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『過去への旅』

作者:零那
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『ことば』


貴男は言った。

『自由に生きればいい』

けれど、自由なんてモノは何処にも無い。

自由や権利ってのは義務を果たしたモノが得るモノだと。

其の義務ってやつは僕には荷が重かった。

生きてく事すら、もう疲れてる僕に自由も何も無い。

貴男は言った。

『正しいと思ったことはオマエらしく貫け』

けれど、正しいと思ってしてきたこと、今迄は犠牲が必ずつきまとった。

それでも正しいと貴男は言ったけれど、やっぱり犠牲を生む正義は正しくないと...

でも、それでも、どうしても正しいと思った時は...

僕はどうすることが正しいのか解らなくなる...

貴男は今なら何を言ってくれますか?

 
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