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ヘタリア学園

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第五千百十五話  昔は覚えていない 

第五千百十五話  昔は覚えていない 
 ドイツは昔のことを覚えていません、ですが何だかんだでいつもイタリアを助けています。ただし小言つきです。
「ドイツいつも有り難うね」
「礼はいいがしこかりしろ」
 こう小言を言うのです。
「全く御前は」
「御免御免、けれどね」
 ここでこう言ったイタリアでした。
「俺ドイツと昔からずっと一緒だよね」
「いや、俺は生まれて間もないが」
「俺の方が年上?」
「その筈だが、いや」 
 何故かです、ドイツはこう言いました。
「その筈だが」
「何か俺ずっとドイツと一緒にいない?」
「そうだな」 
 こう言うのでした。
「俺もそうした気がする」
「何でかな」
 ドイツは十九世紀に生まれてイタリアは十五世紀にはルネサンスを満喫していたのにです、これは謎です。


第五千百十五話   完


                          2015・9・6
 
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