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歴史が変わる時  ~history~

作者:リツ
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1 卑弥呼

 
前書き
米づくりは、大勢の人々による共同作業が必要な代わりに、
安定した食料の入手を可能にした。


巨大な集落が生まれ、集落はやがて「クニ」となり、お互いに争いながら より……――― 

 
今から約1800年前日本列島――

 副王 (姉さん…?   援軍?敵の援軍に気をつけろと…)
 仲間 「副王よ…女王からのお声か?」
 副王 「あぁ…敵の援軍に気をつけろと告げた! 周囲の警戒を怠るなよ」

と、その時森の方から、キラッと光る矢が飛んできた
 仲間 「ほ…本当だ!!!」  「敵の援軍が来だぞ!」

ガンッッ 
飛んできた矢に対して、副王は一歩も動かなかった
 副王 「ほーら…おいでなすった!」
その後も攻めをはじめ、仲間は思った
 仲間(不思議なご姉弟だ… 姉は神の声を聞き、弟は離れている姉の声を聞く…)
    (この力…本当に我らのためになるのだろうか?)
    「否!! 考えまい…我らには神の力を持つ姉弟がついている!!」

 副王「攻めろ攻めろ!!我らにはむかう者はゆるすな!!」
    (これで姉さんの望む平和な国が完成する!!)


女王卑弥呼の誕生によって戦乱は終わり
倭は平和への道を歩み始めた――

 卑弥呼(!!)
卑弥呼はあまりの嬉しさに階段をかけおりた
ズリッ  「あっ」
 卑弥呼「おかえり!!」
 副王(弟)「おいおい女王様がそんなにはしゃぐなよ!」
 卑弥呼「いいじゃない!弟が無事に帰ってきたんだから」
 弟「だからって女王様が階段から転げ落ちてちゃしまらないだろ?」
 卑弥呼(!……)

 弟「不思議な目だなぁ 未来まで見通す巫女の目か…」
  「大変な戦だった 見方が大勢死んだ 敵はもっと大勢死んだ…」
 卑弥呼「死ぬ人が多ければ多いほど悲しむ人はもっともっと多くなる…」
 弟「でもこれで俺たちのクニにはむかうものはいなくなった!ようやく平和が訪れるんだ!!」
 卑弥呼「ええ…それもこれも…あなたの力ね」
 弟「何言ってるんだ!!姉さんの力だよ!」
 卑弥呼「ううん…私にできるのは神の声を聞いて未来を読むことだけ…」
しかし弟は言った
 弟「いいや! 姉さんの不思議な力に導かれて人もクニも動いているんだ!!」

卑弥呼は真剣な表情で弟の手に触れた

 卑弥呼「でも私は戦場に立つわけでもクニグニの王の間を取り持つわけでもない…」
     「私の代わりに血を流し涙を流すのはいつだってあなた…」
 弟「それでいいんだ それが俺の役目なんだから…」

 弟「それより姉さん このクニの未来は見えているか?俺たちのクニはどこまで大きくなる?…」

                 ??「スト―――ップ!!!」
 弟・卑弥呼「!!??」
 ヒストリー「ボクは歴史を変える――…う~ん……キャラ! その名もヒストリーだ!!」
       「ハ――――ッハッハッハ――――!!!」

 弟「なんだこの怪しいものは!?」
 ヒストリー「!? 怪しいものだと!? わが名はヒス…コッホン
                           えーそれより!これ以上クニを大きくするな!」
 弟「なぜだ!?」
 卑弥呼「そうよ 今に海の向こうに大国がこのクニを倭国唯一の国だと認めてくれるのに…」

 ヒストリー「卑弥呼さんあなたもご存知なんでしょう?」

弟は呆然としていた

 ヒストリー「今起きていることは細波に過ぎない… 大きな波の中につかの間現れるはかない細波のことを知っているのでしょう?」
 卑弥呼「それは……」
 弟「姉さん…そうなのか…だったら…」
 卑弥呼「ごめんなさい……」
 弟「いや!いいんだ!」    卑弥呼「え…?」
 弟「そうなるよりこのままの方がいいだろ?」 
 卑弥呼「え   そうね!  じゃあクニを大きくするのはやめましょ」

 ヒストリー「イエィ!☆」




こうして卑弥呼は魏の皇帝から倭国の王の証しである金印と銅鏡も授けられず
  今のままで生きていった

 
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