ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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修学旅行はパンデモニウム
夜での共同作戦会議
俺は怒気を心の中にしまって夕食の時間まで、二条城での攻略を考えていた。曹操は『実験』と言っていたからな、二条城に行くと必ず戦闘が起こる。
これは避けられない事だが、戦闘時にグレモリー眷属が戦いの邪魔をした時は容赦なく倒して進むかもな。するとノック音が聞こえたから考えるのを止めた。
「一誠。夕食の時間になったぞ」
「ああ、今すぐ行くよヴァーリ」
オーナー室を出て大広間に入った。俺が最後らしく、俺の席はヴァーリの隣であった為そこに座り夕食を食った。夕食の間皆は、今日行って来た所を話してたりデジカメで撮った画像を見ていたりと、色々話していたが俺は静かに食った。食後、本来だと風呂や各自部屋に行く予定だったが黒神眷属『王』である俺から大事な話があるという事で全員残ってもらった。
「皆、残ってすまないが大事な話がある」
「英雄派がやろうとする実験の話か?」
「ああそうだ。恐らくアザゼルも今夜にでも話をするだろう。そこで今回、俺と一緒に曹操ら英雄派をぶっ倒して捕獲する事が第一目標だ」
「捕獲か・・・・それでは今夜行くのだな。メンバーはどうする」
「俺とヴァーリチームは当然だが、恋姫チームからは愛紗・華琳・雪蓮・恋。大江戸チーム全員は、京都各所に集結してるであろう英雄派構成員全員倒してもらいたい。ISチームはシャルのみ俺らと一緒に行こうと思っているが、他メンバーは京都各所上空から監視をしておいてほしい。大江戸チームとの連携を忘れずにな。ここまでだが何か質問はあるか?」
「はわわ、えっと、仮にグレモリー眷属が戦闘の邪魔をして来たらどうするのですか?」
「いい質問だ、朱里。俺達と曹操達が戦闘時、仮に戦闘の邪魔をしたら容赦なく倒す。倒した後、そのまま放置して英雄派を最優先として攻撃する」
俺がそう言ったら、ザワザワしたが皆は納得してくれた。京都周辺での事は皆で頼むと言ったが、その時は三大勢力と協力している妖怪らもいる。一方イリナ達は、夕食後の風呂に入ってからパジャマ姿で松田と元浜がいる部屋を訪れていた。イリナ班は、渡月橋での戦闘後に二条城を観光してホテルに戻ってきた。駒王学園では明日が最終日であり、京都駅周辺を見て回ってお土産を買うだけとなる。
「(一誠君達は今頃宿に戻っているわよね。見た目で怒っていたけど、今はここで楽しまないとね)」
「ちわー、風呂上りの美少女四人が来たわよ、エロ共」
「おおおっ!アーシアちゃんの風呂上りパジャマ姿最高じゃん!んじゃ、早めに観賞会と行きますか!」
テンション高くそう言いながら、松田が再生ボタンを押して最初の写真がテレビに写されていた。新幹線発車から写真が始まるけど、一誠君と一緒の方が良かったなぁ。
でも一誠君からの頼みだからしょうがないと思うけど、京都駅からホテル内・伏見稲荷・清水寺と三日間巡った京都の景色がテレビに一枚一枚写されてた。ま、私は一誠君のエージェントみたいな感じだしいつでも念話が出来る通信機をはめているしね。
「この時、元浜が階段で転びそうになってたな」
「そういう松田こそ、茶店の団子を一気に食べて喉を詰まらせていたじゃないか」
「ていうか、アンタら他校の女子が通り過ぎる度にエロい視線で見るんじゃないわよ。いやらしい顔を京都でまで晒して・・・・学園の恥だわ。ここに兵藤がいたら、絶対アンタ達は毎回毎回ハリセン叩きに合っていると思うわ」
「イッセーがいない時だけは、そういう視線をしていてもいいじゃねえかよ。アイツは元々モテている事は差別だ、俺達だってモテたいんだからな」
「あ、そういう事を言うのね。今ここに一誠君と繋がっているから、今頃こちらの会話を聞きながら食事でもしてるんじゃないのかもね」
松田・元浜・桐生が思い出を語り、私イリナはツッコミを入れる事で爆笑していた。修学旅行という楽しみな事だったけど、無事に明日を迎えるといいなと思っていた。皆で一緒に帰るつもりだけど、一誠君が帰る時には私達は授業中なのかもしれないわね。就寝時間を間近にして、秘密の部屋に集まっていたグレモリー眷属とシトリー眷属、アザゼル先生とレヴィアタン様と私イリナが集まっていた。
今頃一誠君達も今夜の事を話していると思うけど、英雄派が言っていた実験についてだと思うわ。今は私が語り部となっているけど、この話し合いが終わって一誠君がいる旅館に行く予定だからね。でも正直この部屋狭いのか、八畳一間の部屋にいるから立ち見をしている者もいるわね。
「作戦を伝える前にイリナは今回どっち側にいるんだ?」
「それはどういう事ですか?まるでイリナがどこかのエージェントみたいな言い方ですが」
「イリナは基本的に一ちゃんの家に住んでいるが、俺達とあちら側では目的が違う可能性があるからな。それにイリナは一ちゃんといつも共にしているはずだが、今回はこちら側にいると言う事は何かしらの策があってここにいるんだろうよ。で?どうなんだ」
「アザゼル先生の言う通りで、本来だと一誠君側にいますが黒神眷属からの命により今はグレモリー眷属の助っ人としてここにいます。一誠君達が抜けると怪しまれるので、今回私は修学旅行のメンバーとしている事といつでも念話出来るようにしてあります。もし一誠君側と一緒に行くのであれば、連絡しておきますが?」
「やはりか。だが一ちゃん達と一緒に作戦行動を伝えた方がよさそうだ。イリナは念話であちら側にアポを取ってくれないか?一ちゃんがいる高級旅館にはソーナやシーグヴァイラもいるし、シトリー眷属の『王』がいた方が安心感あるもんな」
と言う事で私は一誠君に念話をしているので、部屋から抜け出て一誠君に今までの事を伝えるとあちら側も今夜仕掛けるつもりでいたそうだ。なのでこれから一誠君がいる高級旅館に集合と指示を貰って、早速アザゼル先生らに伝えるとパジャマ姿から制服姿となってホテル前に集合していた。
一方俺側はイリナから念話が来て、今からこちらにアザゼルらが来るとの事なので大広間にいた俺達。今回行くメンバー以外の者らは、隣の部屋にいるが呼ぶとすぐに来てくれる。ホテルからここまで少し時間があるが、再びメンバーの確認をしていた。
俺とヴァーリチーム全員と愛紗・華琳・雪蓮・恋とシャルが、今回の二条城に行くメンツだ。夜になると悪魔の団体さんがやって来たと言ってたので、こちらに誘導してくれと言ったら大広間に来た。アザゼルとセラフォルーとグレモリー眷属とシトリー眷属が来た。
「悪いな一ちゃん。こちらよりここの方が話しやすいからな、それにしても今いるメンバーが行く奴らか?」
「しょうがないだろ、あちらで話すと一般生徒に聞かれると言うデメリットがある。それにシトリー眷属もいるのか、だったらソーナもこっちに来てくれ」
『ソーナ会長!』
「一々騒がないで下さい、私がここにいる事に関してアザゼル先生は知っていますから」
ソーナが私服姿で来たので、驚いていたシトリー眷属で匙もだった。一応シーグヴァイラもここにいたが、ソーナとシトリー眷属と一緒に行動するだろうな。本来だと、ロスヴァイセは二日酔いで体調がよろしくないはずだが酒飲んでいないので体調は絶好調だった。俺とアザゼルが簡単に説明を受けてから、皆を見回していたが大広間に投影型端末に京都全体図が投影されていた。
「アザゼルから簡単に聞いたが、二条城と京都駅を中心に非常警戒態勢を敷いている。京都を中心に動いている悪魔・堕天使関係者を総動員して、怪しい輩を探索中の様子だ。京都に住む妖怪らも協力態勢だし、今の所英雄派の動きを見せないが京都各所に不穏な気の流れが二条城中心に集まっていると計測出来ている」
「簡単な話だけでそこまで分かるとはな。流石は一ちゃんだが不穏な気の流れについて疑問符浮いているから説明するが、京都は古来より陰陽道・風水に基づいて創られた大規模な術式都市となっている。それ故にパワースポットを持つ晴明神社の晴明井、鈴虫寺の幸福地蔵、伏見稲荷大社の膝松さん。と挙げれば切りがない程に不思議な力を持つ力場に富んでいる」
「それらが現在気の流れが乱れて、二条城の方にパワーを流し始めているとの事だ。俺らの情報通からだと、碌でもないな事は確かなようだが奴らはこの都市の気脈を司っている九尾の御大将を使った『実験』とやらを開始しようとさせている。それを踏まえた上で作戦を伝えるが、ソーナ」
「はい。私達シトリー眷属は京都駅周辺で待機しますが、駒王学園の生徒が泊まっている京都サーゼクスホテルを守るのが私達の仕事となります。一応あのホテルには強固な結界を張ったそうですが、有事の際でも最悪の結果だけは避けられます。不審者が近づけばどうなるかは、私達の手で摘んでおきます。いいですね?」
『はい!ソーナ会長!』
と言う事でシトリー眷属全員は返事をしてから、ソーナとシーグヴァイラは準備が終わり次第ここからホテルに戻って不審者を職質するだろうな。一方グレモリー眷属は俺達と共にオフェンスだが、俺達とは別行動させてもらう。二条城に行くが、優先事項は八坂の救出である。相手の戦力も未知数だが、俺達もいるので安心していたアザゼルだった。
「アザゼルやグレモリー眷属にも言っとくが、俺達がもし英雄派と戦闘行う時に邪魔をするのであれば容赦なく斬り捨てさせてもらうがいいか?」
「俺達と一緒に戦えないと?」
「正直言って俺らとグレモリー眷属は天と地の差だ、それにイリナも今は力を制限させているからな。俺らの目的はあくまで英雄派捕獲が優先事項となっているが、八坂は二番目だからな。邪魔をするのであれば、味方であっても斬り捨てると言っとく」
「こりゃ一ちゃんの目は怖いねぇー、だが一ちゃんの邪魔だけはさせねえよ。俺はともかくグレモリー眷属の指揮に関しても頼むからさ、言う通りにさせるつもりだ」
最強の助っ人を呼んだと言っていたが、誰が来るんだろうな。フェニックスの涙は三つしか配布されないが、俺達はそんな物には頼らんから断った。回復役がルフェイだし英雄派を捕縛する役目もある。世界各地で『禍の団』がテロしてるお陰で、涙の需要が急激に跳ね上がっているとの事だ。重要拠点への支給もままならない状態となり、大量生産出来ない品だったからな。
「俺達にはフェニックスの涙はいらんよ。俺らには回復役であるルフェイがいるし、大量生産出来る品を持たせているからな」
「現在フェニックスの涙は市場でも値段が高騰していますし、高級品のはずが超が二つ付く程の代物になってしまったのです。ですが一誠様には独自に開発されたドリンクがありますので、攻撃組全員に持たせております」
「マジかよ。レーティングゲームの涙使用のルールも改正せざるを得ないらしいが、一ちゃんには関係ない話だもんな。今後のゲームに影響が出るかもしれんが、ルフェイの回復も強力だが一ちゃんが使う回復も強大だからな。ところで一ちゃんが開発したと言うドリンクはどんなの何だ?」
「品名だとフェニックスの涙改で、製造方法は秘密だが魔力・体力・傷などが一瞬にして回復してしまうもんだ」
そういや機密事項となっているが、各勢力協力して血眼となって『聖母の微笑』の所有者を捜しているそうだ。レアな神器で調査結果、アーシアの他に所有者が世界に何人かいる事が発覚したんだと。スカウト成功は大きな利益で、冥界最重要拠点にある医療施設等には既にいるようだ。スカウトの一番理由は、テロリストに所有者捕獲されない為だし優秀な回復要員を押さえられるとマズイからだ。
アジュカも回復能力について独自に研究しているらしいが、グリゴリでも回復系人工神器の研究が進んでいるそうだ。アーシアは陰で回復神器について協力してもらっているそうだし、良い結果も出ているとの事だ。アーシアもトレーニングしているが、禁手使いになれるかは分からん。なので涙はオフェンスのグレモリーに二つ、サポート役のシトリーに一個支給された。
「それと匙、お前は今回グレモリーと一緒にいろ」
「お、俺っスか?」
「なるほどな。ヴリトラの龍王形態が使えるが、今の所はどうなんだヴリトラ?」
『今の所、暴走は無い状態だな。黒い炎は相手の動きを止める事が出来るし、力まで奪ってしまう。四つの能力が使えるから、我が分身にサポートが出来るのであれば喜んでやろうじゃないか』
との事だったが、匙の影から出て来た小さな人影となっていた。それと各勢力に伝わっているし、京都の外には悪魔・天使・堕天使・妖怪が大勢集結している。逃げられないように包囲網を張るが、黒神眷属も京都全体の包囲網を張っているので安心して行ける。外の指揮はセラフォルーがやるらしいし、リアスらはタイミングが悪かったのか現在グレモリー領にいるとの事。
「グレモリー領のとある都市部で暴動事件が起きたのか。それで今はそれの対応をしているようだ」
「相変わらず一ちゃんはどこから仕入れているのか不明だがそうらしいな。『禍の団』に直接関与している輩でもないが、暴れ回っているらしいからアイツらが出ていった訳だ。一応将来自分の領土になる訳なのか、グレイフィアやヴェネラナが出たんだとよ。相手の暴徒共はお終いで、グレモリー家の女を怒らせたら大変だろうな」
「『亜麻髪の絶滅淑女(マダム・ザ・エクスティンクト)』に『紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)』と『銀髪の殲滅女王(クイーン・オブ・ディバウア)』が出揃っているなら、暴徒の奴らにとっては大変な事になっているだろうな」
俺は普通に言った二つ名だったが、グレモリー眷属にとっては不吉極まりない事を連呼していたのか。アーシア辺りが怖がっていたが、絶滅・滅殺・殲滅という言葉が入っているから触れてはいけないのを称している二つ名でもある。グレモリー家の女性には恐ろしい二つ名を持つが、俺的には別に怖くない。
「と言う事でお前らの作戦は聞いたが、アザゼルは京都の上空から独自に奴らを探索するそうだ」
「ま、そう言う事だ。各員一時間後までにはポジションに付いてくれ、怪しい者を見たら即効で相互連絡な。あくまでも黒神眷属の邪魔をするんじゃないぞ?逆に死んでしまうが、修学旅行は帰るまでが修学旅行となっている。京都は俺達が死守するが、いいよな?」
『はい!』
全員が返事して作戦会議が終了となり、戦う準備を終えて旅館前に用意された車に乗り込むヴァーリチームと愛紗達だった。シトリー眷属はホテルに行く前に、匙を応援の為かオフェンス組が行くまで旅館で待機となった。
俺も運転席にいたが、ここで華琳から聞かれたのは本来の歴史にある三国志について。相手が曹操の子孫なのか、正史での曹操はどんな奴だったのか今更だが聞いてきた華琳。華琳も曹操本人だけど、正史のような曹操ではないからな。
「うーん。正史での曹操は、虐殺などの悪行を行っていたが当時としては画期的な政治をやったとされている。ここにいる華琳と共通しているのは、人材発掘かな?」
「確かにそうよね。私は才能がある者には人材が豊富な国になっていたけど、虐殺をする程では無かったわよ?」
「私達が知る華琳と歴史通りの曹操か。確かに今聞かれると違いますよねご主人様」
「ま、私も本来なら華琳の部下が勝手に放った毒矢に倒れる私だけど、ルートが違ったからこうやって生きていられる訳よ」
「だが先祖と違う点は人間を中心に人材拉致させて集めているそうだ。人材はあくまで人間だが、目的の為ならそいつらを洗脳してまで使いテロに投入する駒としか見ていないだろう。禁手使いの増加と『魔獣創造』の為にやった一連のテロは、やり方自体が厄介というかえげつない方法でやっている」
今回の相手は人間相手ではあるが、テロリストに変わりはない。人間は寿命があるが、ここにいる悪魔は寿命が豊富なので人間時にいた友や家族との別れがいつか来るのかもしれない。英雄派のメンバーは伝説の英雄や勇者の子孫と言った奴らで、中には英雄の魂を受け継ぐ者が主要メンバーにいたな。
英雄=ヒーローとは救世主の意味合いであるが、ある意味で俺らの存在理由は何だろうな。すると窓ガラスを叩くアザゼルがいたので、俺はドアを開けてから外に出たのだった。
「どうしたアザゼル?」
「いや何、今回は別行動ではあるが今回の敵について一応聞いておきたくてな。一ちゃんにとって英雄とは何か?だ」
「俺ら的には英雄と呼ばれた者らが、今俺の車に乗っているが残念ながら異世界と本来の歴史とは違うからな。英雄に関してだったか・・・・特別な力や能力を持ち、人類にとって大きな功績を残したり巨悪を倒す事が出来る存在ではある。英雄=ヒーローになれる力を持って生まれたと言うのは、ここで言うなら神器を持って生まれた人間がほとんどだ」
「ま、そうだよな。神器は人々を救う為に一部の人間に神が与えた物だろうが、今代である赤龍帝に神に宿るという事自体が可笑しな状況となっている。まあそれはいいとして全ての神器所有者が英雄になれる訳でもないし、そのほとんどが不幸となっている。ヴァーリが良い例えだが、ルシファーの孫として生まれたが神器の力により捨てられた後に俺が拾った。そんで現在赤龍帝と白龍皇の宿命対決が今代で終わりを告げているからな」
「そりゃ俺がヴァーリを仲間にしたお陰で、二天龍との宿命を終わらせたからな。それと改めて言っとくが、グレモリー眷属は人間相手に割り切れてないメンバーがいるらしいがもし視界の邪魔だと思えば斬り捨てるからな。まあアーシアは回復役だから邪魔しないと思うけど」
「冗談かと思っていたが、その目はマジだな。分かっているが、もし視界に入ってしまったのならしょうがないと俺も諦めるとする。致死量クラスとなっても放置で構わんが、英雄派との戦闘が終わったら簡易的な治療はしてくれよな?それだったら俺も了承したし、リアスに問い詰められてもフォローしてやる」
俺とアザゼルは互いの拳をコツンと鳴らしてから、それなら約束してやっても構わんとの事だった。そんで俺とアザゼルが話している間に、旅館前に姿を現したグレモリーとシトリーのメンバーが揃って来た事で俺は再び運転席に座って出発を待った。
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