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幸運E-のIS学園生活

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ユリウスの中の人はズッコケ三人組

ぅぅぅ………いってぇ……って

「寝てる場合かあああああああああああ!!!!!!!!!キャスタァアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「っ!?お、落ち着け衛宮!!もう戦いは終わっている!!」
「ち、千冬さん…?ってあれ、此処は………俺の、部屋?」

あれ………俺、さっきまで戦ってた……よな?なんでベットで横になってるんだ?あれ?駄目だ、どうしても思い出せねぇ……頭でも強く打ったかな……。

「これを見ろ」
「?………そ、それはキャスターのクラスカード!?っつう事は俺勝ったんですか!?」
「如何やら完全に覚えていないようだな……。ああ、突然姿が見えなくなったが暫くしたら再び姿を現したお前は大事そうにこのカードを持っていた」

あっ段々思い出してきた………そうだ、俺は固有結界を展開して持てるだけの最大火力の超連続攻撃でキャスターが常時展開していた呪層・黒天洞で軽減しても無駄なぐらいのバ火力を与え続け俺は勝利した………永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)10連発はきつ過ぎる………。あの時の残存魔力、干将・莫耶の投影が3回しか出来ないレベルまで少なかったぞ………。

「取りあえず軽い治療はしておいた、ゆっくり休め」
「はーい」

そりゃ喜んで休みますよ、もうクタクタですよ俺………。

「まだ小娘達は学園に居るがこの事は話していない、ゆっくりする事だ。それにもう宿題は終わらせているようだからな」
「あっはい、貰って3日で全部片付けました」
「感心な事だ。ゆっくり休めよ(なでなで)

………否、今のすげぇ優しいお姉さん誰だよ。今の絶対にわんぱく盛りで手の掛かるけど可愛い弟を可愛がる系の姉の反応だぞ?!それに今俺の事を普通に名前でお呼びになりましたよね!?すっげえ久しぶりなんですけど!?大体4年ぶりぐらい!!

「ふぅ……まあゆっくり休ませて貰うか、結構疲れたし……」
「こぉぉおおころ~今良い~?」

ん?この呼び方はリーリーか。なんだろう、今の時間は……3時頃か。おやつのお誘いかな?あ~でも今は疲れて胃が何も受けそうに無いんだけどなぁ………。取りあえず開けるかぁ………っていうか俺何時の間に寝巻きに……もしかして千冬さんに身包み剥がされてこうなったのか………?いやぁん千冬さんの獣!ってまあ言うだけもう意味無いけど……。

「はいは~い今あけるよ~」
「こぉ~ころ!!」
「うおっ!?」

開けた瞬間に元気よく飛びついてきた元気印のIS操縦者のリーリー!ってなんだこの説明口調………まあいいか、大体俺の思ってた事は合ってる訳なんだし……。

「えへへへ♪心って暖か~い♪すりすりすりすり♪」
「こらこら年頃の乙女が男の胸に頬ずりするって如何よ」
「心だからするんだも~ん♪」

まあ可愛いからいっか!!可愛いは正義!これは真理だ!!

「ねえ心、何かして欲しい事な~い?私、心のためだったらやってあげられるよ?」
「ん~そだな~………んじゃ夕御飯にリーリーの酢豚が食べたいかな?」
「本当!?解った愛を込めて作るからね!!」
「んじゃ7時頃に俺の部屋ってことで」
「は~い♪それじゃあ私は仕込みとかしてくるね~♪」

元気で何より!!

「心と酢豚♪愛の酢豚♪7時に酢豚♪」

心と酢豚のとを、絶対に『を』に変えないでくれよ!?何かの拍子に言い間違えたら俺大変な事になるからね!!?



ハァ………一体何が如何してこのような状況になってしまったのでしょうか………何故私の手の上に手錠があるのでしょうか………。一夏さんとの仲が如何したら進展するのか悩んでいたら、丁度織斑先生と出くわして

『如何したオルコット、悩み事か?』
『えっその……それは……』
『どうせ織斑の事だろう?そうだ、今の私は機嫌が良い。良い物を貸してやろう』
『良い物、ですか?』
『これを貸してやろう、これで一夏を物にして見て』
『ってこれ手錠ですわ!?如何して織斑先生がこんな物をお持ちで?!』
『余り詮索するな!!』
『(如何してこうなったんでしょうか……)』

本当に如何してこんな物を先生がお持ちなんですの!?色々と可笑しくはありませんか!?普通手錠なんて手に入るものじゃないし先生がお持ちになるのは色々と拙いですわ!!

「ハァ……それにしてもこの手錠を如何しましょうか………」

っというか、こんな物を持ってるなんて事がばれた私、色々いけない事に成るのでは………い、一夏さんに私が変態だと思われてしまうのでは!?そ、それはそれで良いかも知れませんわ………(///)

ドカッ!!

「きゃっ!!」
「いたたたた………」

い、いきなりなんですの…!?って鈴さんではありませんか。

「いったいわね!!何処に目をつけてるのよ!?」
「それはそちらもですわ!!前方不注意も良い所ですわ!!!」
「何よっ!!」
「何ですの!?」
「「ムゥゥゥウウウウ!!!」」

………落ち着くのですセシリア・オルコット、貴族たるもの優雅たれですわ。

「まあ、今は怒ってる場合じゃないからこのぐらいで勘弁してあげるわ」
「偶然ですわね、私も同じ事を考えていましたわ。それでは」

と、兎に角この手錠をなんとかしないと………

がしゃん!!!



がしゃん?何今の音……?って

「ちょっ!?何よこれぇぇぇええええええ!!!??」
「ど、如何してこのような事に!?手品師も真っ青ですわ!!」

真っ青になってるのは私とアンタの顔でしょうが!!

「なんでこうなったのよ!?何で私がアンタと繋がれて逮捕されてるのよ!?セシリアアンタ何したの!?」
「し、したと言えばしましたし。してないと言えば何もして無いですわ……」
「どっちなのよ!?」
「私はただ、織斑先生から借りた手錠を持って歩いていただけですわ♪」
「とんでもなく仕出かてるじゃないのよ!?っていうかアンタが犯人じゃないのよ!?」

ち、千冬さんに借りたって何をする気だったのよ………っというかこれをもったまま歩いてたの!?

「よ、よくそんなものを持ったまま歩けたわね……しかも堂々と……羞恥心とかないの………?」
「確かに様々な方に見られて恥ずかしかったですわ……」
「ほらやっぱり」
「でも、その恥ずかしさが気持ちよく感じてしまって♪」
「ΣΣ(゚д゚lll)変態だぁああああ!!!」

もうやばいわこの子!!この危機的状況で痴女に目覚めちゃったんだわ!!これは、色々やばいわ!!酢豚の仕込みもあるのぃぃいい!!!

「一夏に変態って言われてもいいの!?」
「良いのです!っというか一夏さんにそう言われるのを想像すると最上級に興奮するんですわ!!」
「もう駄目だわこの子!!」
「そして、一夏さんに変態と言われた時は………一夏さんの心を逮捕しますわ!って言いたいんですわ!」
「今私とアンタが誤認逮捕されてるんですけど!!?」 
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