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新オズの腹ペコタイガー

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第五幕その十

「なかったから」
「そうよね、けれどね」
「今回はなのね」
「それでお願いするわね」
「それじゃあ」
 こうしてでした、ベッツイもリーダーになりました。ベッツイは決まったうえでパーティーの皆に言いました。
「じゃあお願いするわね」
「うん、一緒に行こう」
「楽しんで行くわよ」
「宜しくお願いします」
 三人も笑顔で応えます、そしてでした。
 オズマはドロシーに言いました。
「貴女がリーダーでね」
「それでかかしさんとエリカ」 
 ドロシーは二人を見て言います。
「それに神宝だね」
「うん、ドロシーとの冒険もね」
「最近なかったからね」
 そのドロシーとエリカの言葉です。
「どうした旅になるのか」
「楽しみだね」
「ええ、それにね」
 ドロシーは二人に笑顔で応えながらです。 
 カルロスにお顔を向けてです、こう言いました。
「貴方もね」
「はい、僕も一緒にいて」
「楽しい冒険にしましょう」
「皆で、ですね」
「是非共ね」
「私は」
 オズマは自分から言いました。
「自分が言ったことだけれど」
「姫がリーダーでね」
 木樵が陽気に言ってきました。
「そしてだね」
「ええ、貴方とね」
「僕だね」
 ハンクも出てきました。
「はじめてかも知れない顔触れでも」
「面白い冒険になりそうだね」
「そうなりそうだね」
「そしてね」
 オズマは微笑んで、です。ナターシャにお顔を向けました。
「貴女もね」
「宜しくお願いします」
「それではね」
「姫様と一緒に冒険することになるとは」
「思わなかった?」
「はい、いつもお忙しいので」
「確かにお仕事はあるけれどね」
 オズマもというのです。
「私も冒険が好きなの」
「だからですね」
「結構冒険にも出てるし」
「今回もですね」
「行くのよ、ではね」
「はい、ご一緒に」
 ナターシャはそのお人形さんみたいなお顔をにこりとさせて応えました、四つ目のパーティーも出発です。
 最後のパーティーにもです、オズマは声をかけました。
「リーダーはトロットで」
「ええ、そしてよね」
「後のメンバーはね」
「まずは僕だね」
 モジャボロが自分から出ました。
「僕が一緒で」
「ええ、そしてね」
「僕だね」
 今度出て来たのは腹ペコタイガーでした。
「トロット達と一緒に仲良くだね」
「冒険をしてもらうわ」
「そうなるね」
「そして」
 オズマは最後に恵梨香を見て声をかけました。
「貴女よ」
「はい、私もですよね」
「トロットのパーティーでね」
「冒険を楽しんできます」
「では皆ね」 
 それぞれと言うのでした。 
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