ヘタリア学園
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第五千百七話 孤立の危機
第五千百七話 孤立の危機
ラトビアははっきりと感じていました、自分が結構やばい状況にあることを。
「このままじゃ僕一人です」
つまり孤立してしまうというのです。
「エストニアが北欧に行ったら」
「リトアニアは?」
「ポーランドのところですから」
そっとやって来たウクライナに答えます。
「僕一人になります」
「孤立したら大変なのよね」
「日本さんみたいに無理にでも発言を求められる国じゃないんですよ」
日本の場合引きこもろうとしたら絶対に出て来てくれと言われます。そしてお付き合いをしてくれと言われます。
ですがラトビアはです、この国の場合は。
「下手したら忘れられるんですよ」
「カナダ君じゃないんだから」
「けれど実際にそんな立場ですから」
かなりの危機感を感じています。
「僕どうしたらいいんですか?」
「そんなこと言ったら私もよ」
実はウクライナもなのです、この人はこの人で孤立しそうなのです。大変なのはラトビアだけではありません。
第五千百七話 完
2015・9・2
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