ヘタリア学園
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第五千百二十八話 遺跡が欲しい
第五千百二十八話 遺跡が欲しい
シーランドは夢があります、その夢は世界一の大国になることです。ですが。
「シー君海の上にある鋼鉄の国なのです」
「そう言うとマジンガーみたいよね」
「そうなのです、それでなのです」
こうワイに言います。
「遺跡も欲しいのですが」
「ないでしょ」
「ないのです」
「しかも鋼鉄の身体だから」
「この身体が二百年経てば遺跡になるかも知れないですが」
それでもというのです。
「シー君は今遺跡が欲しいのです」
「難しいなんてものじゃない問題ね」
「イタリアやギリシアみたいになりたいのです」
「三星堆とかね」
こちらは中国です。
「造るのは無理だし」
「生徒会長ならしかねないのですが」
実際北朝鮮はしていました。
「シー君はそんなことしないのです」
「本物の遺跡が欲しいのね」
シーランドの見果てぬ夢でしょうか。何はともあれシーランドが持っている夢にはこうしたこともあるのです。
第五千百二十八話 完
2015・9・12
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