オズのカエルマン
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八幕その五
「欲張ったらいけないって」
「それで今も」
「欲を張らないんだね」
「少し我慢すればいいし」
足りないと感じても、というのです。
「だからね」
「少しのものだけで」
「満足するんだね」
「そうなの」
こう言いつつです、ナターシャはハンバーグを食べてからコロッケも食べました、その他の食べものも。そしてなのでした。
皆洋食を奇麗に食べ終えてです、その後は。
アイスクリームも食べました、カルロスはそのバニラのアイスを食べてにこりとしてlこうしたことを言いました。
「最後はね」
「アイスだっていうんだね」
「はい、デザートがないと」
「そしてその中でも」
「今日は気分的にです」
カエルマンに答えるのでした。
「アイスで」
「だからだね」
「最高の気持ちです」
アイスを食べつつ言うのでした。
「これで後は」
「うん、身体を洗ってね」
「そして、ですね」
「歯も磨いてね」
そしてというのです。
「後はね」
「寝るだけですね」
「気持ちよく寝よう」
テントの中でというのです。
「そうしようね」
「朝までぐっすりとですね」
「食べて寝ないと」
それこそというのです。
「身体はもたないよ」
「その通りですよね」
「そう、だから朝まで寝よう」
「そして朝になれば」
その時はというのです。
「出発しましょう」
「朝を食べてね」
こうしたことをお話してでした、皆で洋食を楽しく食べてです。
身体も奇麗にしてそれからじっくりと休んで、でした。
朝はトーストとハムエッグ、それにポテトサラダと牛乳を楽しんででした。それからです。出発してそれからでした。
草原を出ました、ですが草原を出てです。
皆すぐに目の前に思わぬものを見ました、それはといいますと。
「?この場所って」
「そうよね」」
恵梨香は目の前の森を見つつ神宝に答えました。
「木々がね」
「壁になってるね」
紫の木々が壁を作ってなのです、それで。
前が門になっています、そして看板が掲げられていますが。
『迷路の森』
こう書かれています、その看板まで見てです。
神宝は腕を組んで、です。皆に言いました。
「今度は迷路だね」
「そうね、それでここを通らないと」
「先に通れないみたいだね」
「それじゃあ」
恵梨香は神宝に応えながらでした、そして。
少し考えてです、言うのでした。
「中に入るしかないみたいだし」
「迷路だと」
神宝もです、考えてです。
また皆にです、こう言いました。
「ここは皆で一緒に行かないと」
「うん、はぐれたらね」
どうなるかとです、ジョージが神宝に応えました。
ページ上へ戻る