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幸運E-のIS学園生活

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騎士の集合体、のようなもの

おおお空から降ってきた透明なクリスタル!ってあれ?あれって防護アーマーのままじゃ………確かあれって一回限りだけど強度半端無いものだよな……心臓とも言えるコアを破壊しないと永久に内部にあるものを守り続ける奴だよな………。

「っと言うわけでこっくん!ゲイ・ボルグでお願いね!」
「はいはい予想してましたよっと」

よし問題なく出せたな、最近出せなくて不満だったからな。こいつの性質上、学園での戦いで使用したらISコアか操縦者の心臓を貫くからな。そうなったら色々とあかんからな。

「うおっ!?なんだなんだ!?いきなり赤い槍が出てきたぞ!?」
「初めて見る槍だ……」
「ゲイ・ボルグ………確か神話に出てくる槍だった気がしますわ」
「なんだっけ?ギリシャ神話?」
「違うと思うぞ」
「ケルト神話に登場する半神半人の大英雄、光の御子 クー・フーリンが使っていたとされる槍」

おおっ流石簪嬢。お詳しいですね、クー・フーリンって知名度的に低いけどゲームには出てくる事もあるからね、簪嬢はご理解できてましたか。嬉しい限りですねぇ。さてと、魔力を込めるぜ………魔力消費も少なくていいよねぇ~対人戦闘にも向いてるし持続戦闘力も高いんだよねぇ。

「なんかすげぇ光ってるけど如何すんだ心?」
「決まってるだろ、あの防護アーマーのコアを穿つ。この一撃を手向けと受け取れ!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!!」

魔力を込めた一撃を防護アーマーへと放つ!!ゲイ・ボルグは様々な方向へとその身を閃光となりて駆け巡りながらアーマーの一点、コアを穿った!!

「ふん、出来たぜ」

んで指パッチン、アーマーは四散して中にあったISが姿を現した!!っというかこの指パッチンいらなくね束さん?えっカッコイイから?さいですか………。そして中から姿を現したのは紅椿ではなかった。赤を誇張としているがまるで舞踏服ドレスのようにも見える赤い装甲、その中心と周囲を羽ばたくように煌く黄金の装甲。頭部には女帝の証と言うべき冠があった。俺と束さんの力作にして最高傑作!そして俺の力も加わったとんでもない最強IS!!

「じゃじゃじゃーん!!これぞ箒ちゃん専用機こと『守護の騎士(セイバー・オベリスク)』!全スペックが現行ISを上回るこっくんの二柱の英雄と同等以上のスペックを誇る束さんお手製ISだよ!なんたってこの守護の騎士は天才束さんとこっくんが仕上げた第五世代型のISなんだよぉ~!!」
「だ、第五世代!?」
「各国でやっと第三世代型の試験機が出来た段階ですわよ!?」
「な、なのにもう……」
「第四世代をふっ飛ばして………」
「す、凄すぎる……」

まあそんな反応になりますわな。原作でも紅椿ですら第四世代、蒼い雫ブルー・ティアーズや黒い雨シュバルツェア・レーゲンの上を行く物なのに、その更に上を行く世代だからなぁ。まあ俺の奴も第五世代だけどね。

「さあ箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか!私が補佐するからすぐに終わるよん♪」
「ちょ、ちょっと待ってください姉さん!!何が如何してこうなってるんですか!?何故私に専用機が!?い、意味が解りません!!私には重過ぎる力です!!!」
「そんなこと無いよ?だって箒ちゃん、そこの子との試合の後も必死に練習してたじゃない」
「な!?ど、如何してその事!?」
「束さんは衛星軌道上にある束さん衛星で色々見てたんだ~」

ああ、1年ぐらい前に打ち上げたあれか。んなことに使ってたのかよ……。まあ束さんも箒嬢の事が凄い心配だって言ってたしいっか。

「イメージトレーニングに高等テクニックの本を読み込んで、訓練機の貸し出し許可が下りたらそれを試してたでしょ?瞬間加速(イグニッション・ブースト)とか連続瞬間加速(リボルバー・イグニッション・ブースト)とか円状制御飛翔(サークル・ロンド)とか」
「わ、私のプライバシーは一体何処に行ったんだ………」
「箒嬢、それ束さんに言うだけ無駄だぜ」
「そ、そうだった………」

うん。この人の場合プライバシーとか言うだけ無駄、一緒に行動してた時も俺が風呂入ってるときも隠しカメラで盗撮とかしてきたし。

「それにこれは私からの精一杯のお守りのような物なの。何も出来なくて迷惑ばっかり掛けてきた束さんのお詫び。受け取ってくれない?」
「………解りました、『守護の騎士』私が貰い受けさせて貰います!」
「有難う箒ちゃぁぁあああああん!!!」

うむうむ、仲良し事はよきかな♪でもこれで箒嬢も大変な事になるな。俺がしっかりしなくちゃな、彼氏なんだから。

「束さん、フォローとかも頼みますよ。俺もしっかりとやりますから」
「うん解ってる!それじゃあ箒ちゃん初めよっか!」
「はいっ!!」

嬉しそうに笑っちゃってまあ。やっぱり美少女は笑顔が一番だよな。

「キツくとかないよね~?」
「大丈夫です、身体にピッタリフィットする感じです」

やっぱりあれ、なんか見覚えある気が………うん。赤セイバーの神話礼装にクリソツってほどではないけど似てるなぁ。デザインは束さんに全部任せて、俺は武器しか担当してないのになぜだ?

「それでね~武器はこっくんが手掛けてくれたんだよ~、最終的な調整は私がやったんだけどね~」
「そ、そうなんですか………こ、心ァ、ァリガトォ………(///)」
「いえいえ、剣ならお手のもんよ」
「良し!飛んでいいよ~」

ってうおっ!?一瞬であんな高いところまで!?たった一瞬で1キロぐらいも上昇したのかよ!?俺の蒼い猛犬と同じ速度じゃねぇか!?あれだって色々と速度に特化させてあれだけの速度が出るのに!!ひ、日々束さんの技術が進化してやがる………。

「はやっ?!」
「これが……第五世代の加速……」
「どうどう?箒ちゃんの思っている異常にぬるぬる動くでしょ?」
『う、動きすぎのレベルです!!』
「んじゃ剣使ってみてよ~、その神の騎士には様々な用途の剣が搭載されてるんだよ~。データ送るね~」

殆ど手掛けたのは俺さ。まあ、一部は束さんが作ったものに俺が改良を加えたものもあるんだけどね。

「まずはエクスカリバーとガラディーン行ってみようか!!」

はい、いきなり出ました!!束さんが作った剣をベースにして俺が渾身の改良を加え、更に束さんがそれをアレンジした剣!!約束された勝利の剣エクスカリバーと転輪する勝利の剣エクスカリバー・ガラティーン、当然だけどモノホンの宝具には程遠い。だけどISに搭載できる武器としては破格の性能を持ってる。

「まずは、約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!」

振るったのと同時に4つの光が飛び出し敵を殲滅する!!勿論光を出さずに使用する事も可能だよ。

「いいねいいね、んじゃ次はこれ打ち落としてみよっか!は~いいったよ~」

原作とアニメ見て思ったけど躊躇なく撃つもんじゃねえからミサイルって!!!

「次は、転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!!」

ガラディーンは真横への放射型の巨大なエネルギー刃が飛ぶという剣。まあエネルギー刃っていうよりも炎の刃だけどね。

『す、凄い………』
「凄いでしょ~!?んじゃ次は幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)燦然と輝く王剣(クラレント)行ってみようかな!!」

おっその二つが俺が一から仕上げた自慢の一品だな。流石に一からあのレベルの剣を作るのは苦労したぜ、それとあれはモノホンのジークフリードとモードレッドの剣じゃねぇぞ?流石にモノホンは見た事無いし俺の想像した能力を付与した。

「幻想大剣・天魔失墜バルムンクは普段は普通の大きめの日本刀だけど、覚醒させると周囲に拡散するエネルギー波を放つんだよ!燦然と輝く王剣《クラレント》は展開中だと攻撃に反応して電撃のバリアを展開するんだよ!!」
『す、凄すぎてもう何も言えません………』

ありゃ?やりすぎた?まあ当たり前か、名前を借りてるとはいえ元々は宝具だからな。

「あ、あのっ!篠ノ之博士のご高名は兼ねがね承っておりますっ。もしよければ私のISを見ていただけないでしょうか!?」

あっセッシーが

「へっ?あ~、見てあげてもいいんだけどそうすると君の国にだけ肩入れした事になっちゃうから面倒な事になるんだよね~。だから無理だね」
「そ、そうですか………」
「まあアドバイスぐらいはしてあげるから後でデータは見てあげるよ?」
「あ、有難う御座います!!」
「別に束さん何も言って無いのに変な子~」

あっ千冬さんが目を丸くしてる。自分の知ってる束さんじゃないからか、そりゃ俺が口がすっぱくなるぐらい言ったからね。それにセッシー、シャーリー、ラウラウ、リーリー、簪嬢は俺の友人って事で邪険に扱っちゃ駄目ですよ?って言っておいたからね。

「たっ、た、大変です!お、おお、織斑先生!」
「どうした?」

おっと、もう来ちまったか。大変な日になるなこりゃ。  
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