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『過去への旅』

作者:零那
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『解毒』


僕達は爪弾きにされては疎まれていた。
そんな僕達はソレを憎んだ。

誰も解ってくれない。
解ってくれようとしない。
見て見ぬ振り。
見る気すら無い。

なのにホラ何かしてるとチラチラチラチラ。
気になって仕方無いのね?
アナタ達には己を貫く勇気さえ無いものね?

僕達に憧れてるとか言ってた君達は内心僕達を見下してた。
そんなこと無いって言ってもソレが事実だから。

だって幸せだから言えることでしょ?

『やりたいようにやってるのはカッコイイ』って...ねぇ?

僕達の誰が、やりたいようにやってるって思ってる?

何ひとつ、思い描いてた日なんて来ないのに。
何ひとつ、やりたいことなんて出来ないのに。

こんなに死に物狂いで生きることに耐えてるのに...

誰にも何も伝わらない。
誰も何ひとつ解ってくれない。

 
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