リヴァイと私~今日2人が会うと~part1
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イライラ兵長とドキドキな私 10
1センチ………
パチッ
目を開けると目の前にはエレンのドアップ。
「わぁぁっ!!」
私はエレンから勢いよく離れた。
「……っ、ご、ごめんね! エレン!!」
私は何をしようと……!!
「いや、いいよ…… 」
な、何でエレンに抱きついてたの!?
そ、それにあれじゃまるでエレンに
……キ、キスしようとしてたみたいじゃん!
一方リヴァイは疑問を持つ。
「…………。(離れた途端イラつきが消えたな。……何故だ?)」
私はふとリヴァイ兵長と目が合った。
!!!!
兵長に……兵長に……見られてた……!
一気に体内温度が上がっていく。
「あ……ご、ごめんなさぁーいっ!!」
見られていたというショックと恥ずかしさのあまり、私は食堂を飛び出して、びゅーんっと走り去った。
「じゃ、私も実験のデータを記録したいから、まったねー♪」
と、スキップしながらハンジも出ていく。
ジャンが疲れた様子で口を開いた。
「な、何だったんだ今日は…… 」
「まぁ、元に戻ったから良かったけど…… 」
被害者を見ながらアルミンは言った。
残された人達も気まずくなり、皆それぞれ自室へと戻っていく。
そんな中、1人の嫉妬兵士が黒いオーラをまとっていた。
「エレンは調子に乗りすぎた。しかるべき報いを…… 」
ミカサは人気のない場所にエレンを呼び出す。
ギャーッ!!
叫び声を上げるエレンだったが、その声は誰の耳にも入らなかった。
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