ヘタリア学園
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第五千百十七話 怠惰の極み
第五千百十七話 怠惰の極み
何だかんだで改革するということになったみたいなギリシア、しかしドイツがギリシアのところに行ってみますと。
海を見て安楽椅子に座ってワインを楽しんでいます。ドイツはその光景を見て怒りそうになりながらも何とか理性を保って言いました。
「何をしている」
「何もすることがないから」
「バカンスをしているのか」
「そうだ」
「やることは山程ある筈だが」
「いや、ない」
ここでこう言うのがギリシアです。
「仕事はしている」
「それを日本に言えるか」
「言える」
本当にギリシアです。
「俺は働いた後で休んでいる」
「御前はもう少し労働というものをだな」
まだ理性を保っているドイツです、その忍耐力は相当です。
「理解しろ、とにかくバカンスは中止だ」
「あと二週間
何とか二週間もバカンスをするつもりらしいです、果たしてギリシアは働くのでしょうか。
第五千百十七話 完
2015・9・7
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