| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『ナイフと海と月』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『絶望』



生きた心地もせん日々に終止符を打たれた。

死体となった友達の姿を見せられた。

其れを受け入れれず記憶から存在を抹消した双子の片割れ...

組織に復讐しに行き、犯人を殺すも自分も殺された友達...

悔しいどころじゃない。
どう言えばいい?
こんっなに悔しくて情けない...
こんっなに悲しい...
こんっなに憎い...
こんっなに殺意に満ちた感情...

頭も心も全部の想いがグッチャグチャに混じり合ってて視界すらグニャグニャで...

死んでしまいたい。
消えてしまいたい。
今回は確実に死ねる。
だって銃口は頭やし。
死ねんワケが無いやん。

...痛い?
殴られたと同時に銃は取られた。
目の前にいたのは、お父さん代わりの組長だった。

この頃、自分には同時にいろんな事が起きてて、それやのにこんな...こんなサヨナラ、あまりにも辛過ぎる。

大事な友達を、また2人亡くした。

大事な人達...これで6人...消えてしまったことになる...

自分はどれだけ大事な人を亡くしたら許されるん?

そーゆう運命なん?

自分自身が受けるイタミも勿論大きいけど...
大事な人を失うイタミは、もっともっとイタくて...
もっともっと深い処からイタくて...


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧