぞれの妹で恋人を抱き上げ、飛んだ。
「うわ・・・。」
「プール全体がひでぇ・・・。」
リュウゼツランド全域が凍っていた。
「グレイか!?何しやがんだ!!」
そう言ったのは、ナツさんだった。
「・・・げっ!」
だがもう1つヤバいのがあった。
「ちょっとぉ~・・・。」
シャンディーだった。かなり怒っている・・・!!!
「バカヤロウ!!プールを凍らす奴が・・・・・・」
「せっかくのプールを凍らせる奴が・・・・・・」
「「あるかーーーーーーっ!!!!」」
ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
ナツさんの炎の拳と、
シャンディーの口からはいた大量の水のブレスによって、
リュウゼツランドは大爆発したのだった。
「初代、ジジィ、逃げねえように引っ捕らえといた。」
「「ごめんなさい・・・」」
「ごめ~ん。」
ラクサスさんに持ち上げられているボロボロのナツさんとグレイさん。
シャンディーはその場に座っていた。
3人のせいでリュウゼツランドはボロボロになってしまい、
当分使うことはできないだろう。
・・・リオンさんも一応原因ではありますが・・・・・・。
「修繕費の請求は妖精の尻尾でいいのかね?」
リュウゼツランドの係員にそう言われ、大泣きしている初代とマスター。
大半が俺達にギルドのせいでもある。
ここの修繕費、大魔闘演舞で優勝して賞金手に入れても払えるかどうか・・・。
「やっぱりこうなるんだ・・・。」
ルーシィさんがそう言う。
「・・・。」
「・・・あ。」
リュウゼツランドがボロボロの状態である今、
急いで逃げないと色々とまずいと判断したコブラはキナナから離れた。
「・・・・・・またな。」
「・・・・・・うん。またね、エリック。」
2人はここで別れ、また会う約束をするのだった。
こうして、3日目の夜は過ぎた。
後書き
どうも、白鋼です!
またもや時間が経ってしまい、すみませんでした!
今月で、アニメフェアリーテイル2期が終わってしまいました。
次の第3期はいつ来るのやら・・・・・・。
そして今回のリュウゼツランド。
本当はもう少しカップル達のイチャイチャを出そうと思いましたが、
自分の文章力の未熟でこれくらいしか出せませんでした・・・。
お許しください。
ニスイとシェリアの過去はいずれかは出します。
次回もお楽しみに~!!
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