ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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放課後のラグナロク
創造した地球の一つの『魔』×グレイプニル
俺は、今創造した地球の一つである『魔』にいる。ここにいる理由は、ダークエルフの長老に会う事が目的だ。ミドガルズオルムに聞いた場所は、数十年前に絶滅しそうだった所を保護をして『魔』に住ませた。元々『魔』にいた魔族達は快く歓迎してくれたし、同じ魔族の仲間入りとして喜んでいたし新たな仲間が増えた事をな。
『魔』に行くと俺は神聖魔族の王となるので、サキュバスのシャハルやシャムシェルに搾り取られた。あの時は死ぬかと思ったが、逆にイかせせてやった。神聖魔族がいた世界は、破滅世界に進んだから人間と魔族を保護した。人間と魔族が住む世界になったが、人間側も俺の言う事は聞いてくれる。俺はとりあえず首都グランベリーに行った。正門近くには見知った魔族兵がいた。
「よう魔族兵C。久しぶりだな」
「た、隊長。お久しぶりです、ささ、中へどうぞ。おいそこのグール。陛下が帰ってきたと伝えて来い」
「分かったぜ」
グールは城の中に入り、行ってしまった。俺は魔族兵Cに連れられて中に入ったが、ちなみに神聖魔手を持ってるから手の甲には紋章がついていた。兵士が、俺の事を見ると踵を合わせていた。やはりここに来ると俺は王だなと思った。謁見の間に通されてしばらく待つと俺の代理であるガラハットが来た。
「俺の代理いつもご苦労、ガラハット」
「おお、ルインよ。いつ来るか冷や冷やしたぞ」
「今の俺は、兵藤一誠と名乗っているけどまあいいか。王妃は元気か?」
俺の事をルインと呼ぶ者は前陛下ガラハット二世。俺がルインの時に、終幕となった瞬間大量ドウターが出て瞬く間に破滅世界になってしまったので、この国とエルフ国のエルフ達や俺が陛下になった時にいた女性達も全員保護。新たな地球で暮らすように命じたし、ガラハットのドワーフの呪いも俺が解除させた。
次に行った世界は、百五十年後の世界でエーデルラント王国の騎士になっていた。シャムシェルに会ってからどんどん出世し元帥までいき、その時の王が俺に次の王を託すと言われた後に暗殺され、俺が犯人扱いになったが無事解決されて王になった。
その時はリュート・ヘンデと名乗っていた、二年後にリンゴバルトを併合した。大国フロンスにも条約を結び同盟になった所でまた破滅世界になってしまい、人間を全て保護後『魔』に移送した。
「王妃達は、皆元気だぞ。もうすぐ来るはずだが『ルイーン!/リュート!』来たようだな」
来たのはシャハル、ナディーヌ、ローレリア、シャムシェル、グラディス、ロクサーヌ、ルセリアの7人だった。7人共王妃。遅れてきたのはエメラリア、アイシス、ネリスとサブキャラのゼミナリオ、エルフェンバイン、モテール、フェルゼン、ザント、シュラム。
「元気そうだな、シャハル、ナディーヌ、ローレリア、シャムシェル、グラディス、ロクサーヌ、ルセリア。変わった事はあったか?」
「私が代わりに答えようか?エルフとダークエルフとドワーフは、神聖なる森に住んでいるとゼビアとエリュシアに聞いた。あとは変わらずさ」
「そうかシャハル。エルフ国にいた奴らも森にか・・・・ってシャムシェル、涎を垂らしながらどこを見ている」
「この後の事を考えてた、早速だけどリュート。部屋行って一発しようよ」
やっぱりかー!と思いながら、エメラリアとエルフェンバインについて行った。部屋に入った後、分身の種で俺が十人になってから情事開始。十人分だったから流石に枯れるかと思ったが、神聖魔族の王の能力である事から枯れる事はなかった。その代り、凄い疲労感と普通では味合わない情事だったけどな。シャワーを浴びた後に着替えて、王の部屋に集合となった。
「ところで、数十年前にエルフとダークエルフとドワーフはいるのか?」
「はい、神聖なる森にいらっしゃいます。前より数が増えたと言っていました」
「そうか。俺は、俺の世界にいたダークエルフの長老に会いに来た。あちらでちょっと厄介事があってな」
「なら今すぐ行きますか?護衛はモテールとアイシスをつけましょう。エルフの王は未だイシュバン王と聞きます、ダークエルフの王はルークス王。陛下とゼビアの子ですね。警戒はされないと思いますが一応手紙を渡しておきます」
「ありがとうゼミナリオ、では早速行きますか。こっちは急ぎなのでね」
ゼミナリオに手紙を書かせてから出発した。ここから森までは3日かかると言われたので、ドライグを召喚して大きくさせた。シャムシェルは、初めてドラゴンを見たから思いっきりはしゃいでた。俺とモテールとアイシスを乗せてドライグは飛んだ、久々に大きくなったのでドライグ自身もはしゃいでいた。
神聖なる森の入り口に着くと、降りてドライグを小さくして頭上に乗せて森の中に入った。しばらく入ると、正さに神聖な森だなと思いながら歩いてると気配を感じた。数は十人で木の上にいるな。弓矢が飛んできたので、エクスカリバーで弾くとモテールとアイシスも戦闘態勢に入る。すると俺を知っているエルフがいた。
「もしかしてルイン様か?」
「ようラルカン。久しぶりだな、イシュバン王は元気か?」
「はい。陛下も姫様もお元気ですが、本日は何の御用で来られたのでしょうか?」
「随分前、ここに移住してきたダークエルフの長老とドワーフに会いに来た」
「なるほど。なら案内します、姫様にも会いたい所ですが今城におりまして」
俺は構わんと言って、ラルカンが前に行き俺達を案内してくれた。しばらく歩くとここからは行けないと言ったが、ここからはダークエルフの領域になる。余り仲はよろしくないらしいが、ゼビアとルークスとは友好との事を知ったら安堵した。歩いて三十分で村の入り口に到着した俺達、周りは大きな壁で大きな扉がある。俺には俺の任務があるので、俺は大声で言ったのだった。
「俺の名は兵藤一誠、時代にもよるがルインとリュートだ。ダークエルフの長老に会いに来た、この扉を開けてくれ!」
するとガガガガと扉が開き、中からダークエルフの兵士が出てきた。俺を見るなり警戒をしていたが、俺の手の甲を見たら、一人が慌てて俺の前に来た。
「あなた様は神聖魔族の王でありますか?」
「そうだ。ここに移住させたダークエルフの長老はいるか?」
「はい、ご案内させて頂きます。後ろの方は?」
俺の護衛だと言ったら素直に通してくれた、通った後に扉は閉まる。ダークエルフの方も人口は増えたようだし、それとも元々がそうなのか。城に到着して先に息子のルークスに会う為に謁見の間に来たが、しばらくしたらゼビアが来た。
「ルイン久しぶり」
「久しぶりだなゼビア、元気にしてたか?」
とゼビアに挨拶したらダークエルフの王、ルークスが現れた。
「お久しぶりですね、父さん」
「久しぶりだなルークス。王になってからはどうだ?」
「相変わらず忙しいですよ。あの時いたダークエルフは外にいるエルフとは仲がいいのですが、移住してきたダークエルフは仲が良くなくて困っている所です」
「それより移住してきたダークエルフの長老はどこにいる?」
「私の事かな魔族の王よ」
「初めまして、俺の名は兵藤一誠。長老が前住んでた所だと、神滅具赤龍帝の籠手の所有者だ」
俺がそう言うと、モテールとアイシスは赤龍帝の事は知らない模様だった。まあそうだろうな。『魔』には神器・神滅具は存在しない。長老に、グレイプニルの強化を依頼した所、長老の魔力は失っていた。
ここに来たら魔力を失ったらしい、何故かは分からない。ドワーフに、新たなグレイプニル作成するには時間がかかると言われたので俺達はダークエルフの村に外泊。寝ようと思ったらゼビアが来て搾り取られた。
ゼビアに搾り取られてから一緒に寝た俺。次の日になってもグレイプニルはまだ完成出来ずにいたが、素材が足りないとかで貴金属が足りないらしいとの事。なので聞くとこっちの世界に丁度あるので、ケータイで連絡して準備させた。
『魔』にもアンテナはついてるので通話可能だ。準備完了まで、俺はドワーフの所に行き、加工品を作る工場を見学した。ちなみにモテールとアイシスは、鍛錬場でダークエルフ達と模擬戦していた。二人とも強いが未知なる相手と戦うのもいいと思った。
「如何ですかな、兵藤様」
「これはドワーフ王、これはこれで素晴らしいと思いますよ」
「私の事はユーミルと呼んで下され、あなたは魔族の王でありますから」
「ならユーミルと呼ばせてもらおう、とちょっと待て」
電話が鳴ったので出ると貴金属の用意が出来た事で、工場の外に行って魔法陣で運ばせてた。ドワーフ達は、喜んで何度もありがとうと言ってグレイプニルの作業を開始した。グレイプニルの強化は俺がやる事になった。神聖魔手を持っていて、あちらの世界では創造神黒鐵だから魔力を持っている。確かに魔神相剋者でもあるから、魔力は無限大だ。
しばらくユーミルと一緒にグレイプニルの作成現場を見たが、これがドワーフの力かと思った。鍛錬場に行くとモテールとアイシスが休んでいたので、回復魔法をあてたら体力を回復させた。そしたらダークエルフの剣士達が、王の力を見たいと言ってきたので俺はダークエルフの剣士と戦う事になった。
「手加減はしないようにな、では始め!」
ユーミルが合図を出した後、剣士は俺に向かってきたが紙一重で躱す。避けてから相手の力量を理解してから、相手の剣の刀身を人差し指と中指で止めて蹴りを放った。俺は次と言って剣士らを相手するが、ゼビアより弱いと判断して素手で攻撃して倒した。
次と言ったら皆、倒されていたから苦笑いしながらこの空間を回復魔法で回復させて剣士達は元気になった。剣は一度も抜いていない。
「ルイン、次は私が相手だ」
ゼビアが現れて皆、踵を合わせていた。ゼビア相手だと、流石に素手では無理と判断して剣を抜いた。しばらく構えていたが、音が鳴った瞬間俺とゼビアが動き出して剣同士火花が散った。俺は一旦離れた後、上段から振り上げたりしてはまた火花が散った。見ていた者達からすれば、驚愕していたが、一瞬の隙をついてゼビアの喉元にあてた。
「流石ルインだ」
「腕、上げただろう。この世界だと神聖魔族の王だし、模擬戦とはいえダークエルフに負けたと伝わったら俺の恥だと思ったからな」
手を差し伸べて立たせた。ゼビアも手が痺れていたが、俺の一撃は重いからな。するとグレイプニルを作成してたドワーフからの連絡で、完成したと言っていたのでグレイプニルを見ると見事だった。その後は俺の出番だ。神聖魔手と黒鐵の魔力を注いだ結果、前より強化されたグレイプニルの完成した。魔力を入れる前後では、決して切れない鎖になった。
「ありがとう、これでフェンリルを止められる」
「このくらいしないと恩を返せないので。私達をこの世界に移住させてくれた恩です」
「あの時は、たまたまあそこにいただけの事。それにオーディンは絶滅したと言っていたな」
「ワシからもお礼を申し上げる、私の代わりに強化をして頂いた。あなたは真の王だ」
「長老、ここにいる限りは魔族の王、神聖魔族の王ではあるが元いた世界に行くと始まりの神と云われている」
「創造神黒鐵様でしたよね?本当に存在するとは思いましたが、あなた様でしたとは」
長老と握手してグレイプニルを空間にしまって、ルークスとゼビアと別れの時となった。本当ならここにいたいが任務がある、また来ると約束をして護衛であるモテールとアイシスと一緒にダークエルフの村から出た。ダークエルフ達は、次来たら大歓迎しますとか言っていたし、また勝負して下さいとも言われた。
「陛下は私より強いのですね」
「剣術でも体術でも負けないさ、無論ベッドの中でも」
「ふふふ、そうでしたね。今度私と模擬戦してもらえませんか?モテールもでしょ?」
「ああ、陛下は強い。模擬戦をして自分の弱みがどこにあるか知りたいしな」
「また今度な。今は忙しい、グランベリーに戻る前にエルフの村にでも行ってみようか。エリュシアに会いたいし、イシュバン王にもな」
モテールとアイシスは頷いて、森深くの所に行くが歩き続けても森だらけだ。ケータイでラルカンを呼んだら、データを送るからそこまで来て下さいとの事なので行くといたラルカンとエルフの兵士がいた。
「一昨日ぶりです、ルイン様」
「早速だが案内頼む」
「はっ、畏まりました。こちらです」
俺達はラルカンとエルフの兵士が先導の元ついて行くが、すると立ち止まった。結界が張ってあるのかと思いながら、モテールとアイシスに結界が張られても通過出来るアイテムを渡してから通った。俺?俺は普通に通れるよ、神聖魔族だから。
しばらくすると扉があったが、すぐに開いた。通ると目の前には城があり、丁度ケルディムの家程の大きさだった。門を通過し、城の中に入り、謁見の間に入ってからしばらく待ってるとエルフ王のイシュバンが現れた。
「久しぶりだなイシュバン王」
「これはこれは陛下、お久しぶりでございます。ここには何用で来られたのですかな」
「グランベリーに戻る途中に立ち寄っただけだ、エリュシアは元気かな」
「はい、元気ですよ。陛下に会いたがっておりましたから、そろそろ来るかと『ルイン』来たようですな」
相変わらず剣士の服を着たエリュシアが来た、元気そうで何よりだ。イシュバン王が、娘と一緒に昼食はどうかと聞いてきたので承諾した。久々に会ったからな。護衛のモテールとアイシスも同席させて昼食を食った後、この前移住してきたエルフとは仲がいいと聞いた。
最初は緊張したが、すぐにほぐれて今ではエルフ兵としてなったらしい。昼食なのでドライグも召喚したら驚いた。あっちの世界ではドラゴンいないし、生肉を食べて満足した。昼食が終わると帰ると言ったら、私の部屋に来てと言われて一人で言ったら情事したが、俺はやっぱりと思った。
情事終了後、神の力の一つで浄化と言ったら情事前になった。キスをしてから別れ際にまた来てねと言われた。再び森に出て、結界外まで案内後に護衛の者に貸した物を返してもらってから、再びドライグの背中に乗ってグランベリーへ帰った。門の外に着陸して、俺とモテールとアイシスが降りた後にドライグを小さくして戻した。王宮内に入って、再び謁見の間に行った。護衛も一緒に。
「ルインよ。どうであった」
「グレイプニルも製作してくれたし、ゼビアとエリュシアにも会えたから満足して帰れるよ」
「そうか、ではまた会おうぞ。ルインよ」
俺はああと言って空間を歪ませて空間の中に入った、空間内をジェットファルコンで飛んで人間界本家の所にゲートを開いて帰った。帰ったら昼から夜になっていたが、手の甲にあった紋章も消えていたからこの世界に戻ると同時に神聖魔族の王から創造神=人間で言うなら兵藤一誠に戻るらしい。
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