黄金バット 第八話 黄金バット対黒バット 大阪の対決
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第四章
サーベルを落としたのを見てでした、それで。
すぐにです、身体が一体に戻ってです。
風が起こって姿を消しました、それを見てです。
大阪の人達もです、確かな声で言いました。
「よし、これでな」
「黒バットは姿消したし」
「大阪の安全は守られたわ」
「無事にな」
「わし一人やったらな」
ここでこう言った室井さんでした。黒バットが姿を消したその場所を見つつ。
「とても無理やったら」
黄金バットも見て言うのでした。
「おおきにな」
「・・・・・・・・・」
黄金バットは今も無言です、そうして。
黒バットも姿を消しました、その姿を見てです。
室井さんはお巡りさんのところに来てです、こう言いました。
「黄金バットは何も言わなかったけどな」
「あの人のお陰ですな」
「あの人が来てくれたから黒バットに勝てましたな」
「あのままやったら本部長二体の黒バット相手にしてて」
「大変なことになってましたで」
「そうなってたわ」
自分でも言う室井さんでした。
「ほんまにな」
「けど黄金バットは何も言わんと」
「勝負が終わったらどっか行きましたわ」
いつも通りです。
「風みたいに消えて」
「後は何も残りませんでしたわ」
「いつもそやな、何者かわからへんけど」
その正体は今も不明です。
「けどいざって時はな」
「ああして助けてくれる」
「有り難い人ですな」
「ほんまやな」
本部長さんは確かな声で言います、そしてでした。
黄金バットに感謝しつつ事件が解決したことを喜ぶのでした。大阪の安全は大阪府警の人達と黒バットに守られたのです。
黄金バット第八話 完
2015・11・12
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