| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアートオンライン4人の剣士たちVer. 1《半永久凍結》

作者:からかん
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

攻略会議

「ヒカル。」
「ああ、五十人位いるな。」
俺達は一ヶ月の間に、ピンチになっているプレイヤーを助け、レクチャーしてきた。
そのお陰もあってか、死者を千人近くに押さえ込むことが出来たと思う。
残りの千人近くのプレイヤーも助けたかったが、こればかりは悔やんでもしょうがない。
死んだ人間は還って来ないのだから・・・・・・。
と、始まったようだ。
「みんな、集まってくれてありがとう。俺はディアベル。気持ち的にナイトやってます。
さて、昨日俺達のパーティーがボス部屋を発見した。そこで、ボス戦に向け、レイド「ちょっと待ってくれ   や!」発言は大歓迎だが、だれだか名乗ってくれないか。」
「わいはキバオウってもんや。まず先に死んでいった1000人にわびんなん奴がおるだろ!」
「それはβテスターに対してのことかな?」とディアベル。
「そや、βテスターはゲーム開始時にビギナーのこと見捨てていきなはった。
 せやから、βテスターの持ってる情報、コル、アイテムをすべて出してもらわないとわいは
 参加できへん。」
ムカッ、なんなんあのずうずうしいサボテンヘッド
「「ちょっと発言いいか?」」
「えっとどっちが先に・・・・・・。」
「そっちから先どーぞ。」
「すまない、俺の名はエギルだ。お前はこの本お知ってるな。」
そう言ってエギルさんが取り出したのは、俺がアルゴに頼んで制作、無料配布してもらっている攻略本だ。
「知っているし、持ってるわ。」
「それなら話が早い。この攻略本はβテスター時の情報を元に作られている、無料配布されている。」
ぴくっとした人がいたが気にしない。
「情報はあったんだ。それれ死んだんだから・・・。」
そこまで言ってエギルさんは座った。
「そちらの方は?」
「俺の名はヒカルだ。エギルさんの話とも重なるが、情報は、タダであった。
 また、死んだ奴らの1000人の内、300人以上はβテスター、長いからベーターでいいや、だ。
 てかな、ベーターから情報はともかく、コルやアイテムをすべて出せって、そんなもんベーターに死ねって
 言ってるもんだぞ。考えろサボテンヘッド」
「・・・・・・」
「まあ、"そこ"にもベーターはいるぞ。なあ、ディアベルさん。」
『!!!』
「・・・・・・そうだ、俺はβテスターだ。」
「ほんまなんかディアベルはん!?」
「ああ、だから、今、この場からぬけても文句は言わない。」
だが、だれ1人としてこの場からぬけることはなかった。そして、俺は口を開く。
「そういうことだ。だからこれ以上ベーターを悪く言うのはやめようぜ。」
こうして発言しまくった俺は席に座る.
「さて、気を取り直して、みんなには六人一組のレイドを組んでもらいたい」

さて、どこに・・・・・・って、もうみんな組んでるし。

こうなったら、俺とユウキの二人で「ねぇ」ん?

「あそこにアブれている人達がいるよ」

「あそこに行くか」

「ねぇ君達アブれたの?」

「まぁ、そうだな」と男。

「アブれて無いわよ。お仲間同士でやっているから遠慮しただけ」とフードを被った人。

それをアブれているって言うんだよ。フードを被った人。

「ねぇパーティーに入っても良い?」

「もちろんかまわない」

ピロロロロン

「キリト、キリトかお前!」

「ヒカルか!?久しぶりだな」

「えっと、どういう関係?」

「「そのうち話す!」」

「フーン」

「パーティーも組めたようだな。

それでは、先程攻略本第一層ボス戦が出た。その情報によるとボスの名はイルファング・ザ・コボルトロード、

その周りに、ルイン・コボルト・センチネルが三体取り巻いている。・・・・・・」

そして、ボスのHPバーが一本になると、武器が曲刀になることが話された。

「それでは、明日は十時半集合だ。以上、解散!」




「あれ、ヒカル行かないの?」

「ああ、先にいっててくれ 」

「うん、分かった」

行ってくれたな。よし、


「ディアベルさん」

「どうした、ヒカル君」

「さっきは、元βテスターだってことばらしてすいません」

「別に良いよ。どうせいつかバレると思ってたし」

「そうですか。あなたもしかしてラストアタック狙ってますね」

「勿論だ」

「一つ忠告しておきます。ラストアタックに夢中にならないように。

死んだら元も子も無いし、お前はリーダーだってこと忘れるなよ」

「勿論だ」

「それではまた明日」

「ああ、またな」




俺はユウキところに戻ってきた。

「何してたの?」

「ディアベルと話てた」

俺達は近くのベンチに座った。

あ、あそこにアスナ達が

「あそこに行こうぜ」

アスナとキリトがパンを食べていたので俺達も隣のベンチに座ってパンをアイテムストレージからだした。

「このパン美味いよな」

「中々に美味しいよね!」

「ああ、このサクサク感がな!」

「本当に美味しいと思っているの…?」

「ああ、俺は工夫をするけどな。」

「工夫…?」

そう言うとキリトが右手をスライドしアイテムストレージから小瓶の様なものをだした。

あれ…俺も持ってるな…

俺もストレージから小瓶をだした。

「そのパンにつけてみてくれ。」

アスナが指で小瓶に触れると指先が光った。

キリトはつけてみな、という素振りを見せるとアスナはパンにその光をつけた。

「クリーム?」

「そうだよ、これがあれば1日1個は普通に食える」

俺もユウキの前に小瓶をだした。

「ほらユウキ、お前もつけな」

「うん!」

モグモグ…

美味しいー!とユウキが言うとアスナも食べ始めた。

はむっ………はむはむはむ…

どうやら美味しかったらしく一気にがっついた。

俺もたーべよっと

「ふぅ…」

「とあるクエストの報酬だけど、やり方とコツ教えるよ?」

「いい…私はこんなものを食べる為にここへきたわけじゃないもの。私が私であるために、この

ゲームに負けたくないからここにいるんだもの…」

「そうか…」

俺達はパンを食べ終えると解散した。

もう時刻は8時になっていた





明日はボス戦だ
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧