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ヘタリア学園

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第五千百一話  孤立は嫌

第五千百一話  孤立は嫌
 ラトビラはリトアニアとエストニアを見て思うのでした。
「僕一人は嫌です」
「なら戻る?」
 そのラトビアのところにベラルーシが来て言ってきました。
「ソ連に」
「・・・・・・遠慮します」
 ラトビアは俯いてベラルーシに答えました。
「それは」
「ならこれからも一人」
「だから一人は嫌です」
 それだけはというのです。
「折角EUに入ったのに」
「そのEUも」
 それもというのです。
「かなりまずい」
「うう、ギリシアさんんどうなるでしょうか」
「どうにもならない」
 誰がどう見てもです。
「だから戻ったら?」
「ですからそれだけは」
 ラトビアにとっては本当にそれだけは、というお話です。あの時のことはこの人にとって暗黒時代ですから。


第五千百一話   完


                         2015・8・30

 
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