ヘタリア学園
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第五千百五十八話 甲子園には魔物が
第五千百五十八話 甲子園には魔物が
阪神が何故ここ一番でいつも負けるのが、阪神と同じくここぞという時に負ける傾向が強いフランスは大阪と一緒にある場所に行きました。
そこは阪神の本拠地甲子園球場でした、フランスはその球場の前に来て言いました。
「蔦もうないんだな」
「改築しましてん」
「聞いたのと違うな」
「ちなみに蔦に蛇が一杯いましてん」
「それいきなりまずくねえか?」
蛇と聞いてフランスはすぐに顔を曇らせました。
「商売繁盛の縁起ではあってもな」
「うちではそうですわ」
「あれかなり不吉な生きものだぞ」
「今はいませんで」
「というかお客さん大丈夫だったのかよ」
とりあえず噛まれたというお話はありませんでした。
「しかもはっきり感じるんだけれな」
「やっぱりいます?」
「球場の外から感じるぜ」
「魔物ですか」
どうやら本当に甲子園には魔物がいるみたいです、フランスはその妖気というか魔闘気みたいなものをもう感じ取っていました。
第五千百五十八話 完
2015・9・28
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