Eventful~ポケモンと共に~

全ての命が、望まれ生まれるわけじゃない。
全ての命が、蔑まれ憎まれるわけでもない。
ただ、一つ分かる事がある。
…神は、この世界にはいないのだ。 

ポケットモンスター…縮めて、ポケモン。
この星…ティエラに住まう、不思議な不思議な生き物達。
空を舞い、地を蹴り、海を渡る。山を駆け、街に住まう者もいる。 そんなポケモン達と、我々は共に歩み生きてきた。
…そして、それは今も続いている。

我々の住む星ティエラは、水と自然が豊かな生命の星だ。
文献によれば、この星そのものを生み出したとされるポケモン…【アルセウス】の手により全ては創造されたという。
その真偽は定かではないが、全てのポケモンの遺伝子を持つとされる【ミュウ】の存在や、元は一つであり現在は離散した形を持つ各地方にそれぞれ伝わる伝説のポケモン達。
彼らは何を考え、何を伝えようとしているのか。 それを確認する術は無い。
しかし、それは決して遠くはない未来だろう。 我々とポケモン、共に生きてきた生命として、いつの日か全てが解る時がやがて来る。
そんな来たるべくして来る解明の暁を、今日も今日とて我々は探し続ける。
そしてそれは、ほんの小さな出来事から始まっているのかもしれない…！



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ポケモンの世界には、様々な''地方''が存在する。 それは文字通り大陸を表しており、街などが有って主に人間が主導権を握っていた。
しかし、その体制が崩された地方がある。

「…アスタ、辻斬り」
「ニュラッ」

ティエラに存在する地方でも南方の地方…ホウエン。
豊かな緑と書いてホウエンと読むこの自然豊かな地方には、古来より大地と海を創造したとされる超古代ポケモンが眠るとされ、未だ多くの謎を残す地方である。
そして、そんな自然豊かなホウエンの影で、密かに駆ける影が一人と一匹。

「…まずまずか。引き上げるぞ」
「マニュ」

少年、名をツバキ。
ポケモン、名をアスタ。又の名をマニューラ。
やがて来たる刻…二人が世界を揺るがす核を壊す。


 

ども、初めましてローグと申します。
ご覧頂き有難うございます。
今回より、下手ではありますがポケモンの小説を書いていく所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します。