デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
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曖昧不確定
前書き
書いてみました!
「オオオオオオオオオッラアアアアアアア!!!!!!」
自動販売機は空を駆け上がる。
早朝から平和島 静雄は不幸だった。
胸糞悪ぃ奴との遭遇、そのきっかけはとりあえず自動販売機投げるか的なアレだ。
一般人なら重症・・・・・・下手をすれば―――下手をする以前に、死ぬな確実に。
そんな朝の不運を振り払うかの様に平和島 静雄は暴れた。
ベンチで殴る。
柱で叩き潰す。
超巨大な石ころを投げる等、聞けば愉快な話ぽい事を彼は、平和島 静雄は平然とやってのける。
それを普通、当たり前と感じられるのは異常なのだろうか?
普段の光景だと言える日はやってくるのか?
そう考えると少年の胸の高鳴りは増した。普段の倍、それ以上の心臓の鼓動を宿し、少年は池袋の街を生きるのだ。
折原 臨也
職業 情報屋。
口の達者な大人ぽい糞ガキと裏の一部の奴らから思われている糞野郎。
人間love!俺、人間大好き! だから人間も俺を愛そうぜ!
的な事を平然と言ってのける阿呆。例えるなら腐りかけのミカン・・・・・・平和島 静雄から言わせればゴミクズ以下の糞野郎と絶賛殺害中的な感じだ。
「ホント、しずちゃんは毎回毎回元気だね~以前泊まった闇カジノのホテルのルールサービス並だよ、ホント」
「ア゙ア゙ア゙!!!!!」
平和島 静雄の足元が割れた。
コンクリートの道路がウエハースの様に。
「つうかさー俺ってしずちゃんに構ってる時間なんて無いんだよねー。
だからさーさっさと死んでよ、マジで」
刃物が投げられた。
数本の刃は平和島 静雄目掛けて――――ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!?????
拳圧で、弾き返した!?
人間離れ、だと知ってたけど度を超えてるねーそもそも彼を人間だと思った俺の凡ミスだ。
平和島 静雄は人間じゃない。なら、なんだって?
簡単だよ・・・・・・・・・奴は。
「・・・・・・・・・化物」
嫌な汗は全身びっしょりと俺を苦しめる。
毎回、死ぬか生きるかの瀬戸際だ。当たれば死ぬ、避ければ次の死亡確定連続攻撃。
ゲームで例えるとチート。
刃物で腹を刺そうが、拳銃で腹を撃とうが、死なない。殺せない。
「俺のスケジュールは台無しだよ、今日は一日を優雅に過ごそうと思ったのに」
「なら、池袋に来んじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
そう言って平和島 静雄は暴れ回った。
壊し、壊し、壊し・・・・・・電池の切れた玩具の様に、キレた。
「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ」
マイクテスト~マイクテストOK?
「OK~繋がったよ~」
Skype通話って凄ぇなー時代の進歩を感じるわ~。
「分かる分かる、俺も初めて通話した時テンション上がったよ」
だな、しかもコレって無料だろ? ヤバイな~テンションアゲアゲダゼ!!
「まぁ、基本無料だよ。
何度も通話してもタダだし。チャットもできるよ」
おっ・・・・・・これかな。
新時代の神 私は神だ!
うわ!マジかよ!ホント凄ェェェ!
「通話できない時とか用事とかで忙しい時はチャットで返事するのも有りだよ」
新時代の神 オウ( ´///_ゝ///`)」 サンキューな!
「早速チャット機能をマスターしたね、うんうん若いってイイね~」
新時代の神 お前も若けぇだろ(笑)てか、同い年じゃんʬʬʬ
「ハハッ、そうだね」
新時代の神 おっと・・・・・・スマン!これから用事だったんだごめんなサイコロステーキm(>__<)m今日はありがとな!
新時代の神はログアウトしました。
新時代の神はダラーズのメンバーだ。
本名を如月 丐斗。
自称 新時代の神と名乗る彼は、最近パソコンを購入した。
友人のおすすめで買った8万ちょっとの高級品。バイトの給料の8割は消え、彼の部屋の面積は縮まった。
でも、今日からワンランク上の贅沢だ。
如月はパソコンの電源をon。
とあるサイトを開いた。
やっぱ、パソコンは便利だ。スマホより検索速度断然良いし、チャットの練習もできる。
ちょっと満足感を覚えたつつ如月は作業を続け、ダラーズのコミュニティチャットを見る。
最近は、目立った事件は起きず・・・・・・池袋の街は平和だ。
チャットの内容は普通、ホント、平和だよ。
人は平和を望む者と波乱を望む者と分別すると如月は後者、波乱を望んだ普通の高校生だ。
一味違った刺激を求め、日々、人混みを観察する如月は人の考える事を予測する。
例えば、今日すれ違った金髪のバーテン服の男は・・・・・・ウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェウゼェ!!!!!
例えば、今日すれ違った黒色の雰囲気を纏った男は・・・・・・・・・退屈だねぇ~暇だー。
例えば、今日すれ違った同じ高校の生徒で、山田 太郎って名前そうな少年は・・・・・・・・・・・・・・・読めなかった。
その少年は、普通だった。
普通の人間だ、その筈だ。その筈なのだ。
一目見れば『普通』の人生を生きている普通の高校生と見える。
が、如月の目は、そう捉えられなかった。
あの少年を言葉で、色で、表すなら黒だ。
今日すれ違った黒色の雰囲気を纏った男と告示する黒、完全な黒を恐れ、態と灰色を混ぜた保護色だ。
・・・・・・・・・なら、俺の色は?
鏡の前、如月は立ち止まった。
あぁ、変わんねぇな・・・・・・・・・色って奴は。
少年は微笑み、歩み続けた。
最近、ネット中を噂される『とある』事件を調べる最中。
パソコンは一通のメールを受信した。
宛先不明のメール・・・・・・・・・迷惑メールかな? と思いつつそのメールをクリックした。
やぁ、ダラーズの諸君! イエーイY(><。)Y
注意事項 閲覧後メールは削除されます。
(´・ε・`)ムムム*°アレ~迷惑メールと思ってる?違うんだな~ダラーズの諸君達!
えっ? 要件を教えろって? うーん・・・・・・今回は特別だよ|ωΦ*)コソーリ・・・
君達さぁ~最近、調子乗ってるよねーうんうん調子乗ってるね~罪だねー。
でさ、僕達、考えたんだ!
池袋最強カラーギャング決定戦を!
まぁ、調子のりのりのダラーズ諸君は俺達、私たち、僕達、アタシ達、うち達、最強~イェーイv(・∀・*)
でもさ、それって・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・偽りの最強だよ。
本当の強さを、僕達『FREEDOM』が見せてやるよ。
メールは削除されました。
実際の所、俺は興味を失った。
好きだった読書、好きだったゲーム、好きだった女の子。
興味を失った。
全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。
でも、また、起こるよ。
青年は携帯電話の充電コードを引きちぎり携帯電話を踏み砕いた。
アハハアハアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッアハハハハハハハハアハハハハハハハハ!!!!
全部、全部、全部ぶっ壊したい!!!!!!!!!!全部ぶっ壊したい!!!!!全部全部全部!!!!!を!!!!!!!!!!!!!!!
狂者は吼える、吠える、咆える。
「see you again.....another」
男は叫び続けた。
喉がイカれるまで・・・・・・・・・・・・。
大人気アニメ失踪事件!?
ニュースのタイトルはありきたりで、微妙な時間帯のニュースだった。
普通ならスルーする筈のニュースを如月はマジマジと観る。
内容は大人気アニメの消滅だった。
例えば、とある魔術の禁書目録。
例えば、コードギアス反逆のルルーシュ。
例えば、銀魂。
例えば、家庭教ヒットマンリボーン!
例えば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・などなど。
アニメって消えるのか? と疑問を抱き、パソコンのGoogleで『とある魔術の禁書目録』と検索する。
原作は超人気ラノベのアニメだぞ? 作者失踪とか、アニメ監督死亡なら理解できるが・・・・・・とブツブツ考え込んでいるうちに検索結果は出ていた。
早速、詳しく調べるか・・・・・・・・・検索結果0?
カチカチカチカチカタカタカタカタカタカタッカチッ!
嘘だろ・・・・・・嘘だろ。
なぁ、嘘だろ? 嘘だよな?
「・・・・・・嘘だろ」
真実を知った瞬間、身体全身の力が抜けた。
ニュースで放送されたアニメを全部検索した。
でも、駄目だった。駄目だったんだ。
有名なアニメは世界から消えたんだ・・・・・・・・・・・・。
今回起きた不可解な事件はダラーズのメンバーのみ記憶している。
それ以外の人間の記憶は消され、普通の日々を過ごしていた。
大人気アニメは消え、残ったのは荒んだ空欄と白紙の書籍・・・・・・・・・形成は残っている、でも、全部消えたんだ。
なら、何故、今朝のニュースは放送されたのか?
その理由は案外簡単に解った。
ダラーズのメンバーのみ、その今朝のニュースを観たからだ。
ダラーズ以外の人間は知らないし、記憶する人間する居ないのだ。
隠蔽工作と情報操作の類と考えるが、妙だ。
放送される筈のテレビ番組をダラーズの人間のみ目撃する、ダラーズ以外の人間はニュースの事を知らない。
そもそもニュースの内容・・・・・・大人気アニメの消失事件は、元々存在しなかった架空の存在と認識されている。
あれほどの人気を誇ったラノベや漫画は世間から、人間の記憶から、世界から消えた。
今朝のニュース番組は絶讃人気沸騰中の・・・・・・名前は忘れたが、まぁ、その有名人が出演する人気番組だ。
その放送を俺達、ダラーズ以外の人間は観てないのか?
そうじゃなかった。
そのニュース自体は日本国民の殆ど、テレビを所有する殆ど国民は見ていた。
だが、その一部は隠蔽されたのか、消されたのか、工作されたのか、ダラーズのメンバーのみ記憶されている。
隠蔽工作を行ったと考えられる。
ダラーズのメンバーの一人は早速そのテレビ番組に電話するが、話が通じず電話を切られたらしい。
知らないのか、知らないフリをしてるのか。まぁ、俺はどっちでも良いよ。
問題はコッチだ。
新たな問題----カラーギャングを狙ったリンチ事件。
有名なチームを狙った盗賊狩りは日々、過激さを増し。池袋の平和を脅かす。
ダラーズのメンバーも数人ヤラれた。
重症者3名 中傷者5名。
仲間をヤラれたのだダラーズのメンバーは動き出す。
だが、正体は掴めない。
何者なんだ、奴らは。頭を悩ましても結果は出ないし解決しない。
最近はパソコンを使った情報収集ばかり、外の状況は詳しくは知らないし興味ない。
一日の殆どを家の外で過ごしてるのに外の状況を知らないなんて、世間を知らないガキだよ、俺は。
ダラーズの奴らは情報を集め、掲示板に貼り付ける。
その情報はデマや信ぴょう性の薄い情報等、信じるか信じないかアナタ次第って感じだ。
悩む。悩む。悩む。
結果、立ち止まる。
曖昧な口論は子供たちの空想を彩る様に、現実的で、非現実的だ。
まるで夢物語、ホント・・・・・・退屈させないなダラーズは。
「ウゥ………ッ」
余興の開幕だ。
最初の一手で選ばれた『不幸』な少年は池袋のとある路地裏で目を覚ました。
目を開ければ、そこは怪しげな雰囲気漂う空間で不幸な少年は目をパチパチと見開き、瞼を擦る。
夢じゃない・・・・・・現実だ!?
周囲は喧嘩真っ最中の不良達、バットや竹刀やらなんやらの喧嘩・・・・・・今どき古典的だな。
超能力やら科学物質を利用した玩具でも使えば楽なのに、少年はハァ~とため息を付き、喧嘩真っ最中の空間の真ん中を突っ切り突っ走った。
少年は体力に自身があった。
そこらの不良は煙草や酒で自身のスタミナを削り、自ら寿命を削る野郎ども。
なら、俺の足なら逃げられると・・・・・・そもそも俺って無関係だし。
のほほんと裏路地を抜け、少年は気付いた。
「・・・・・・・・・・・・ここ、どこ?」
さぁ、最初の乱入者は『幻想殺し』
異能の力なら、神のシステムさえ破壊する悪魔の右手。
不幸少年! 上条 当麻!参戦!
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