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いろんな世界に転生して転生者を捕まえる簡単な任務です

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とある魔術の禁書目録
  プロローグ

 
前書き
書くのをSYABASI(以下省略) 

 
 伊吹Side

(我が家に帰宅しよう)

 放課後になった教室に自分の席に座り、ガラス越しに外を眺めている人物が居た
 教室掃除も終わり、先生も居なくなり、先生から鍵を預かり、外を眺めていた
 明日は朝早く登校しなければいけない。日直とはとても面倒だ

 ため息を吐き、夕方になっている太陽をガラス越しに見ていた
 月の欠片の処理も終わり、マリア達とも和解して、キャロルも倒して、大転生者大会も終わったし
 やっと平凡で安全な日常を取り戻せたな

 今までまともな人生を歩んでいなかった。仮死状態になったり、暴走したり
 記憶喪失になったり、記憶を取り戻したり、色々厄介事に巻き込まれたよな

 それも今日で終わりだ。やっと日常を歩んでいけるぞ!

ベルトラ「それは良かったな.....任務に行ってもらうからな、明日」
「ベルトラ.....まさか?」

 ベルトラの念話が聞こえ、任務の依頼を頼まれた
 ベルトラとは、俺に転生特典を授け、俺を戦姫絶唱シンフォギアの世界に転生させた神様だ

 任務に行ってもらうからな・・・だと?拒否権無いんですね分かりません!!
 せめて明後日にしてよ!そんなのあんまりだ!
 あァァァァァァァんまりだァァァァァァァァァァァ!!

ベルトラ「明日までに相棒(パートナー)を決めておけ」
相棒(パートナー)?.....まさか、装者から一人を?」
ベルトラ「そうだ、一人だけ選べ」

 え?ビッキー達を巻き込むのは理不尽だと思「じゃあな、俺は俺で忙しいんだ」
 は?それだけかよ!? 
 なにこの急展開!ツッコミが忙しい!

「えっちょ待っ.......あの野郎」

 俺の扱いが理不尽だと思う
 というかどの世界に転生するんだ?その詳細までは教えてもらっていないし

 相棒(パートナー)の実力ではビッキーが一番強いが、迷惑をかけたくないし
 どうしよう?

響「い~ぶ~き!」
「ッ!?」

 響が伊吹の無防備な背中に抱きつき、伊吹は響の腕力に顔が真っ青だった
 ちょ!ビッキーの力が半端じゃねえ!もう人間の壁を越えているからか!?
 二十歳になったらOTONAになるのか!?ビッキーがOTONAになるのか!?

 立花響(たちばなひびき):年齢16歳:誕生日9月13日:血液型O型:身長157cm

 友達を作るのがとても上手く、嘘をつくのが下手
 いつも明るい性格で、健康的で元気っ子

 聖遺物適合者であり、聖遺物の[ガングニール]を纏って戦う
 弦十郎に鍛えられ更に伊吹に鍛えられ、もはや勝てる人はほとんど居ないのでは?という程強くなってしまった

 基本的に拳で戦う。、アームドギアのエネルギーを拳にのせ
 パイルバンカーの要領でエネルギーを叩き込む事が出来る
 そのパイルバンカーの一撃は絶唱の一撃に近い威力があり、三重の極みを同時に使うと・・・
 伊吹の手によって二重の極みを覚え、独自に三重の極みを覚えた
 五感も普通の人間よりかなり鋭く、臨機応変に戦う事が出来る

 因みに、人間離れした技も使える
 シンフォギアを纏いパイルバンカーで直径100Mのクレーターを作ったりする事も出来る

 因みに、伊吹に好意を抱いている
 前には成り行きで、イチャコラZONEを展開した事もある(おい、早く変われ)

 親友の未来とはとても仲良しで、お互い嘘はつかないと約束している
 性格とは裏腹に、少しナイーブな一面もある

響「伊吹にはそんな暗い顔は似合わないよ!ほら、笑って笑って」
「そうだな、ボケとツッコミの両立が俺の役割だしな」

 響が俺から離れ、俺は立ち上がって響に振り返った
 俺の役割は7:3が丁度良い。というか相棒(パートナー)はどうしよう?

 やっぱり迷惑はかけたくないし、俺一人で行くのが筋ってもんだろ

響「伊吹?体が消えている...けど?」
「え?....何じゃこりゃあああああああああああああああ!?」

 俺の両足が見えない程透けていた
 そして、腰まで透けていき、消えてしまうんじゃないかと思った

 早すぎ!明日って言ったよね!?安らぎをくれえええええええええええええ!!
 もう女子の軍隊に襲われたり、転生者に襲撃されたり、色々忙しいんだよ畜生めェッ!!

響「え?どうして消えてるの?」
「俺に聞かれても分から」

 言い終わる前に伊吹は消えた

 #####

ベルトラ「本当にすまない。だが、今回は非常事態だ」
「え?てっきり上から目線かと思ったけど、どうしたんだ?」

 白い空間に強制的に連れてこられ、ベルトラは俺の目の前に立っている
 いつもなら椅子に座って上から目線で理不尽で俺の事情も考えずに色々押し付けてくる神様なのに
 この変わりようはおかしい。変な物を食べたのか?

ベルトラ「今の考えは聞かなかった事にするが、とある魔術の禁書目録の世界に行ってもらう」
「はあ......ちゃんと元の世界に戻れるよね?」

 というか禁書目録?俺の術が使えなくなる事は無いよね?

ベルトラ「安心しろ、能力者になろうが、転生特典やスキルノートの力は無くならない」

 あ、良かった...というかさりげなく心を読むな
 転生特典が無くなったら生きていけないかもしれない

ベルトラ「元の世界には任務が達成されたら帰る事が出来る」
ベルトラ「任務が達成されたら家に帰す。頑張ってくれ」
「ああ、やってやるよ。というか約束破ったら許さん」

 俺の言葉が言い終わった瞬間に俺は目を閉じた
 それより、どの時間でどの場所に行くんだ?
 というか非常事態?どういう事だ?

 疑問がどんどん浮かんでくるが

 ドゴッ

 腹部に痛みを感じた

「ごふっ!?....痛い」
?「な、何だ?」

 あーいったぁ....場所を間違えたのか?
 腹に感じるこの感触は鉄か?何度も鉄の感触を体で覚えたから大体分かるようになったけど
 いや、体で覚えるのが異常か....俺の人生がおかしいのか?
 目を開けると

?「インデックスと同じじゃねえか!」
「ん?ああごめんごめん。ちょっと親方!空から少年が!になっただけだと思うから」

?「いや、どういう事だよ!...というか空から落ちてよく無事だったな」

 上条当麻(かみじょうとうま)が立っていた
 とりあえず質問に答えておくか

「無事無事、というか部屋に入れてくれ、暑くてしんどい」
上条「はあ、分かったよ「本当か!ありがとな!」はいはい」

 上条は、少し呆れながら伊吹を部屋に入れた
 しかし、部屋の外も中も灼熱地獄だった

「・・・暑い」
上条「クーラーすら使えない状況になってしまってるんだ」
インデックス「あれ?とうま、その人は誰?」

 ベッドに座っているインデックスが居た
 インデックスは伊吹が誰なのかが気になり、上条に聞いた

上条「名前は知らないが、気軽そうなやつだ」
「伊吹、名字はない」
インデックス「私はインデックス、よろしくね」
「インデックスか、よろしくな」

 インデックスが居るという事は、ステイルに会う前かな?その時間帯だと思うけど
 それより、部屋の暑さをどうにかしなければ
 俺は部屋の中心に人差し指を向け

「ひんやりひんやりミニブリザード」

 その一言で俺の背中から青白い魔方陣が突然現れ
 魔方陣から冷たい風が出てきた

 適当に考えた術だ。暑い時にかなり便利だと思う
 部屋の温度は大体24℃位になるかな?初めて使うからどうだろう
 人の部屋で新しい術を実験しても失敗しなければいいと思う

上条「冷たい風?どうなってんだ?」

 上条は辺りを見ると、伊吹の背後に青白い魔方陣があり
 その光景に驚いた

上条「おまっ!それは何だ!?」
「魔方陣だ、部屋がひんやりして心地いいだろ?」

 失敗するかと思ってたけど、そんな事はなかった
 大成功だ、安心安全で信頼出来る術になったよ
 うんうん、と伊吹は一人で納得していて、インデックスは驚いていた

インデックス「え!?それは魔術?でも魔力を感じないし、どういう事?」
「奇跡も魔法もあるんだよ」

 俺の言葉に納得しない顔をして、ただいま考え中でーすと顔で表している
 というか奇跡は自分で起こしたり、七十億人の絶唱で起きた
 あの時は力が何倍にもなったよな...懐かしい
 俺は昔の出来事を思い出し、あのXDモード(仮)が使えるのかと考え
 スキルノートに書けばもう一度あのXDモード(仮)が使えるんじゃねえか?と思ったけど
 俺はシンフォギア装者じゃないから無理かもしれない

「俺は能力者になりたくて東京の上空から落下したと思う」
上条「不法侵入じゃねえか!」

 不法侵入?気にするな
 というか俺の能力はどうなるんだろうな?
 日常生活に役立つ能力とか(笑)

「というわけで、家が欲しい」
上条「無茶言うな!上条家にそんなお金は...ありま.......せん?」

 伊吹の手のひらから金がダムの放水のように溢れ出てきた
 金が地面に落ち、金属音が部屋に鳴り響き
 上条は唖然とした顔になり、伊吹の顔は笑っていた

「これだけあれば家かマンションに住めるよな?」
「それと、学園都市に住まないといけないから、色々頼むわ」

 この魔方陣がこの部屋で9月まで丁度良い温度で稼働するのを条件にと言うと、上条が凄い頷いた
 まあ、こんなクソ暑い時にはこの魔方陣は欲しいよな
 食欲の塊のインなんとかさんも居るし

 クーラーが使えないみたいだし、ビリビリこと御坂美琴(みさかみこと)のせいだろう
 多分今は原作一巻かな?そうだったら上条が記憶喪失になってしまう
 色々苦労する主人公だな。俺も記憶喪失になったけど

上条「じゃあ、小萌先生に頼んでおくか」
「お、ありがとな」

 この後、インデックスが出ていった
 やっぱり上条を巻き込みたくないのか...自分を大切にする事も大事だと思うけどな
 まあ、俺は原作にあまり関わらずに任務を達成したいです

 早く家に帰りたいなあ
 少しホームシックな気分になっている伊吹だった

 #####

 今はホテルに泊まっている
 金を売ってお金に変えたからホテルに泊まる事が出来た

 ・・・予想通り日常に役立つ能力だったよ
 小萌先生に色々手続きをしてもらった
 これで学園都市に住めるし、任務の達成を早める事が出来るな

 任務の内容は詳しく教えてもらっていないが、現状維持でいいよな
 連絡もくれると思うし

 後、能力の事だけど

 [重力操作]

 大雑把に言うと、指定した対象の重力を操れるって事だ
 指定した対象に十倍の重力の負荷をかけたり
 指定した対象の重力を半分にしたり、色々酷い能力だ

 もし、重力を百倍にしたらどうなるんだろうな?
 潰れるのか分からないけど

 使い方はその内覚えるとして、任務の詳細をベルトラから聞きたい

ベルトラ(その任務の詳細だが)
(あ、ベルトラ)

 ベルトラが念話を使い、俺に話しかけてきた
 というかやっと任務の詳細を教えてくれるのか

 ベッドの上に座り、ベルトラの念話に集中した

ベルトラ(この世界で不必要に転生者を殺している転生者が居る)
(は?そんな転生者が居るのか?)

 無駄に転生者を殺す?そんな荒れた転生者が居るとは信じられないな
 俺は殺してはいないけど、神の元に送り返した事はあるな

ベルトラ(その転生者の神からの依頼だ)
(神の世界にも色々あるんだな)

 初めて神に同情したと思う
 というかその神がその転生者を消せないのか?

ベルトラ(それは無理だ、ルール違反で懲役400億年)
(あ、そうなのか?というか400億年!?)
ベルトラ(因みに俺は7兆5982億4401万1993歳だ)

 兆ッ!?兆の桁まで生きてんのか!?
 誕生日ケーキ何kg食べたんだ?
 まあ、年齢は気になっていたし、俺の年齢を聞いてみるか

ベルトラ(任務が達成されたらな)
(うわぁ.......セコいな)
ベルトラ(それでだな、転生特典は今から教える)

 あ、無視?まあ教えてくれるなら別にいいや

(それで、どんな特典だ?)

ベルトラ(不老不死、ATフィールド、念能力、気、王の財宝(ゲートオブバビロン)正確な数は不明。
ドラゴンクエストの特技と呪文、ベクトル変換、完全聖遺物デュランダルとの融合、時間停止能力、成長し続ける体、赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)とそれから)

 ベルトラは1ページ目が終わり、2ページ目を読もうとしたが

 ザシュッ

 伊吹の左腕が切り落とされた
 ベルトラは伊吹の異常に気付き

ベルトラ(どうした!何があった!応答しろ!)
(大丈夫、生きてるよ?左腕を切り落とされただけだ)

 左腕がベッドの上に落ち、左腕の切断面から血潮が溢れ、顔とベッドにかかった
 伊吹は切り落とされた左腕を持ち、切断面にくっ付け、左腕にヒールをかけ、左腕の感覚が戻ってきた
 まさか、ホテルにまで入ってくるとはね
 今の状況は殺された転生者の敵討ちってとこかな?殺人鬼

?「左腕だけか」
「左腕を切り落とすとは、酷い事するねえ」

 伊吹はベッドに座りながら、背後に立っている白髪の男に言った
 男の容姿は一方通行(アクセラレータ)に似ているが、無表情のままだ
 伊吹は立ち上がり、男に振り返った

ベルトラ(そいつはただの殺人鬼だ、容赦しないで叩き潰せ)
(あいよ、壊してもいいって事だな)

 ベルトラの念話に、伊吹が心底楽しそうに笑い、男は無表情のまま伊吹を見つめた
 さて、やってみたい事をこいつで実験するか

「40だけ解放するか」
男「・・・」

 俺はリミッターを100の内40のみを外し、男が指を鳴らした
 周りの風景がホテルの部屋から
 赤い雲が太陽を隠し、地面は血のように赤くなっており
 赤い紋章が全体に張り巡られている黒色のゴーグルを装備していた

  スキルNo. Ω
 [真なる黒龍神帝の目]
 ・怒りや憎しみの感情を力に変換出来る
 ・復讐者(アベンジャー)は与えたダメージを3秒ごとに倍増させる
 ・反撃者(リベンジャー)は与えたダメージor受けたダメージを自分の力にさせる
 ・禁手(バランスブレイカー)は無い

 このスキルは今さらだが、やり過ぎた
 少しおふざけで考えた結果がこれだよ、何これチート

「少し殴るけど、我慢しろよ」
男「なら、その前に殺せばいいだけだ」

 俺は男に向かって走り、右ストレートを男の顔面にぶつけようとしたが
 左腕で防御されたが、左足で前に踏み込み、左腕の骨を粉々にする音と共に男を吹き飛ばした
 しかし、男は守りを固めていただけではなかった

男「ふんっ!」

 両足で地面を蹴り、右拳で伊吹の目のゴーグルを破壊しようとしたが
 全て遅かった

 『Avenger!!』

 伊吹のゴーグルから電子音が聞こえ、男の体全身に激痛が走った
 激痛と共に男は後退した

「あれ?来ないの?じゃあ『Avenger!!』」

 ゴーグルの電子音と共に男の体全身にさっきの二倍もの激痛を感じ、ふらついた
 ん?まだくたばらないの?しぶといな

男「ははははは!!素晴らしい!その力を貰おうか!!」
「え?嫌だよ『Avenger!!』」

 男の五月蝿い笑いが鬱陶しく思い、復讐者(アベンジャー)をもう一度使用した
 というか次で16倍か

 男が血を吐き、立っているのが精一杯という状態に見えたが
 壊してからちゃんと送り返さないとな!

 男の心を折る準備は出来ている、改心させないと
 そして、12秒経ち

『AAAAvenger!!!』

 ダメージを128倍に倍増させ、そして男は倒れた
 あれ?もう倒れるのか?つまんないな

『Avenger!!』
『Avenger!!』
『Avenger!!』

 3秒経つ度に復讐者(アベンジャー)を使い
 男は電子音が鳴った瞬間に体の毛穴から血が出てきた

 うわっ、グロテスク
 そう思いながらも

『Avenger!!』

 もう一度使用した
 見せられないよ!と言わんばかりに血まみれになっている

「グロテスクすぎて見ていられない」

 もはやモザイクないと見れないよ、血の匂いも臭いし
 というか生きているよな?不老不死だから大丈夫だと思うけど

『Avenger!!』

 これで4096倍かな?
 生きているのが怪しいけど、生きてるよね

~一分後~

 えっと、何倍になったんだろう?(汗)
 億は越えていると思うけど、電卓には限界があったよ

 三秒毎にダメージを倍にしたから、どうなってんだ?
 手に持っている電卓で何倍になっているのかを確認しようとしたが
 エラーしか出なかった。まあいいか

男「殺してくれ」
「いや、不老不死だろ。どうやって殺すんだよ」

 不老不死をどうやったら殺せるんでしょうねえ
 俺には分からん

 この矛盾をどうにかしようと思ったが、無理
 どうやったら不老不死を殺せるんだ?死なないのに

 完全生命体みたいに宇宙に飛ばせばいいのか?

ベルトラ(回収してくれ)
(了解)

 男の背中にバックパックを装備させ
 男の背中に気球が出てきて、そのまま中に浮き、凄い勢いで空に飛んでいった

「うわーかわいそうー(棒)」
ベルトラ(そんな事を微塵たりとも思っていないだろ、お前)

 あ、バレた?というかブ○トン回収じゃないかこれ!
 作者がほぼ毎日遊んでいるゲームじゃないか

作者(ブ○トン回収されるの馬の鳴き声に笑ってしまうのは俺だけなのか?)

 作者の心の声は無視して、話を進めよう
 この後あの転生者は魂を消すようだ
 KAMISAMAにも色々あるんです。深く考えてはいけない
 そう思いこんでしまう伊吹だったが、それでいいのか?

「あ、学校に行く準備をしないと」

 明日からとある高校に行く
 俺はとある高校に行かなければいけないのは、ベルトラのせいだ
 別に、とある高校に行かなければいけないわけじゃないのに....どういう事だろう?
 理解に苦しみながら、ホテルに戻れた

 どうやら、男がこの世界からいなくなったおかげであの変な空間から出れたようだ
 
 #####

 ~翌日~

「とある高校に入学してきました。伊吹っていう名前です。よろしくなー」
上条「おまっ!何でここに!?」

 上条(そげぶ)が席から立ち上がり、俺に人差し指を指しながら質問してきた
 俺は入学してきた。と言い、上条は小萌先生によって着席した

「答える範囲内だったら質問をどうぞ」
?「はいはーい!いぶやんはどんな能力を持ってんの?」

 青髪ピアスが手を上に上げ、小萌先生に能力者って聞いたからやでと言い
 俺をいぶやんと呼n.......いぶやん!?心の中で少し驚いたが
 質問に答えなければ

「重力操作だよ」

 俺の言葉に小萌先生以外が固まり、青髪ピアスが何か言いたそうな顔をしていた

青髪ピアス「重力操作?それってつまり、重くしたり、軽くしたりする能力なんやな?」
「正解。今から詳しく説明するよ」

「俺の重力操作は指定した対象の重力を変化させる能力と、周りの重力を変化させる事が出来る」
「戦車だって戦闘機だって力加減で潰せるし、撃った銃の弾も重力を重くする事でぺっしゃんこにも出来る」

 うん。能力的に超能力者になれる可能性があるな 

青髪ピアス「そんな強い能力だったら超能力者(レベル5)になれるんやないの?」
「いや、正直に言うと....なりたくない」

全員「なりたくない!?」

 全員の叫び声に俺は驚き、少しざわめいている
 俺は頭を掻き、目が泳いでいた
 どうすればこの空気を元に戻せるのかと考えていると

青髪ピアス「いぶやんは知り合いとか居るんか?」
「知り合いか、写真あるけど、見る?」

 俺の言葉に青髪ピアスは頷き、写真を青髪ピアスに投げた
 重力操作で写真の重力を半分にし、ゆっくり写真が青髪ピアスに飛んでいった
 青髪ピアスが写真を取り、写真を見ると

青髪ピアス「・・・」
「ん?どうかした?」

 青髪ピアスの手が震え、目が限界まで開いていた
 怖ッ!キレた調より格下だけど、怖ッ!

青髪ピアス「何でや!何でいぶやんはハーレムなのに、どうして.....どうしてなんや」
「ちょ、大丈夫か?」
青髪ピアス「いいんやいいんや!どうせ負け犬には未来がないんやな!」
青髪ピアス「こんなに美少女に囲まれて......人生って残酷やな」

 キレていたが、炎に水がかけられた様に意気消沈していた
 何か謝りたいけど、放っておいた方がいいな

 俺が渡した写真には、S.O.N.Gの皆が写っていた

「とりあえず返してくれ」

 青髪ピアスが席から立ち上がり、俺に写真を返す為に歩いてきた
 あ、俺が取りに行こうとしたけど、わざわざ持ってきてくれるのか
 俺は青髪ピアスに向かって歩き、写真を受け取ろうとした

青髪ピアス「負け犬の一撃いいいいいいいいいいい!!」

 青髪ピアスが俺に飛びかかってきた
 右手を握り締め、俺の顔を殴ろうとしていたが

「六分の一」

 青髪ピアスの重力のみを月と同じ重力にさせた
 俺は膝を曲げる事で、青髪ピアスが俺の頭上を通り過ぎた

青髪ピアス「んなっ!」
「十倍」

 青髪ピアスが俺の後ろで急に地面に落ちた
 否。地面に落とされた

青髪ピアス「ははは、これが重力操作なんやな」
「いやーびっくりした、写真...受け取るな」

 青髪ピアスが左手に持っていた写真を受け取り、青髪ピアスの重力を三分の一にして
 青髪ピアスの右腕を掴んで持ち上げ、足が地面に着いた事を確認し、重力を元に戻した

「ほらっ、喧嘩は相手を見極めないと」
青髪ピアス「してやられたわ」

 青髪ピアスが俺を見て笑い、握手した
 その後、拍手喝采が教室に響いた

 でも、何で握手したんだと思った

 面倒事に巻き込まれる事に定評がある闘神の力を持った転生者が
 転生者を捕まえる簡単な任務の初日だった


 
 

 
後書き
一日3000文字が限界です
しかし!シルバーウィークがあるんで二話投稿する予定です
9/18修正しました
 
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