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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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冥界合宿のヘルキャット
  修業終了後の昼食

俺はグレモリー家に戻った後、改めて日付を確認するとレーティングゲームまであと五日のようだ。現在、八月十五日なのでそろそろヴァーリ達を呼び戻しに行くとしようか。すると沢山のオーラが集まってる部屋に行くとアザゼル達グレモリー眷属がいた。ヴァーリチームはまだ修業中との事。

「おっ一ちゃん。十五日の間はどこ行ってたんだ?」

「フェニックス家にお邪魔させていた」

俺がそう言うと、ゼノヴィアとギャスパー以外は反応した。

「ライザーは元気にしてたのか?情報によると引きこもりになってると聞いた」

「それなら大丈夫さ、フェニックス眷属に協力してもらってな。匂いで釣った後、ティア達がいる所に放り込んだ。十五日後の今日迎えに行ったら元に戻ってたよ」

「ドラゴン恐怖症を治したって事か。それにしても荒療治だな、ティアマットやタンニーンがいる所に放り込むとは流石一ちゃんだぜ」

俺はリアス達を見たら、オーラが前より上がっているのを気付いた。前より強くなっているが、まだまだかなと思った。個人個人見たら、何やらボロボロの状態が何名かいるみたいだな。

「よく見れば、皆もジャージがボロボロな状態となっているな。祐斗は相変わらず筋肉が付きにくい身体のようだな」

「そうだよ一誠君。君みたいに筋肉がついている事は、とても羨ましい事だよ」

「だな。それよりゼノヴィアは何だその格好は?」

「修業して怪我して包帯巻いて修業して怪我して包帯巻いて、そしたらこうなった」

「無限ループを繰り返したのか?どう見てもミイラ女だな」

「失敬な。私は永久保存されるつもりはないぞ?」

「そういう意味で言った訳がないが、まあいいか。全員身に纏うオーラが強くなったな」

そろそろ昼食の時間だから、ヴァーリ達に昼食を持って行く事にするかと思い献立を考えた。

「ところで一ちゃんはこの後どうするんだ?俺達はこいつらと一緒に昼食を食べるんだが?」

「悪りぃなアザゼル。俺は、ヴァーリ達の昼食作りをしないといけない。何ならこっちに来るか?タンニーン用のも作る予定だ」

「タンニーン用ってのは気になるが、コイツらと食うよ。あとでミーティングがあるからな」

と言ってキッチンに向かうと、幸いヴェネラナや他のメイドもいたが迷いもなく入っていく。

「これは一誠さん。どうしたんですか?」

「ヴァーリ達の迎えの前に昼食を作ろうと思ってな、キッチン借りていいか?」

「ええどうぞ。あと生肉1kを3個用意しましたので、それはドラゴン達に与えて下さい。食材も好きに使って構いませんから」

「そうか。桜花、結衣、アリエルはいるか?」

『何でしょうかご主人様』

「おっ、そこにいたのか。俺はヴァーリ達に、昼食を作ろうとしたのだが手伝ってくれないか」

「畏まりました。準備が出来次第、お呼びしますのでそこで座って待っていて下さい」

俺は分かったといって俺はキッチン兼ダイニングルームに行って念話でヴァーリを呼んだ。

『ヴァーリ、今平気か?』

『一誠か、今タンニーンと修業中だがどうした?』

『そろそろ十五日経ったから、迎え兼昼食を持っていこうと思ってな。タンニーン用も用意してある』

『そうか。ならティアや雪蓮に行って昼食を作るのをやめるよう言っておくよ』

『頼む。あと巨大フライパン用の焚火の用意を頼む、タンニーン用のはそっちで焼くから』

『分かった』

念話終了時、準備完了したので俺はおにぎりを握り、桜花達はそれぞれのおかずを作っていた。空間に入って準備をしていたが、空間内にタンニーン用のハンバーグを用意していつでも焼くようしてある。桜華達も出来上がったので俺達は外に出てから、ドライグを召喚したら寝てたので叩いて起こした。

「痛てえな、何すんだよ相棒」

「これからヴァーリの所で昼食するから俺達を運んでほしい。お前のも用意してあるぞ」

「分かった!さあ乗りな相棒達」

弁当は、空間に入れてあるので桜花達は何も持っていない。ドライグを大きくさせてから、頭上に乗って、念力で桜花達を頭上に乗せた。ドライグが飛んでる時は、強風が来ないよう結界を張っておいた。これで桜花達は飛ばされないし、ヴァーリ達の所に行くとちょうど揃って待っていてくれた。

「待たせたな、桜花達を降ろしてドライグを元の大きさに戻して、と。ティアと雪蓮の修業相手はどうだった?」

「サイコーだったわ、お酒は飲みたいけど今は我慢してるけどね」

「流石白龍皇だったわ。タンニーンと相手でも諦めない所がよかったし、体力や魔力も上がったわ。美猴も龍王相手に決して倒れる事なく、私達を倒そうとしていたからね。新しい力も出せたし、それよりもお腹減ったわ」

返事を二回言って、空間から次々と弁当箱を出して桜花達は皿を並べていた。ティアもヒト化で食べるみたいなので、一緒に座って食べていた。ドライグとアルビオンは、生肉1kを与えたらもぐもぐと食べていた。それよりタンニーン用を作る為に、巨大焚火の上に巨大フライパンを乗せた。

「おいおい、これで作るつもりか?一誠サイズだと作れないのでは?」

「こっちで作るよ。来い!黒鐵!」

俺は黒鐵改を呼び、空間からタンニーン用のハンバーグを出してフライパンに乗せた。黒鐵改でフライパンを持ち、ゆっくりと煮詰めた。出来上がったハンバーグを巨大皿に、乗せてから元に戻った。

「さあタンニーン。召し上がれ」

「うおー、凄い美味そうだ。いただきます・・・・美味いぞ一誠!俺は数々の肉料理を食ってきたが、これ程美味いハンバーグは久々かもしれん!」

流石に喜びすぎだと思ったが、どんどん食べていくタンニーン。ドライグやアルビオンも欲しいと言ってたが、俺達が食ってるハンバーグで我慢しなと言うと渋々自分の肉を食べるドライグとアルビオン。

「あ、そうそう雪蓮にはお土産がある・・・・はいこれ。修業してくれたお礼だ」

「流石一誠・・・・今回は日本酒ね、帰った後に飲ませてもらうわ」

全員食い終った所で片付けをしたが、巨大フライパンをカメックスや水ポケモン達に洗ってピカピカにした時モンスターボールに戻した。巨大フライパンを空間に入れて行こうとしたら、タンニーンが全員を乗せてグレモリー家まで送迎してやると言ってきたので俺は承諾し、全員を乗せた。ついでにドライグとアルビオンは、小型ドラゴンとなってティアはヒト化となってタンニーンの頭上に乗っている。

「それにしてもドラゴンの上からこの風景を見るとは、初めての体験かもしれないわねドライグにアルビオン」

「そうだな。今までは俺視線だったが、まさかタンニーンの頭上からの風景を見れるとは思わなかったな。アルビオンはどう思う?」

「私もだ。これは神器に封印された頃だと絶対になかった体験だな、恐らく歴代赤龍帝や歴代白龍皇であっても私やドライグの肉体を創れる者などいないだろう」

『ハハハハ。それは面白い体験だろうな、ティアマットとドライグにアルビオンよ。しかも肉体を創ってもらった宿主など、俺も見た事はないな。力のある強大なドラゴンで、現役は俺を含めて三匹か。いや俺は悪魔に転生したから、元の姿で残っているのはオーフィスとティアマットぐらいだろう。残りはやられて封印されたか、隠居しているか。玉龍(ウーロン)もミドガルズオルムも二度と表に出てこないだろう。ドライグ・アルビオン・ファーブニル・ヴリトラは、神器に封じられてしまったが、すぐ近くにいるだろう。いつの時代も強いドラゴンは、退治される。強いドラゴンは怖い存在だ』

「だろうな、それと言っておくがタンニーン。ファーブニルはアザゼルの人工神器で封印されたし、ヴリトラはシトリー眷属の『兵士』である匙の神器にヴリトラ系神器を所有しているぞ。もし全ての神器をくっつけてみたら、ヴリトラの魂やら意識が復活するかもしれんぞ。今は良い時代になったが、二天龍による宿命やら宿敵というのは、今代である俺とヴァーリが共存と言う事で幕を下ろしたからな」

『ほうそうなのか?すぐ近くに龍王がいるとはな、それにしても楽しみであるな。もしヴリトラの意識が復活でもしたら、二天龍の恥については覚えているのかね?「タンニーン、それだけはマジで勘弁してくれ」分かってるから、そう懇願するようなスタイルは止めろ。それでも二天龍か?』

「まあそりゃそうよね。二天龍の恥という事を知っているのは、ここにいる元六大龍王タンニーンと五大龍王の私と二天龍のドライグとアルビオンと一誠しか知らないのだからね」

二天龍の恥について、知りたそうにしていたヴァーリ達だったがこれについてはドライグとアルビオンが一番思い出したくない禁句でもある事だ。それにしてもドラゴンがドラゴンの上に乗る何て事は余り無いケースだ。飛び立って数分後に、グレモリー本邸前に到着したら何故かアザゼルがいた。

「ようタンニーン。修業はどうだったんだ?」

『アザゼルか。久々に楽しめたが、さっき食ったハンバーグが美味かったぜ!』

「ハンバーグだと?もしかしてあのフライパンを使ったのか、あれは黒ちゃん専用だからな。だから一ちゃんが行った訳か」

『そう言う事だ、お前達も魔王主催パーティに出るんだろう?グレモリー眷属全員乗せても構わんよ』

「何それは本当か。ならリアスがいる所に『それは本当なの?タンニーン』いたのかリアス」

いつの間にかいたリアス。俺も驚いた事は内緒だぞ。

『ハンバーグのお礼をしたいし、白龍皇と修業が出来てよかった。アルビオンと協力する事自体がレアなのか、長生きはするものだが問題ないだろう。俺の眷属を連れて、パーティ開催日にここへ来よう。詳しくはグレモリーに連絡を入れるが、一誠はどうするんだ?またティアマットに乗って行くのか』

「俺達は、俺達の船で行かせてもらうから心配はいらんぞタンニーン」

タンニーンは、それを確認すると空を飛び自分の領土に帰って行った。俺達は、まず風呂に入る事にしたが、サバイバル生活だったらしいからな。雪蓮もティアも喜んでいたが、何故か男風呂に来たが、何でも俺達と入りたいとかで。

まあいいやと思い、体と頭を洗って風呂に入る俺達。ティアと雪蓮何てタオル巻いてねえし、一言なら全裸だ。流石に髪はたたんでいたが、ルフェイも恥ずかしがっていた。雪蓮に捕まり入る事になった。

「いやー、気持ちいいな。あそこだと水浴びしか出来なかったからな」

「本当よね。ドラゴンサイズだと浴びれないからヒト化で浴びたけど、やっぱり温泉は気持ちいいわ」

ヴァーリとティアが感想を言う。確かに山中だったし、川は流れていたからまだマシだと思った俺。

「そういえば一誠さんは、この十五日間何してたんですか?」

「そうだな、鍛錬ばっかやってた。たまにグレモリー眷属の所に顔を出したりしていたが、ほとんどアザゼルと談笑してた。フェニックス家に行ったのは知ってるだろう?あいつの所に行ってたが、鍛錬は欠かさずやっていたぞ」

ルフェイは何を覚えたのか?と聞いたら完全版の消滅の魔力を覚えたらしい。おいおいサーゼクスとリアスが、使えるのを覚えた訳か。これはこれでいいなと思った俺だった。 
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