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その手で引き金を引け!!

作者:櫻木可憐
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第五章 黒トリガー
  第五話 未来視

ない好奇心を無理に向ける意味はない。
と、思うんだが、風間さんはうるさいな~

「だ~か~ら~見に行く気はないと・・・
私は結末わかりますし」

そう、遊真くんを見に行く気はない!!
だってだって、結末を知っているのになんで見るの?
できれば寝ていたい。
全力でね。
ただ・・・

「風間さんが引き分けるのは見てみたいかな」

「・・・今、なんて」

「え?」

「なるほど、そうなるのか」

・・・風間さんだけ理解した。
他の二人は・・・しばらく理解しないで?
なんか睨まれそうだから。

「あー、すみません行きます。
風間さんが負けても研究になるかな?」

あ、負けにしてしまった。
あはは、変わらないか。どちらも同じ。
ただ・・・寝れないのか。残念。

~~~~

「お、来てたのか」

「げ、迅さん?
嫌だな~今から風間さんと遊真を見に行くんですよ」

なんとまあ遊真を見る前にまさか迅。
風間さん、私をちらみして放置!?
恨むわ~

「なんですか~」

迅ってモテモテだよな~
だって、修に遊真に太刀川に三輪という四人を相手に・・・
うらやましい!!

「あ~思ってること、言わなくていいぜ。わかるから。
いや~城戸司令が大規模侵攻の会議に出ろって言われてるから、伝えにきた。」

「は?風間さん通せばいいじゃん!?
・・・迅さん、なんのよう」

「疑われてる?」

「はい。セクハラエリートだから」

自業自得ですが。
文句あるならなんか言えよ。

「まあいいや、伝えたからな」

「・・・」

嘘つき。気づかないと思ったのかしら。
何のようか知らないけど、何かさせる気だな。

「まあいいや。」

~~~~

「迅悠一。あれは厄介ですよね。」

眼鏡を吹きながら呟いた。
風間さんに愚痴りたいが仕方ないから菊地原。

「ねぇ、戦い、見る気ないなら黙りなよ」

まぁ、なんて口を聞くのかしら。
泣くわよ。

「でも未来視は嫌ですね」

ほら、歌川ありがとう。
嬉しいわ。

「歌川は甘いんだ」

「菊地原は苦いんだ」

「まぁ口は悪いがいいやつです」

歌川くんは甘いな。
痛い目みないとわからないんだよ、菊地原は。
・・・いや、痛い目みたか、すでに。

「未来視ても、防げないしね。」

「・・・それ、どういうこと。」

「え、迅に聞けば?」

「・・・」

ん?なんか変なこと言った? 
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