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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進級試験とウロボロス
  試験終了後の別行動×ホテルでの打ち上げと各神器の性能について

そんで空間に手を突っ込んでから、アザゼルにバイト料を貰う事でこの仕事は終わりだ。今回は試験官と言う事だったので、諭吉さんを数十枚貰ってから半分にしてヴァーリに与えた。

「俺らが相手にしてきたのは、伝説級がゴロゴロいる黒神に北欧の悪神ロキと最強の魔物フェンリル。そして最強の神滅具である聖槍使いの曹操だが、幸い俺達は黒の駒を入れてあるので全員生きて帰って来るなど余裕だったもんな」

「そう言う事だヴァーリ。俺らにはアグニにオーフィス、そんで黒神には強者が勢揃いしている。特に『真龍アグニと龍神オーフィスに、前四大魔王と元神に異世界から来た者らとオーバーテクノロジーの塊である剣魂にIS』ヴァーリチームと英雄チームは元テロリストでも今は仲間であり二天龍が揃ったチーム何て、今までなかったからな」

「トレミーには強者が揃っているが、グレモリー眷属は上級悪魔クラスの実力を持つ猛者揃いだ。仙術使いの白音に時間停止を持つギャスパーも、力によっては上級悪魔クラスだからな」

「一誠さんにヴァーリ、私達はリアス達がいるホテルに向かいます。試験が終わったので、センターの転移魔法陣まで行きますがそちらはどうしますか?」

「俺らはここから別行動だと一誠の作戦プランなのでね、一度俺達はトレミーに戻るからな」

「合否はまだだけど、あちらで打ち上げをしようとアザゼル先生が言ってたんだ。合否まで気が抜けないけど、ここから別行動とは何か意味があるのかな?一誠君」

「俺の勘によるが、まだ話す事もないからな。じゃ、俺達はトレミーに帰還するが何かあったらすぐに通信してくれると助かる」

と言う事で、俺ら黒神とグレモリーは別行動を取ったがここからは朱乃目線で語ろうかなと思っている。何せあちらの思惑通りとなるし、今頃は『禍の団』残党も準備しているだろうしな。俺達はトレミーへ帰還する事なので、空間切断にて試験会場からブリッジまで移動した俺とヴァーリ。あちらではパーティーをしていると思うが、俺ら二人はまだ昼食を取ってなかったので食堂へ向かった。

「一誠様にヴァーリ、お帰りなさいませ」

「ただいまレイヴェル。俺らもこれから昼食を取ろうと思ってな」

「ふう・・・・スーツ姿での試験官と言う仕事は中々楽しめたが、これから起こる事は全て一誠の策によるものだ」

「ヴァーリも試験官と言う仕事をしている所は、バッチリと録画しましたので後程見ましょうか」

レイヴェルとアーサーが出迎えた事で、俺はオーフィスがいる所に座ると膝上に着席したオーフィスだった。アグニも一緒にいるが、今回の任務はあくまで後方支援なので一緒に食べていた。するとルフェイとゲオルグが感じ取ったのか、俺の中にいる新たな仲間であるサマエルの波動を感じ取ったらしいな。

「この波動はもしかして!?一誠さん、貴方の中に龍喰者サマエルがいませんか?」

「お、流石聡いなルフェイ。ドラゴンの波動を感じ取るとは、特に英雄チームはとても驚いているな」

「それは当然だよ。何せ僕らが京都の時に使おうとした龍喰者だからね、でも大丈夫なのですか?サマエルは最強の龍殺しであり神殺しでもありますよ」

「そこら辺は大丈夫だゲオルグ。ちゃんと俺の力により、サマエルの毒が蝕む事ではなくドラゴンのブーストアップするようにしといたから。それとドライグとアルビオンのように小型ドラゴンで召喚可能となった」

俺は試験開始前に、冥府最下層であるコキュートスに行ってきたと言うがハーデスは前々から『禍の団』に繋がりを持っていた事を知った。なので今の内にサマエルを引き取らせて貰った事で、残党共が呼ぼうとしてもここにいるし神殺しの毒や他の毒にも耐性が付いた事もな。俺が大丈夫だと言うとドライグとティアの声でも大丈夫と言ったので安心したアグニだった。

「流石に我でもサマエルの力は畏怖するな」

「そりゃそうだろうよ。最強の龍殺しとも呼ばれているからな・・・・残党共の狙いはオーフィスの弱体化だ」

「その事を曹操達は知っているのですか?」

「いやまだ知らんが、あちらの動きがあったらブリーフィングルームで言うが今頃グレモリーは貸し切りレストランで試験後の疲れを労っているだろう」

と言う事で俺とヴァーリは昼食を取ってから、それぞれの自室に向かってから俺は黒の戦闘服に着替えてヴァーリもいつも通りの服装に着替えている頃に朱乃らはホテルに転移した。待っていたアザゼル先生とリアスと合流を果たした後、私達四人は他のメンバーが待っているレストランに行った。

「と言う訳で、試験お疲れさん。乾杯」

「どれだけ飲んでいるのですの?アザゼル先生は『それ二度目な、一ちゃんにツッコみ入れられたが昼からだ』全く一誠さんが仕事をしている時に昼酒とは」

「まあ大目に見た一誠君らしいからね、ギャスパー君は人間界本家に行っていると聞きましたけど」

「ギャスパーは自分の神器と向き合いたい時間が欲しさに、人間界本家地下にいるそうだ。何でもあの空間は、地下で一時間経過しても地上では一分経過している特殊空間だそうだ。それよりどうだったんだ?試験は」

アザゼル先生がそう言うので、素直な気持ちとしては楽勝だったと言ってから実技では私は少々やり過ぎてしまいましたが、大丈夫だと言ってましたリアス。威力調整バージョンのレールガン一発でしたが、試験会場に穴が空く程でしたがすぐに一誠さんが修理しましたの。現時点で私と祐斗さんは、他の下級悪魔よりも上の力を持っている事を実感している。

「一ちゃんから軽く聞いただけだったが、そこまでだったのか?手加減でのレールガンは」

「はい。私としては雷光でやろうとしましたが、強さの実感を持っていたからなのか雷だけで倒しました。すると予想外な一発となりましたの」

「僕もだけど相手よりも速度を出したのか、相手は僕の姿を見えなかったとしか思いませんでした」

「ま、そうだよな。一時期とはいえ黒神と修業したし、あの時真龍であるアグニと相手してたんだからな。あの時は気付かなかったが、今なら納得出来るね」

白音は元気そうにしていたし、黒歌も一緒にいるから何かあればすぐに通信か念話が来るだろうな。語り部を朱乃から俺となったけど、本来だとホテル内で黒歌とルフェイがレストラン隅で甘い物を食べていたりする。

フェンリルを護衛としているそうだが、こちら側だと子供フェンリルをブリッジにて待機状態となっている。大人フェンリルだと大きいし、人間界本家にてギャスパーと話し相手してもらっている。

「一誠、異変まだ?」

「オーフィスか。まだだがどうした?」

「我の力を弱体化させるのが、今の『禍の団』だけど一体何のため?」

「それに関しては俺もまだ分からんが、心配無用だオーフィス。力を吸い取られる前にサマエルが俺の中にいるからな」

『僕は今まで氷の中にいたけど、これからは自由だから何時でも一誠の力になるよ』

こう言ってくれているので正直嬉しいが、グレモリー眷属の力は正直破格だと思うな。可能性を持つ若手悪魔であり、木場は後付けに得た物があったとはいえ才能が抜きんでている。禁手化を二つも目覚めさせる事が驚きであり、更に二つ同時に使う事も今までいなかった才を持つ者。朱乃は元々魔力もあったが、悪魔と堕天使のハーフとして力をコントロールしている。

『一ちゃん、グレモリー眷属はまさに破格な力を持ったよな』

『どんだけ酔っているのやら、まあいいとして絶対リアスがプロデビュー前に最上級悪魔になるぞ』

『それについては俺も同意だ・・・・プロデビュー真に眷属が中級悪魔に昇格と言うのもかなりの異例だと聞いたぞ。木場もだが、すぐ近くに二天龍が揃った黒神がいるし模擬戦したとしても戦闘しているだけで光栄だとな』

『火力重視の眷属であってもスタミナが足りなければ、体力と魔力の消耗が激しいとそこをカバーしないといけないぞ?』

俺らのように攻防とスタミナと体力と魔力が、普通の悪魔よりも底上げされているのでグレモリー眷属のこれからの目標はスタミナを蓄えてながら体力と魔力を温存するようなメニューが必要だ。俺らのように『覇龍』とは違う方面で進んだ結果が、最強形態である赤白龍神皇帝なのだから。アグニとオーフィスがいるけど、ドラゴンで強い者が多くいるので強者との鍛錬で俺らの強さがある。

「そう言えば一誠さんは知っていますか?強力な魔物を封印した神器だと『覇龍』とは別の言い方があると」

「神器関係なら知っているよルフェイ。ドラゴン系統の神器だと『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』だが、魔物関連のだと言い方が『覇獣(ブレイクダウン・ザ・ビースト)』と言うらしいぜ。『今神器系統のを話し合っていたな一ちゃん』アザゼルか、丁度いいからルフェイの疑問に答えてやれよ」

『今席を立って黒歌と一緒にいるが、システム上だとサイラオーグが持つ「獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)」や魔物系統も使える「覇獣」だ。だが強さ的には天龍の「覇龍」の方だし、特異でもあるな。ま、一ちゃんとヴァーリは「覇龍」を使わなくとも充分強いからな』

「生命力を神器に吸われて大暴れした挙句に死ぬのが、歴代が使ってきたもんだからな。神滅具についてもだが、発見次第で三大勢力トップ陣に知らせる事になっていた。だがサイラオーグの所にいるレグルスがいる事を知らなかった様子で、バアル側の同盟違反にもならねえ。何せ俺でさえも知らなかった事だからな」

「神滅具所有者を調査と監視している天界・冥界のトップでも知らない事があるのですね一誠さん。悪魔サイドに属していたけど、あの神滅具を知ったのは前回のゲームで初めて知った口でしたから」

『一ちゃんや俺にサーゼクスでも知らなかった事は、大王派の連中が隠蔽していたよう何だとよ。サイラオーグは魔王に報告するべきだと訴えたようだが、当時現当主により行動制限されていたようだ。もし出したとしても正体晒すな、とな』

「だが俺とアザゼルが知った事で、サイラオーグは我慢出来なかったのだろうよ。終盤戦(エンドゲーム)で晒されたので、現在大王派は魔王派の連中に追及されているようだし初代当主であるゼクラムも随分と追及をしているとか噂されている。グリゴリと天界も同盟関係上、文句というクレームを悪魔サイドに発信したようだ」

あの試合後、大王派がサイラオーグとミスラさんの自由に向けて蒼い翼から派遣されてきた者を監視していたけどそれは解決した。ゼクラムによってだが、ここでルフェイから質問が飛んだが曹操が持っている聖槍の禁手化よりも上回る『覇輝(トゥルース・イデア)』に関してな。あれは本来だと『聖書に記されし神シャルロット』の遺志が関わるが、ここでは創造神黒鐵の遺志とされている。

『・・・・神と言う存在を殺せる槍で、始まりの神滅具(ロンギヌス)だ。それを聖書に記されし神シャルロットが現世に遺したが、人間だけの能力であり神器としてな。何の為かについては、俺の組織でも意見が割れているが今だと一ちゃんが少し書き換えたと聞いたな』

「俺は神器システムに関して、書き換えるだけの権限を持っているんでね。シャルロットが消滅しても、信徒の布教が進められるように他の神話体系の神々を殺す為の侵略兵器とか言われてるし、逆に信徒の元に襲い掛かる他勢力の神々に対抗させる為の防衛手段とか言われている。それか偶然作りだされたとか、諸説色々あるけど俺の力を込めた事で結論は出ている」

「あの聖槍の後に他の強力な神器が発見されているから、神滅具ってブツが定義されたんだったか。現代に限って言えば、各神滅具の状態が前例のない変化を見せているんだったか。十三種以外の神滅具で、新たに発見されても可笑しくないからな」

「曹操か。来てたのなら来たと言ってくれないと困るぞ?まあいいとして、そちらにいるアーシアも神器を知ろうとしているだろ?『聖母の微笑』が禁手化する事も可能だし、アーシア自身がなれるかどうかは今後の修業によってだな」

『全くだぜ、いきなりだったから戸惑ったがそちらに曹操がいると心強いぜ。その質問によると答えはイエスだが、アーシアの能力は既に完成の域に達している。回復能力が極めて高く引き出しているんで禁手化しなくとも充分だが、一ちゃんの未来予知にはアーシアの禁手化があると言うのか?』

他の所有者と比べても回復能力の高さと回復速度は、どれを取っても一級品とされている。近距離から遠距離まで飛ばせて、仮に禁手化したとしてもそれは回復オーラの塊としか言い様がない。アーシアがいる限り、グレモリー眷属は安心して戦闘が出来るらしいが体力までは回復出来ない。回復以外で役に立たないが、狙われやすい立場であり潰されるとお終いだ。

「今後アーシアが身に付けるとしたら、自分で守護出来る事であり結界系か幻術系、それか召喚魔力や魔法の方が合っている。壁ともなる使い魔を召喚すればだが、確か気難しいと言われたスプライト・ドラゴンを契約させたからな」

『それは聞いてるが、上位のドラゴンと契約出来たと言う事は使役する能力が高いかもしれんな。伝説級の魔物と出会って片っ端から契約を持ちかければ、意外にすんなりとイケるんじゃないのか?そうすれば・・・・』

とここでザーザー音が聞こえた事で、トレミーのレーダーでも捉えたがアザゼルらが異空間に閉じ込められた様子だ。レストランにいたグレモリー眷属だけを転移させた事で、俺は転移された場所を座標特定後にゲートオープン。ここにいる曹操とルフェイにオーフィスと一緒にブリーフィングルームへ移動となった。ヴァーリチームと英雄チームを召集させてから、トレミーは異空間へ到着した模様だ。

「一誠!やっと出番のようだな」

「まあな。それと英雄チームに知らせとくが、英雄派の構成員が独自に動いているとの報告が来た。アスモデウスからだが、目的はオーフィス狙いなのは間違いないが何か知らんか?曹操」

「そう言えば『禍の団』にいたが、次期リーダーとしてな。名は関羽で、俺と同じ子孫だったはずだ」

「あの子らが勝手に暴走しているのなら、私達で止めるしかなさそうね」

「そうだなジャンヌ。こちらにオーフィスがいるのは知らんだろうが、転移系の神器でアザゼル達を転移させて攻撃するつもりだろう。床面に出ているが、異空間には『禍の団』以外だと冥府にいる死神達がオマケみたいについている」

「で?一誠の策はどうするんだ『一応黒歌と白音がいるし、こちらにはサマエルもいるからしばらく様子見だな』了解だぜ一誠の旦那」

「未だにヘラクレスは旦那を付けるとか、可笑しくないか?『いいんだゲオルグ、恋姫チームにはご主人様かお館様かだから慣れた』納得したよ、僕らでもヘラクレスが旦那と呼ぶ方が新鮮何でね」

俺達はアザゼル達が転移されたポイントにカメラを向けると、丁度行動開始していたので俺らは見ていたが何時関羽が出てくるか監視していた。俺らの出番が来るまでここで待機となったが、ホテル内のレストランを飛び出して状況確認しているリアス達。

全員ここにいるけど、建物内の人気が一切無いので京都で似たような転移方法だったようだ。『絶霧』所有者のゲオルグはここにいるから恐らく同じ神器持ちで転移したんだろうよ。 
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