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天才小学生と真選組の方々。

作者:沖田
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誘拐

阿笠はかせの家にまた帰宅する頃には、だいぶ遅い時間だった。
夕食はレストランで済ませてきたのでお腹はいっぱいだったが、疲れが残っていた。
「あー、もう、今日は色々ありすぎて疲れたアル!」
と神楽ちゃんはまたソファーにボフッ、とする。今度こそ、と私もソファーにボフッとダイブした。そして天井を見つめる。
プリン食べたいなぁ、ケーキ食べたいなぁ。そう考えれば考えるほど、食べたいという気持ちが強くなっていき、買いに行こう、という結論に至った。
「私ちょっと近くのコンビニまでデザート買いに行ってくる。デザート欲しい人いない?」
「でも恋奈お姉さん」コナン君が心配そうに言う。「お姉さん、誘拐されるかもしれないんだよ?あの脅迫状はマスコミに公開していないとしても、1人で、ましてや夜に出歩くなんて、無防備すぎるんじゃないかな?」
「大丈夫だって!」
と私は言うが、みんなは納得してくれず、結局土方さんと総悟が私と一緒に行くことになった。
「まったくもー、心配しすぎよ…」と呟くと、「俺もお前なんぞと一緒にコンビニなんて行きたかねーよ」「以下同文でさぁ」と答えが返ってきて、少しムカついたので2人を殴っておいた。
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい」「気をつけろよ」「恋奈をしっかり守れヨ!」
みんなに見送られ、私たちは夜道を歩き始める。明かりもこれといったものはなく、街灯のみで少し怖かった。
私たちは黙々と歩き続けた。ふくろう(?)の鳴き声が聞こえる。
しばらくするとコンビニに着いた。
コンビニに入って、各自好きなものと頼まれたものを買い、レジに並び、精算を済ませた。
そこで私はトイレに行きたくなってしまった。
「総悟、土方さん、私トイレに行きたくなっちゃったから、コンビニの前で待っててくれない?」
ったくよー、トイレは家で済ませとけよー、とかなんとか2人がもごもご言ってた気もするけど、殴っといたからわかんない。
コンビニにまた入り、女子トイレに入ろうとしたが、使用中だったので、仕方なく空いていた多目的トイレに入った。
するとそこにはマスクをした男の人がいた。
「あっ、すみません。次からは鍵閉めてくださいね。では、外で待ってますから。」
と言ってその場を立ち去ろうとした瞬間。
突然スタンガンを押し付けられ、意識が朦朧とする。
その瞬間思ったこと、それは。
土方さん、総悟、助けて。
ただそれだけだった。そして次の瞬間、私は意識を手放した。 
 

 
後書き
今回とても文字数が少なくてすみませんでした。
次回多くかけるよう頑張りますね。
新しい小説作って、掛け持ちになったので、更新が遅くなるかもしれませんが、よろしくお願いします! 
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