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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー

作者:Bloo-D
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SAO
朝露の少女
  第30話

 
前書き
^はじまりの街^に向かう辺りまで書きます。アスナ,シリカ,リズベットの面々も登場します。 

 
朝食。ユイには牛乳1杯と小さいパン1つあげた。食べ終えたユイはソファーの上で眠りについた。
因みにキリトとサチは御飯と味噌汁と焼魚。

朝食後、キリトとサチは話し始めた。
サチ『キリト…残酷にも程があるよ。』
キリト『全くだな。』
サチ『あの子、まるで物心つく前の赤ちゃんみたい……。』
キリト『本音を言うなら、ユイが記憶を取り戻すまで面倒を見てあげたいが…そうなると迷宮攻略には出られなくなるし……。』
サチ『……。』
キリトの言葉にサチは黙り込んだ。

キリトとサチは攻略において、重要な存在となっている。
アスナやヒースクリフでさえ、“2人がいなければ攻略はやって行けない。”と言う程。
それから暫し間が空き…、
キリト『とりあえず、出来る事をしよう。おそらく、シリカ辺りなら知っているだろうから、メールで聞いてみよう。』
サチ『それじゃあ念の為に、アスナやリズにも聞いてみる?』
キリト『そうだな、頼む。』
サチ『解った。』
早速2人は、アスナ,シリカ,リズベットの3人にメールを飛ばした。
「今、ユイって女の子を預かっているんだけど、心当たりはない?」
キリトとサチで内容は異なるが、大体こんな内容。

ーーーーーーーーーー

数分後…、
シリカ『へえー、この子がユイちゃん?』
アスナ『随分可愛いわね。』
リズベット『本当本当。』
何故か3人がキリトとサチの家に来た。
メールで聞いた所、3人共“ユイの顔が見たい。”とメールで言い出して今に至る。
因みにユイは未だに眠っている。
アスナ『ねえ、この子って何歳くらいなの?』
アスナは2人に聞いた。
サチ『解らないの。』
キリト『ただ…ユイは俺とサチの事をパパとママと呼んで慕っているんだ。』
アスナの問いに2人は答えた。
リズベット『成る程、パパとママね。もしかして、あんた達の本当の子供なんじゃないかしら?。』
キリト『どういう事だよ?』
リズベットの言葉にキリトは首を傾げた。
リズベット『つまり、夜中に2人で交わって授かった……』
サチ『そんな訳ないでしょ///‼︎』
リズベット『じゃあしてないの、結婚してから?≪ニヤニヤ≫』
サチ『そ、それは……////。』
キリト『……////。』
リズベットが言い終わる前にサチは怒鳴ったが、リズベットの更なる言葉に、2人は頬を赤く染めて黙り込んだ。

読者なら解るだろう。リズベットが言っているのは夫婦の契りを交わしたの事。キリトとサチの反応から察する所、既にヤッた様だ。

これ以上は18禁になるかもしれないので、あえて言いませんが…、
シリカ『////。≪ボンッ‼︎≫』
話を聞いたシリカは顔が真っ赤になった。シリカの年齢は13,4歳くらい、この話を聞くには流石に若すぎた。
一方、アスナは…、
アスナ『⁉︎≪ピシャー‼︎≫』
背後に雷が落ちた。
アスナ『いつヤッたの⁉︎』
ショックを受けたアスナはキリトに詰め寄った。
キリト『え、いや……』
アスナの問いにキリトはタジタジになった。
アスナ『いいから白状なさい‼︎いつヤッたの⁉︎言わなければ殺す‼︎』
キリト『うう……。』
アスナに詰め寄られたキリトは白状した。
ヤッたのは、キリトがサチと結婚して新居に引越した晩、つまり1週程前にサチはキリトに純潔を捧げた(ゲーム内ではあるが)と言う事になる。
アスナ『押し倒したの?』
キリト『あ、ああ……』
アスナからの質問にキリトは白状するしかなかった。仮に白状しなかったらアスナ達3人からフルボッコにされかねない。
サチ『正確には、私から願ってだけど……。』
しかもサチからの願望で、であった。

ーーーーーーーーーー

まあそう言う話は置いといて…、
12:00になると、ユイは目を覚ました。

折角なので、アスナ達3人は昼食を食べて行く事にした。昼食には、サチ特製の激辛タコス。とはいえ、シリカでも食べられる様に辛さは前持って調節してある。
シリカ『辛さを調節してあるとはいえ……』
シリカ『流石に辛いですね。』
アスナ『そうね。』
だがそれでも辛いのか、アスナ達3人は辛さに悶絶していた。
キリト『そうか、俺は大丈夫だけど……』
だが、キリトは平気な様だ。
ユイにはホットケーキを用意した。
が…、ユイはキリト達が食べる激辛タコスに目がいった。
キリト『ユイ…これは凄い辛いんだぞ。』
シリカ『そうだよ、ユイちゃんには……』
リズベット『流石に…ねぇ……』
アスナ『早いと言うか……』
サチ『ユイちゃん、ホットケーキの方を食べて。』
キリト達は慌て出した。
実はこの激辛タコス、以前サチがヒースクリフに差入れした時、ヒースクリフはあまりの辛さに悶絶して2,3日程寝込んだ事がある。
とはいえ、その時のタコスは辛さが調節してなかった方のタコス。
今回のはそれ程ではないが、アスナ達が悶絶する程の代物。下手をすれば味覚破壊は免れない。
ユイ『……、パパと同じのがいい。』
『『『『えっ⁉︎』』』』
ユイの言葉を聞いたキリトを除いたみんなが驚いた。
キリト『そうか、ならいいだろう。』
そう言ったキリトはタコスをユイに渡した。
ユイ『はむっ、モグモグ……。』
ユイはタコスにかぶりついた。キリト達は心配そうにユイを見守る。
ユイ『美味しい。』
ユイは笑顔で言った。それを聞いたキリト達は安堵した。

リズベット『ほお〜、中々根性がありますな〜〜。』
シリカ『凄いねユイちゃん。』
アスナ『えらいわねユイちゃん。』
サチ『本当だよユイちゃん。』
キリト『俺はお前を誇りに思うぞ、ユイ。』
キリト達はユイは褒め讃えた。昼食を摂り終えた後、ユイは再び眠りについた。

ーーーーーーーーーー

一方キリト達は、ユイについて話し始めた。
サチ『本題に移るけど、アスナ達はユイちゃんについて、何か知っている?。』
アスナ『ううん。』
リズベット『知らない。』
シリカ『ゴメンなさい。』
キリト『そうか。』
サチはアスナ達に聞いたが、3人はユイに関して知らない様だ。

アスナ『キリト君達はどうするの?』
アスナはキリトとサチに聞いた。
キリト『とりあえず、ユイが目を覚ましたら^はじたりの街^に向かう。発見した時からあの姿だったから、おそらく^はじまりの街^に親か保護者とずっといた筈だから。』
アスナ『そう。』
キリトの答えにアスナは納得した。
シリカ『でも、気を付けて下さいね。』
リズベット『あそこは<軍>のテリトリーだから。』
サチ『解ってる、いつでも武装出来る様に準備してから向かうから。』
リズベット『そう、なら安心ね。』
シリカとリズベットは注意する様に言ったが、サチの言葉を聞いて安心した。

以前紹介しましたが、<軍>というのは、SAO最大のギルド<アインクラッド解放軍>の事。^はじまりの街^を本拠地としている為、並のプレイヤーは滅多な理由がなければ一切立ち入らない。
話し合いが終わった後、アスナ達は帰って行った。

その頃になると、ユイは目を覚ました。
ユイが目を覚ましたのを確認したキリトとサチは、ユイに少女用のセーターを着せると、ユイを連れて転移門から^はじまりの街^へ向かった。 
 

 
後書き
今回はここまで。次回作は早ければ、今週半ば辺りに公開の予定で行きます。 
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