ハイスクールD×D大和の不死鳥
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87ロキ対策会議
◇いのり
悪神ロキとフェンリルに襲われた次の日。 楪家の地下一階の大広間に皆集まっていた。
私達ヤマト眷属とグレモリー眷属+イリナ、アザゼル。バラキエルにヴァーリ、シトリー眷属が集まっている
オーディンとロスヴァイセは別室で本国と連絡を取り合っている。
ロキが日本に来たことはあちらでも大問題になっているそう。
私達はさっそくロキ対策について、話し合いを始めていた。
今回の件は魔王であるサーゼクスも知っていて、堕天使側にも天界にも情報は伝わっている。
オーディンの会談を成就させるために4大勢力が協力して守ることになった。
協力といっても、協力態勢の強いここにいるメンバーで力を合わせてなんとかしろって意味なんだけど。
つまり、ロキを私たちで退けろってこと。
相手は神。だけど、1番厄介なのは奴が連れているフェンリル
生みだしたロキをも凌ぐ能力を有した本物の怪物。封じられる前の二天龍に匹敵するほどの力を持っているらしい。でも………
「フェンリルは俺の半身、アリサ、オレーシャが相手をする。世界を守ってる組織と同じ名前が気にくわん」
「お前らの強さはわかってはいるが三人でフェンリルを相手にするのは無謀だろ!昨日だって………「あんな犬に全力を出すと思いましたか?」なんだと?」
アザゼルの発言に少し怒ったアリサが割り込んできた
「あなたには昨日の戦いで私達が苦戦していたとお思いですか?違います。昨日、私達はフェンリルの力をはかっていました。結果は私とオレーシャ、四割。ヤマトが一割を使えば一人で勝てます。さらにいのりさん・真名さん三割。祭さん、八割、アーシアさん、五割。で十分です。他のヤマト眷属でも全力使わなくても一人で狩れます」
アリサの言ったことは理解できた……でも、アリサ、少しかいかぶりすぎると思うよ?
「わかった。フェンリルについては聖神ヤマトにまかせる。
さて、話はロキ対策のほうに移行する。ロキの対策とフェンリルの基本対策をとある者に訊く予定だ」
「ロキとフェンリルの対策を訊く?」
アザゼルがリアスの言葉にうなずく。
「そう、あいつらに詳しいのがいてな。そいつにご教授してもらうのさ」
「誰ですか?」
匙が挙手して訊く。
「5大龍王の1匹、『 終末 の 大龍 』ミドガルズオルムだ」
「まあ、順当だが、ミドガルズオルムは私達の声に応えるのか?」
ヴァーリの問いにアザゼルは応える。
「二天龍、オーフィス、ファーブニルの力、ヴリトラの力、タンニーンの力で 龍 門 を開く。そこからミドガルズオルムの意識だけ呼び寄せるんだよ。本体は北欧の深海で眠りについているからな」
「なら、俺やいのり、真名や祭の使い魔も使ってくれ。最強種のドラゴンのパラダイスだぞ」
「今のドラゴンだけでも十分だとは思うが、確実性を増すためには呼ぶべきか」
「と言うことだから、いのり、真名、祭、使い魔の機嫌取りよろしくな?」
「…わかった。」
「は~い」
「はい!」
「もしかして、お、俺もですか……? 正直、怪物だらけで気が引けるんですけど……」
匙がおそるおそる意見を言っていた。そういえばヴリトラの神器持っているんだっけ?
「まあ、要素のひとつとして来てもらうだけだ。大方のことは俺たちや二天龍に任せろ。とりあえずタンニーンと連絡が付くまで待っていてくれ。俺はシャムハザと対策について、話してくる。おまえらはそれまで待機。バラキエル、ヴァーリ、付いてきてくれ」
「了解した」
「わかった。」
アザゼルとバラキエル、ヴァーリはそう言って大広間から出て行く。
残されたオカルト研究部と生徒会とヤマト眷属。
「あの、ヤマトさん」
「どうしたのだソーナ・シトリー?」
ソーナさんがヤマトに近づいて真面目な顔で話しかけた。
「ソーナで構いません。折り入ってヤマトさん………聖神ヤマトさまにお願いがあります。」
「こっちもヤマトでいい。でお願いとは?」
「この戦いの後で私と眷属を鍛えてください!」
そう言ってヤマトに頭を下げるソーナさん。これにはリアスさん達グレモリー眷属は驚いていた。
「いいだろう。けど、俺は君やその眷属たちに教えることは無い…そのかわりにリアス・グレモリー達同様の鍛え方になるがかまわないな?」
「はい!夢に近づくために頑張ります」
この後、シトリー眷属は頭脳派最強の眷属となるのは別の話
続く
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