ヘタリア学園
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第五千三百一話 身につけられない
第五千三百一話 身につけられない
イギリスはパスタをもう一回茹でてみました、心配になった連合国の面々はその彼の茹でる様子を見守りましたが。
「吹きこぼれないかい?」
「パスタから目を離さないことある」
「じっくりと見ておけよ」
「程よい茹で加減になったら一本食べてチェックしてね」
イギリスの周りから言います。
「芯が少し残る位なんだ」
「のびてはどうしようもないある」
「アルデンテな、アルデンテ」
「間違っても固いままじゃ駄目だよ」
「というか俺本当に信用ねえな」
茹でるイギリスは四国の言葉を聞きながら言いました。
「四人共何なんだよ」
「それだけ君の腕が酷いってことだよ」
とても率直にです、ロシアはイギリスに言いました。
「完全にのびるまで茹でるからね」
「これでも何十年と茹でてるんだぞ」
「何十年茹でても身につけられなかったのかな」
ロシアはそのことにも驚きでした、もうそれはそいじょそこいらの料理下手タレントを凌駕しているレベルです。
第五千三百一話 完
2015・12・11
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