ヘタリア学園
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第五千三百七十五話 幽霊はいる
第五千三百七十五話 幽霊はいる
ロシアはふとお部屋の端を見てイギリスに尋ねました。
「席が一つ多いのはね」
「あのハウスキーパーさんのか?」
「幽霊さんのじゃないの?」
「いや、もうな」
それこそと返したイギリスでした。
「あの人のことはわかってるからな」
「幽霊さんにはだね」
「席はな」
それこそというのです。
「最初からないだろ」
「それじゃあだね」
「だから余計に不思議なんだよ」
イギリスにしてもです。
「席がいつも一つ多いのはな」
「そういえばどの国で集まっても同じだしね」
連合国の面々のどのお家でもです。
「いつも席が一つ多いんだよね」
「だからハウスキーパーさん関係ないぜ」
「どういうことかな」
謎は深まるばかりです、イギリスでもどの国でも何故か連合国の面々が集まると席は一つ多くなるのです。
第五千三百七十五話 完
2016・1・19
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