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ドリトル先生の水族館

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第三幕その五

「確かに先生家事はからっきしでね」
「先生だけだと食べるものが偏るけれど」
「パンやインスタントラーメンだけとか」
「本当になるから」
「それか外食」
「外食だけになるとか」
「外食も好きだけれどね」
 先生は日本に来てから外食も楽しんでいます。八条学園の食堂だけでなく八条町のご馳走も神戸や大阪の美味しいお店もです。
 けれどです、先生はこうも言うのです。
「それでもね」
「外食ばかりでもね」
「やっぱり栄耀偏るよね」
「あと外食は基本塩分や糖分も高いし」
「そこも気をつけないといけないから」
「しかも高くつくしね」
 先生はお金のことにも言及しました。
「今の僕はそれなりの収入があるけれど」
「お金は節約しないと」
「何時何があるかわからないから」
「無駄に使ってるとね」
「いざって時に困るからね」
「やっぱり注意しないと」
「無駄使いは厳禁だよ」
「そうだよね。だからね」
 それでと言う先生でした。
「外食ばかりでもね」
「そうそう、よくない」
「それもね」
「やっぱりメインはお家でバランスのいいもの」
「しっかりと食べるべきだよね」
「そうだね、だからダブダブもトミーもね」
 先生はまた言いました。
「僕にそうしたものを考えて出してくれているんだね」
「その通りよ、そうしたことは任せてね」
 先生の足元からです、ダブダブは答えました。
「先生は確かに家事はからっきしだけれど」
「その分だね」
「私達がいるから」
 だからだというのです。
「安心していいわよ」
「悪いね、いつも」
「まして先生は健康だけれど」
 ここでこうも言ったダブダブでした。
「太ってるから」
「肥満の問題だね」
「それ以上太るとやっぱり」
「健康によくないよ」 
 自分からです、先生も答えます。
「ここから病気にもなるしね」
「内蔵にもよくないわね」
「ましてや僕はスポーツもしないから」
 こちらもです、先生は苦手です。先生は子供の頃から身体を動かすことはそれこそ人一倍苦手な人なのです。
「だからね」
「余計に気をつけないといけないわね」
「そうなんだよ、だからね」
「私達がね」
「バランスよくだね」
「そうした食べものを出しているわ」
 実際にというのです。
「鮫さん達と同じで偏食厳禁ね」
「その通りだね、そういえば」
「そういえば?」
「日本にいるとね」
 この国にいると、といいますと。
「色々な食べもの、お料理があって」
「普通にしているとね」
「ちょっと意識したらね」
「偏食にならなくて済む」
「そうだよね」
「そうなんだよね。お店に行けばお野菜も果物もあって」
 色々な種類のものが沢山です。
「お魚もお肉もあるから」
「和食もバランスよく出来るし」
「いいよね」
「何かと」
「そうしたことも」
「うん、いいことだよ」
 先生は日本のそうしたことについても笑顔になっています。そのうえで動物の皆に笑顔でお話するのでした。 
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