| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千二百八十七話  実際に美味い

第五千二百八十七話  実際に美味い
 イギリスはイカ墨のスパゲティを最初インクをかけたのかとジョゼフさんみたいなことを言いましたがそれでもです。
 食べてみてです、こうイタリアに言いました。
「御前いつもこんな美味いもの食ってんのかよ」
「それ確かオーストリアさんにも言ったよね」
 イタリアはオーストリア継承戦争の時のことを言いました。
「イギリスって」
「そういえばそうだったか」
「俺も同じこと言うよ」
 オーストリアさんと同じ台詞をというのです。
「俺のところじゃ粗食っていうか皆食べてるよ」
「これご馳走じゃねえのかよ」
「イギリスってどういう食生活なの?」
「相変わらずフランスには馬鹿にされ続けてるよ」
 何百年にもなっています。
「日本に寿司出したら固まったよ」
「ああ、そうなんだ」
「っていうか何でこんな美味いパスタが普通なんだよ」
「だから烏賊自体が普通なんだよ」
 そこからだったりします、イギリスではそもそも烏賊を食べないのでイカ墨の味も知っている筈がないのです。


第五千二百八十七話   完


                         2015・12・4
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧