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次期魔王候補と次期四天王候補

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次期魔王候補と次期四天王候補

 
前書き
小説初投稿&初心者ですが暖かい目で見てください 

 
魔界の上位魔族が集まるここ魔界では魔界全土を統一を目指していた魔王候補がいた。
魔王といってもこの世界に魔王級という悪魔は何体かいる。
更にその上の「魔神級」という悪魔がいるのだがこのレベルにもなるとその数は多くはない。
その中でもトップに経つのがここ魔界でも屈指の実力派悪魔が集まる魔神城「ゲイルヴァハラ」は「魔神級」の更に上の世界に二体しかいない「魔神王ヴァルゲート」が所有している城だ。
その魔王とか魔神とかの決め方はごく簡単である。
日本風に言えば県の代表が魔王。地方の代表が魔神。そして日本を二分割した場合その片方の代表が魔神王といったところだ。
その魔神王は今病で死のうとしている。
死ぬと言ってもすぐに死ぬわけではなく悪魔の寿命を人間に例えられるわけではないが……人間でいうと一年は命が持つといったところか。
実の父親である魔神王ヴァルゲートの死ぬ可能性をしった次期魔王候補……魔神王の息子であるギルは一番最初にこういったらしい。

「よっしゃ!これでここは俺のもんだぜ!」

ひどい言い様である。
何故魔神王候補ではなく魔王候補かというとここ魔界では力こそが全てみたいな掟があり魔神王の息子だからといって魔神王候補になれるわけではないのだ。
ヴァルゲートはかなり嫌われ者であった為その息子であるギルにもその被害があった為少し不仲である。
ヴァルゲートは悪魔らしくない「優しさ」というものがかなり心にあったから嫌われていた。
悪魔にも少しならあるのだが……ヴァルゲートのレベルの悪魔は居ない。
そんな魔神王より強くなるため魔王候補ギルは全魔界統一を目指しているのだ。
だがそんな彼等に運命を変える出来事が起きるのだった。


ある日の朝それは突然やってきた。

「魔神王様!侵入者です!」
「何?数は!?」
「そ、それが……三万は超えています」
「な、馬鹿な見張りは何をやっていた?!何故三万の軍隊に気が付かない!」
「ギャァァァァァッ!!!!」

どうやら侵入者が突如来たらしくそれもその数三万。
それは急に編成されたものではなく計画的に練って来た軍隊だろう。
そしてここ玉座にもその悲鳴が聞こえたとなるとかなり近くまで攻められていることが分かる。

「くっ、俺のせいで結界が弱まったのか……部下はほぼ全滅状態か、くそ!」
「魔神王様はお逃げ下さい!ここは私に……」
「馬鹿者が!息子を置いて逃げるなど出来るものか!早く次世代の悪魔を連れて逃げ「ぐぁ……」っち!」
「フハハハハッ!!!遂にこの時が来たのだ!この魔界を我等ジェネシスが支配する時がな!」

玉座の間を守る悪魔も倒されたのかついにここへとやってきてしまった敵を見てヴァルゲートは舌打ちをする。
ここへ来たという事は四天王も全滅残っているのは後ろの寝室に眠る子供達のみ。

「引くわけにはいかんな……この魔神王を愚弄した罪その命で償え!」
「フハハハハッ!馬鹿めまだ分からぬのか……」

するとヴァルゲートは両手を前に突き出し魔力を込めると紫の雷を出現させ侵入者へと放つ。
その威力はこの城の床を削りながら進んでいくところを見る限りかなりのものだ。
すると侵入者は巨大な機械仕掛けの槍を前に構えレバーを引くと超高圧縮のレーザーが発射された。
難無く雷を破り突き進んで……魔神王の身体を貫いた。

「父上なんのお……と……」

偶然かギルが戦闘音に起きてしまい父親の死ぬ姿を見てしまう。
ヴァルゲートの身体はもう貫かれており死ぬ寸前である。

「魔神王様?!くっ……はぁぁぁあああっ!」

やや空気になっていた部下であろう悪魔も剣を持ち侵入者へと立ち向かう。
だがそんな姿を見て侵入者は嘲笑う。

「つまらんな……もういい、全員死ね!」
「くっ……早く次期四天王達を連れて逃げろ!」
「ぁ……ぅ……」

ギルは走った。そして次期四天王達を連れて逃げようとした時魔神城は眩い光に包まれたのだった。



 
 

 
後書き
初投稿なのですがどうしでしたか?
取り敢えずリアル優先なので更新はやや遅めになると思います。

 
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