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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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戦闘校舎のフェニックス
  次元の狭間本家での休み

俺は今別荘にいる、あと三日だが俺は土日になると次元の狭間本家に戻るので、荷物は既に空間の中にしまっていた。朝食を食べている間に、俺が別荘から離れる所を言った。

「え、帰っちゃうの?」

「ああ。土日は他の本家に戻らないと行けないし、俺の眷属達の様子を見に行かないとな」

「一誠さんは眷属を持ってたんですか?」

「眷属って言っても、悪魔の駒とかで転生はしてない。いつか悪魔の駒を貰って、それを元に新たな駒を作るという計画がある」

「というか、一誠君って家が二つあったんだね。初めて知ったよ」

「そりゃ言ってないからな。とりあえず朝食を食べたら帰るから、特に木場と小猫ちゃんは重り外して返却してくれ。今のお前達なら大丈夫なはずだし、フォーメーションの練習とか必要だろう?」

俺は、ご飯を食べ終わった後車の所に行って発進した。別荘から離れた場所で、空間の中に入って出た所は次元の狭間。今の状態は、飛行モードで周りは結界を張っているから心配ない。移動してたらどうやら迎えが来たようだが、よく見るとシャルとセシリアだった。

シャル達の周りは結界が張ってあったから、多分アグニかルシファー達が結界を張ってくれたんだろうな。横付けして、飛行していたがISを装着していた。

「一誠、迎えに来たよ」

「一誠さん、どうでしたか。修行の方は?」

「ああ。あいつらは順調だったし、今日は土日だからな。それよりお前達こそどうだ?」

「その事なら直接聞いた方がいいよ」

「そうですわ。アグニさん達に聞く方がいいですわ」

雑談していたら家が見えてきたので、着陸態勢になった所で結界の一部が穴空いて入れるようになったので入った後結界は再び強固になった。そして着陸後、標準モードにして駐車場まで行った。降りた後玄関を開けた、俺とセシリアとシャルも中に入った。装着前の姿になっていたが、気にしないようにした。リビングに行くと全員集まっていたので俺もソファに座った。

「ただいまー、皆」

『おかえりー、一誠』

『お帰り一誠君』

「ところでアグニ、修行はどうだ?報告書を読む限り順調と聞いたが」

「ああ順調だ。目標はとりあえず、レーティングゲームに出場する為だからな。無論我やルシファー達も修行してるが、ところで相談があるんだが」

「何だアグニ?」

「ああ。悪魔の駒ではないが、新たな駒が必要だがどう手に入れるか検討中だ。どうすればいい?」

「その事か。それなら心配いらないし、近々リアスとライザーの非公式レーティングゲームがやる。その後リアスが負けて、婚約会場で殴り込んで行き褒章として悪魔の駒を貰おうとしている」

「なるほど・・・・それは良い提案だが負ける気でやるのか?」

「まさか。ライザー以外は倒すつもりだが、サーゼクスに打診しといたんだ。特別ルールとして、兵藤一誠はライザーを攻撃してはいけないという事をな」

「確かにその情報は既に掴んでいるわ。それは一誠君自身が、打診したのは知らなかったわ」

「それぐらいハンデがないと、瞬殺で終わるぞアスモデウス」

「ところで皆の力がどうなったか知りたいだろうから、グラウンドに行こう一誠」

ベルゼブブがそう言ったので、グラウンドに行ってみると恋姫チーム・ISチーム・大江戸チームに分かれていた。ISチームはその中から一対一で戦うが、俺は離れた場所でアグニとルシファー達前四大魔王と元神シャルロットと一緒に見ていた。

先に戦ったのは恋姫チーム対大江戸チームだが、吉音は愛紗と戦っていたが前見た時よりもパワーとスピードが違っていた。これが本来の力という訳だと言いたいらしいが、ISチームは空で戦っていた。

相手は箒対セシリアだった。近距離型対遠距離型だと遠距離の方が勝つが、箒はイグニッションブーストを巧みに使い相手に向かって剣を振っていた。当たった後、セシリアは後退をしてからビットを出して一気に攻撃していた。ビーム軌道を操って曲げていたが、あれが本来の力と言ってもいいだろう。

終盤に差し掛かった所で、千冬が俺を呼んだからなのか行ってみた。千冬は、暮桜改を装着していたので俺は黒鐵ISモードにして空へ飛んだ。他の皆は、全員空へ向いていた。俺の戦いを見るつもりなのかもしれないと思ったら千冬から通信が飛んできた。

「一誠、これが私の最新のISだ。それもテストだから本番ぶっつけだがな、相手がお前なら本気を出せる」

「そうか。あの時もそうだったがまた俺が勝つさ」

戦いは始まったが、千冬は刀剣型近接武器『雪片三型』を使って吶喊してきた。俺は、空間から黒鐵の剣を出して戦ったが、初撃は火花が散っていた。離れた後も吶喊し続けたが、俺はライフルを出して近づけないようにして撃った。

当たったがすぐに方向転換して、荷電粒子砲を撃ってきたので空間の中に入れた後お返しにと、荷電粒子砲を千冬の後ろに向けて放った。ハイパーセンサーには、気づかなかったみたいで直撃。その後剣で斬って勝負は終わった。降りたらISを解除して千冬の所へ向かった。案の定怪我はなかったが、体力を回復させる為にオーラを出したら回復した。

「相変わらず強いな。一誠は」

「そうか?俺は本気を出していないけど、立てるか?」

俺の手を取って立ち上がったが、その後久々に俺が夕食を作った。皆は先程の戦いでお腹ペコペコだったのか。おかわりを何回もしてきたし、特に吉音と鈴々と翠は大盛りご飯食べていた。その後俺が風呂に入った所だったのか、俺は先に頭と体を洗っていたらアグニが声をかけてきた。

「一誠、気持ちいいか?」

「ああ、サイコーだぜ。やっぱ次元の狭間本家の温泉はいいな」

「なら我らも入っても構わんか?」

「ああいいぜ。どうせ断っても入ってくるだろー」

「なら皆入るぞ。突撃ー」

次元の狭間本家の風呂は、人間界本家の二倍か三倍はある。全員入ってきたが、一部は恥ずかしながら入ってきた。ISチームと大江戸チームだが、俺の体に慣れてきたのか気軽に入って来た者もいる。出た後、皆それぞれだったが髪を乾かす者もいれば牛乳やコーヒー牛乳を飲んでいる者。または寝間着に着替えている者もいたが、俺は奥に行って寝間着に着替えた後髪を拭いてからコーヒー牛乳を飲んだ。

ちなみに、のほほんさんは相変わらず着ぐるみを着ていた。一部は、高校生とは思えない程の巨乳だった。自室に行った後、パソコンの電源を入れて他の世界はどうなっているかを調べた。データは、正史と外史の間にある月中基地本部に保存されてあるが、極秘情報は俺か奏か優斗でしか見れないようにしてある。

新たな正史が生まれたそうで、あとで小説を読んでみるか。その後電源を落としてから俺は寝たが、朝になったのかアラームが鳴ったので起きようとしたら動けなかった。周りを見ると、左右に黒歌とのほほんさんがいた。更に隣を見ると、吉音や鈴々やアグニがいたので起き上がれずにいたので、黒歌を起こしたらまだ眠そうだったが起きてくれた。

「黒歌、起きてくれないか」

「ふにゃーよく寝たにゃん。どうしたの一誠?」

「周りを見てくれれば理解できると思うが、離れてくれないか。トイレ行きたくてな、それに朝鍛錬もあるから」

「分かったにゃ。その代わり一誠の鍛錬見ててもいいかにゃん?」

「もちろん」

少しどいてくれた後、空中に浮かんで移動してドアを静かに開けて出た。朝鍛錬用ジャージに着替えた後、裏庭にあるグラウンドに行って鍛錬を始めた。ちなみに黒歌も着替えてきているし、いつも通りのメニューを熟してから、ここでしか出来ない事をやった。まずドライグとペルセフォネを呼んだが、寝むそうだったので水をかけたら目が覚めたらしく俺を見た。

「ふぁー、相棒おはよう。こんなに早く俺達を呼んでどうした?」

「その前に黒歌、自己紹介してやれ」

「初めまして。私は黒歌よ。一応SSランクのはぐれ悪魔だけど、今は一誠の眷属よ。よろしくねドライグにペルセフォネ」

「そういえばまだ自己紹介してなかったな。俺の名はドライグ、赤い(ウェルシュドラゴン)ドライグだ。隣のフクロウはペルセフォネだ。よろしくな黒歌」

「自己紹介が終えた所で鍛錬始めるぞ。その前に・・・・来い黒鐵!」

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

俺の影から黒鐵が出てきたが、力は五分五分なので消える事は無いがパワーは少々落ちる。今回は実験として黒鐵改を召喚した。

「おっ黒鐵だ。懐かしいな、あの時はハリセンで叩かれたけどな」

「へーこれが黒鐵改か。初めて見たにゃん。それよりこれから何をするの?」

『こうやるのさ。ベルセフォネ!』

ペルセフォネは大きくなったが、大きさはドライグがまだ封印される前まで大きくなった。

『これが今回ドライグも出来るどうかの実験さ』

「なるほど。黒鐵改と使い魔は、互いに共鳴し魔力を無限に増幅させる事が出来るのか」

『これの事を魔神相剋者(アスラ・クライン)と呼んでいる。魔神相剋者の黒鐵改と使い魔は、互いに共鳴し魔力を無限に増幅可能な為、黒鐵改や使い魔は通常の個体よりも遥かに強い力を発揮する。この状態を「慟哭する魔神(クライング・アスラ)」と呼んでいる。ただし決して無敵ではなく、何らかの形で循環を絶たれたら通常状態の黒鐵改や使い魔と変わらない状態となり、魔力の放出が過ぎれば消耗もする』

「そこで俺の登場って訳か。しかし出来るのか?俺は相棒に創造された肉体だ」

『そこはやってみないと分からない。ドライグは元の肉体を取り戻したいだろう?その為だったら我は協力する。何せ我の相棒だ。黒鐵改を召喚しなくても、ペルセフォネみたいに体が大きくなるか実験したいんだ』

「なるほどな。だったら協力するが、黒鐵改になった相棒は口調が変わるのだな。どうすればいい?」

『そこ何だが、どうすればいいかは我にも分からん』

我達は考えたら、我の魔力をドライグに与えると大きくなるのでは?と黒歌が言ったので試しにやってみた。見事成功したので、何回かやると人間体である俺が緑色の目をしただけで、大きくなる事が出来た。

試しにペルセフォネもやってみたら、成功したので俺は嬉しかった。そしたらいつの間にか大勢のギャラリーに、囲まれてたようだ。代表として奏が聞いてきた。

「智君この騒ぎは一体?」

「騒ぎにするつもりはなかったんだが実験をしていたが、これが結果となった。ペルセフォネ!ドライグ!」

目を緑色にしたら、二匹は大きくなっていった。封印前のドライグを見たルシファー達は驚愕した。

「ねえ見て。私の見間違いかしら?ウェルシュドラゴンがいるんだけど」

「見間違いじゃないよ。本物のドライグだよ!?でも何でー。私達が封印したはずのドライグが、こんなに大きくなったの?」

俺は少し疲れたのか、普通の目の色になったら二匹とも元の大きさに戻った。俺は倒れたが、二時間は経ったのか俺はベッドに寝かされていた。近くに華佗がいたので話した。

「ん?ここは俺の部屋か」

「起きたか親友よ。いきなり奏さんに呼ばれて来たら、お前が倒れていたのでな。治療をしたら過度の魔力が消耗しすぎたのだろう。今起き上がっても大丈夫だから、俺はそろそろ店に戻る」

華佗は帰ったので周りを見ると、ドライグとペルセフォネが寝てたので起こさずにリビングへ向かった。ドアを開けると奏が抱きついてきた。

「智君!?いきなり倒れて心配しましたよ」

「悪い悪い。多分魔神相剋者の力で、大きくした事でコントロールがあまり出来てなかったのか倒れてしまったようだ。心配かけてすまんな、皆」

「ところで魔神相剋者とは、どんな力なのだ一誠?」

アグニが聞いてきたので俺はさっき黒歌と同じ説明をした。

「なるほどね。道理で私達とは違う魔力だから、それなら納得したわ。調べても一誠君が使ってる魔力や魔法陣は、出てこないはずだわ」

アスモデウスが簡単な解釈をしたが、それはそうだろう。俺が使ってるのは、主に別世界から習得した物ばかりだ。

「そういえばいよいよ明後日だな、非公式のレーティングゲームは」

アグニが呟いたように言ってきたので、そうだなと返した。今頃あいつらはどうしてるか?強くなってるといいが・・・・。

「そういえばここから見えるようになったのか?」

「ああ。トレミー技術班が作ってくれたお蔭でここから見れるようになったぞ。これも技術力の賜物だが、私達も戦いたいけど今は無理だな。だがいつか戦ってみたいぞ」

「ベルゼブブ、そこは安心しろ。駒を貰った後、異種戦としてレーティングゲーム出場出来るようサーゼクスに頼むつもりだ。今まで修行してきたんだろう?」

「私も早く戦いたいけど今は我慢するよー。まだ修行しないとね、一誠君やアグニに近づいているし」

「そうか。今度頑張ったらデートしようかレヴィアタン。ここにいる全員だけど、もし頑張ってアグニや愛紗達に一太刀入れてみろ。俺がご褒美に何でも叶えてやるぞ」

それを聞いた女性陣達は、一瞬気合を入れた後グラウンドに行った。今ここにいるのは俺とアグニと黒歌だけになった。余程褒美が欲しいのか、その時は少し考えておくか。デートやキスとか、それと欲しい物とかな。金は無限大にあるから問題はない。

「ところで、白音は元気だった?」

「ああ、俺の修行メニューを熟してるようだぜ。だが黒い力は使っていなかったから、あくまで体術のみで戦うんだろうさ」

「その白音というのは、確か黒歌の妹だったな」

「ああそうだよアグニ。ある事がきっかけで、黒歌は一時的にはぐれ悪魔になったが今は俺の眷属だ。問題はない」

「姉妹については、私がいつか決着つけたいと思うわ。だから一誠も協力してほしいにゃん」

「元々契約はそれだったからな。さて俺は昼寝してくるよ。さっきの疲れが残っているようだし」

俺はソファから立ち上がり自室に行ったら、ドライグとペルセフォネが俺のベッドを占拠していたのでそっと俺のスペースを確保してから寝た。起きたのは夜だったから、二匹分で相当力を使う事が分かっただけでも良しとしよう。

俺はパソコンで、その事を日記に纏めてから夕食を食べて寝た。明日は人間界本家に帰るけど、まだ学校は休みなので明日は充分に休んでから明後日のゲームに臨みたいと思った。 
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