ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第五千百八十七話 ジェットランド沖へ
第五千百八十七話 ジェットランド沖へ
陸で激しい戦争が続く中で、です。海でもでした。
ドイツはプロイセンに湊で声をかけました。
「決まった」
「出港か」
「そしてイギリス海軍との戦いだ」
「いよいよってことか」
かなり真剣なお顔で、です。プロイセンも応えます。そのお顔には汗さえ流れていて緊張が見られます。
「決戦の時が来たな」
「そういうことだな」
「来て欲しくなかったけれどな」
プロイセンは本音も言いました。
「戦争はしないに限るんだよ」
「うむ、戦力は何故あるのか」
「威嚇の方が重要だ」
「政治的な意味でな」
「だから艦隊にしろ使うことは実はよくないが」
それでもだったのです。
「こうなっては仕方ない」
「行くか」
こうしてです、ドイツとプロイセンは出港しました。ドイツ帝国の誇る大艦隊と共に。
第五千百八十七話 完
2015・10・14
ページ上へ戻る